劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉
前作を見たのは、もう7年も前のことだ。公開は前年の10月だったが、様子をうかがっているうちに結局見に行けなかったので、ブルーレイでの初鑑賞だった。
でもって、まさかの新作の制作発表である。本編放映からの10周年ということで、劇場版の廉価版ボックスの発売とかイベントとかいろいろやっていたが、新作作るとは思わなかった。
前作、「叛逆の物語」の正統続編とあえて言っているのは、その後出た「マギアレコード」とかの外伝とは違うということを強調するためだろうか。
それにしてもここにきて続編というのは驚きだ。まぁ「叛逆の物語」自体、確かに続きがあってもおかしくはない終わり方だったことは確かだが、あの続きをどう物語にしてまとめるのか。
何もよりもスタッフがほぼ続投しているのが吉報であろう。ヒット作の続編とかいうと、どういうわけか功労者の監督や脚本家が差し替えられてしまうという事象が多々発生することがあるので、そうならなかったことは幸いだ。特に脚本をまた虚淵玄が担当するというのが、一番のポイント。とにかく「叛逆の物語」の展開には驚かされたからねぇ。
気になるのは、サブタイトルの「ワルプルギスの廻天」だ。最強の魔女であったワルプルギスも円環の理により魔女になる前に消滅したはずなのである。それをあえてまた登場させようというところにどんな意図が隠されているのか。そしてインキュベーター。キュウベェ一族があんなことで諦めるわけがないので、恐らく今作でも何らかの仕掛けを施してくるはずである。そうするとワルプルギスはキュウベェの起死回生の駒なのか?うーむ。考えれば考えるほどわからなくなってくる。とにかく早く見たいものだ。
ほむらが望んだまどかとキャッキャウフフできる世界で安穏の過ごすほむらの前にやがてワルプルギスとなる魔法少女が転校してきて・・みたいな感じなのだろうか。
あるいは、最初はほむらもまどかも出てこず、あたかも違う世界の魔法少女たちの物語が描かれているかのようにみせておいて・・とかね(^^;)