ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン

3月 4th, 2023 by PureJyam

「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」 1980
原作、脚本・監督ともにウィリアム・ピーター・ブラッディ。あの「エクソシスト」の原作者である。出演はステイシー・キーチ、スコット・ウィルソン。他に「エクソシスト」で神父役をしていたジェイソン・ミラーも出ている。
ベトナム戦争末期、精神に異常をきたした兵士が多発、軍は人里離れた古城を収容所として彼らを収容していた。ある日、そこに新任の精神科医が着任する。収容者のひとりである元宇宙飛行士のカットショウは、やたらと精神科医に絡み始めるが・・・。
原題は「The Ninth Configuration」直訳すると「第9の形状?」といった感じだが、どこかからの引用なのかなんらかの暗喩なのか全くわからなかった。ちなみに原作本の邦題は「センター18」で、これは収容所の名称なのでわかりやすい。映画の邦題である「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」は全く違うが日本で勝手に付けられたわけではないようだ。ウィリアム・ピーター・ブラッディはこのタイトルの小説を以前に書いていて、原作はそれを改稿、改題したものなのである。で、映画が最初に公開されたときに全く客が入らなかったため、その後の再上映時に原作の旧タイトルである「トゥインクル~」が使われたらしい。
とにかく分類に困る映画である。カルト映画としか形容できない。前半、精神病棟のいかれた連中のいかれた日常が描かれるので、そのまま反戦を戯画化した感じの映画なのかと思ったのだが、そもそも軍がなんらかの実験的治療を行っている施設ということで、徐々に微妙な匂わせ描写がちらほら出てくることに気づく。
もしかして主人公の精神科医がやがて患者側に取り込まれて、狂気と正常の区別ができなくなってくるような展開か?という風にも見ていたが、やられた。
ネタバレは避けるが、なるほどそっちに行くかという展開にちょっと衝撃を受けた。
感情の薄そうな精神科医と土壇場で月に行くことを拒んで収容されたカットショウとのやりとりがよい。これは二人の友情の物語でもあるのだ。

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