ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

アトミック・ブロンド

5月 16th, 2020 by PureJyam

話はまたブルーレイに戻って、本日も2枚。あれ以来プロジェクターはちゃんと動作している。いったい何が悪かったのだろう。せめてもあと2,3年は持ってもらいたいところだ。

「ブリット」1968
言わずと知れたスティーブ・マックイーンの主演作。1970年代の作品かと思っていたのだが、実際は1968年ともう50年以上前の映画なんだねぇ。サンフランシスコを舞台に、ブリット警部?警部補?の活躍を描くアクション物だ。とにかくマックイーンがかっこよい。単に歩いているだけでも絵になるね。サンフランシスコの坂を爆走するカーチェイスが有名だが、見応えがあってすごい。特に坂の多い街中でのカーチェイスは目を離せない感じ。やはりロサンゼルスでなければGTA5の影響をあまり受けないのかもしれないな(^^;)
50年前なので、携帯もなければメールもなく写真を送ってもらうのにアナログ電話回線を使った伝送を使ってるとこがなんとも時代を感じさせる。逆に無線もないので、同僚の刑事と犯人を追っていてもうまく連携できないとこが、サスペンスを盛り上げる結果になっているのがなんとも面白い。それにしてもロバート・ボーンはいやな政治家役がはまる役者だよね。
マックイーンの吹き替えは内海賢二。マックイーンは宮部昭夫がやる場合もあるが、個人的にはどちらがいいともいいかねる。どちらもよいのだ。テレビ放映時にカットされた部分は新規に代役の人がやっているようだが、あまり内海さんに似ていなくて違和感ばりばりなのが残念。

「アトミック・ブロンド」 2017
シャーリーズ・セロン主演のスパイ映画。1989年のベルリンの壁崩壊間際の東西ベルリンを舞台に007並みの腕利きスパイであるMI6のシャーリーズ・セロンがKGBやらCIAやらが入り乱れた敵も味方もわからないような状況で、重要機密のリストを追う。といったお話だが、いい感じに面白い。シャーリーズ・セロンがとにかくかっこよい。「ブリット」も主演の魅力で持っているような映画だが、この作品もまた主演がはまっている。格闘シーンがやたらとリアルで凄まじい。普通の映画だと主役が2,3発殴っただけで敵がのびてしまうのが普通だが、この作品では全くそんなことはなく、ナイフで刺しまくったくらいじゃ簡単に諦めない。考えてみれば敵もそれなりに格闘の訓練を受けているのだから、ちょっとやそっとじゃやっつけられないんだよね。その辺をちゃんと描写しているのがよいね。特に途中の格闘シーンはかなりの長丁場をワンカットで撮るという無茶をやっていて、当然そこではスタントマンが代役をやるわけにもいかないので、全てシャーリーズ・セロンがこなしていて、もうほんとにすごい。
銃撃戦はあまりないのだが、銃の撃ち方がなんか「ジョン・ウィック」っぽいなぁと思ったら同じ監督だった。騙し合いのストーリーでいろんな陣営の人物が錯綜するので、若干わかりにくいのが難点かな。音楽は1980年代のものをふんだんに使っていて雰囲気を出しているが、作品とマッチしているかというと微妙な場合もあって、まぁ良し悪しですかねぇ。

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