続荒野の用心棒
「荒野の用心棒」を買ったのでやはり「続荒野の用心棒」も買わなければと思ったわけではないが、ブルーレイを買ってしまう。
マカロニウェスタン好きなので、しょうがない(^^;)
もっとも、「続荒野の用心棒」といいながらも、内容は何の関係もない。主人公が同じわけでもなければ俳優も違うし監督すら別人だ。
そもそも原題は「ジャンゴ」なのである。「荒野の用心棒」のヒットにあやかりたかったあさはかな配給会社が何も考えずに付けたんだろうけど。まぁ「ジャンゴ」じゃヒットしそうにないものねぇ。
多分テレビ放映のときに見ていると思うのだが、内容は全く憶えてない。棺桶に機関銃を入れてるということだけは知っているのだが、見たから知っているのか、別なところで知ったのかも記憶にない・・・
主演のフランコ・ネロはいろいろな映画に出ているようだが、これが一番のヒット作だったのかこれ以外ではあまり名前を聞かない。
イーストウッドは飄々とした雰囲気があるが、フランコ・ネロはちょっと影がある感じ。
冒頭からいきなり棺桶を引きづって登場する男には合っているかもしれない。
「荒野の用心棒」にしろ「夕陽のガンマン」にしろ、セルジオ・レオーネの映画には台詞回しにユーモアが感じられるのだが、この「続荒野の用心棒」にはそういうのがあまり感じられない。つまらないわけじゃないが、微妙に暗いんだよね。
特に「荒野の用心棒」では殺されなかった酒場の親父が、こっちでは殺されちゃう展開なのがどうもひっかかる。
悪役の悪役ぶりを強調する効果はあるのかもしれないが、ちと可哀相だ。
日本語吹き替えは小林清志なのだけど、どうにこうにも次元が被ってきてしまってしっくりこない。
イーストウッドの山田康雄はルパンが被らないんだけどねぇ。
あと「荒野の用心棒」のときも書いたけど、これも吹き替えの翻訳がいまひとつだ。
字幕の方の翻訳がほんとに正しいのかもわからないから間違っているともいえないのだけど、なんつーかセンスがないんだよね(>_<)