ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

読書 2017/04

5月 9th, 2017 by PureJyam


珍しくコンスタントに読書している。4月も4冊だヽ(´▽`)/

ばらばら死体の夜」 桜庭一樹
いかにも桜庭一樹っぽい男と女の物語。借金で身動きできなくなり隠れるように住む女。極貧の青春時代から玉の輿に乗った男。どちらも金の呪縛から逃れられずに堕ちていく。帯にサスペンスとか書いてあるけど、そういうお話じゃないよね・・・

貘の檻」 道尾秀介
32年前に父に殺されたはずの女が、目の前で列車に飛び込んだ。という出だしはなかなかインパクトがあるが、全体的にはまとまりのよいミステリー。子どもの頃に知っていた女を32年後に識別できるのか?というのと、飛び込み自殺しただけの女をマスコミが大々的に扱うのか?というとこにひっかかって、あまり入り込めなかった。

銀河に口笛」 朱川湊人
ノスタルジックなファンタジーとしてはよくできてるんだけど、お話はまぁ特に面白くもない。大分前に一度途中まで読んで放置していた。主人公がほぼ同世代なので、これでもかと投入されるテレビ番組や製品名は全て懐かしい。しかし、無意味に挿入されるそれらはもはや懐かしさの押し売りなんだよね。こういうのを書けば売れるからとでも編集にごり押しされたのかね。

赤々煉恋」 朱川湊人
上と同じ作者とは思えないほど作風が違うダークな短編集。こういうのも書く人なんですねぇととっても感心。救いがありそうでほとんどない物語ばかりでなかなかよいです。こっち系のやつをもっと読んでみたいっすね。

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