ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ゴジラ S.P<シンギュラポイント>

5月 11th, 2021 by PureJyam

いずれ7月頃になれば、まとめのエントリーを上げる予定ではあるのだが、ちょうど半分終わったところで、どうしても触れておきたい春アニメ「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」

脚本と演出のどちらもがすごいと、見た瞬間から引き込まれて気が付くと終わっている。ごくまれにそんな作品に出合うが、まさにこいつがそれ。
脚本が円城塔であるということは以前に多分ネットかなんかで見ていたので、SFよりのゴジラなのかと予想していた。SF的ゴジラというと、劇場版アニメの「GODZILLA 怪獣惑星」の3部作があったが、こちらの舞台は2030年という近未来ではあるものの街並みは現在とほぼ変わらず、導入部ではまだSF感はあまり出ていなかった。ただ6話まで来るとその濃度はかなり上がってきているように感じる。宇宙船が出るわけでもなく、何万年もの年月が流れているわけでもないが、小出しにされる謎がいちいちSFっぽくてわくわくするのだ。しかし半分が終わった時点でまだあのゴジラは姿を現していない。どちらかというとクジラのように見える海洋生物が登場すると、あのゴジラのテーマ曲が流れるので、もしかすると「シン・ゴジラ」のようにそいつが進化してゴジラになるのかもしれないが、まぁ何とも言えないところだ。

特定の誰かの視点を中心に描くというよりは、意外と多い登場人物たちのそれぞれの視点を切り替えつつ話が進む。その切り替えのテンポが結構早いのが、個人的にはとても気に入っている。
主人公は神野銘という理系の院生と、何故か町工場で働いている天才プログラマーの有川ユンの2人だが、2人はメッセンジャーでやりとりすることはあっても現時点では実際に一緒に行動することはない。いまのことろ完全に別々に動いていて接点が少ない。放映以前にキャラクターデザインを見たとき、メイン主人公が有川ユンで、神野銘はどちらかというボケ役のポジションなのかと思っていた。実際には有川はあまり感情を表に出すようなタイプではないもののわりと無鉄砲に怪獣に立ち向かっていくいかにも主人公的な役回りだったが、メイン主人公はどちらかというと神野銘の方で、しかも彼女は天然ではあるもののまさに天才といってもいいくらいの才女だったのがちと意外。見た目は完全にアラレちゃんが成長したみたいな感じなのだけどね。

監督の高橋敦史という人は、以前に「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」というやつの監督をやっていたということだったので、ちょっと見てみたかったのだが、残念ながらAmazonPrimeでは配信していなかった。どうもNETFLIXでは見られるようなのだけど、解約しちゃったしねぇ。あと「青の祓魔師」の劇場版というのもやっていたようで、そっちはAmazonでも見られるので、みてみようかな。


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