ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ICHI THE KILLER

8月 2nd, 2021 by PureJyam

今回は全く関連性を見いだせない2枚。

「殺し屋1」 2001
1と呼ばれる殺し屋と顔に大きな切り傷を持つヤクザの物語。監督は三池崇史、浅野忠信がヤクザを大森南朋が殺し屋を演じている。スプラッター映画並みの血まみれ映画である。タイトルが「ICHI THE KILLER」になっているのは、北米版ブルーレイだからだ。日本ではDVDしか出ていなくて、かつ新品が出回ってない。三池監督は海外ではわりと評価が高いので、アメリカではちゃんとブルーレイが出てるんだよね。相変わらず日本の映画会社はどうしようもない。もっとも内容が内容だけに、今更ブルーレイ化も難しいのかも。
1は元いじめられっ子だが、感情が昂ぶると超人的な強さで踵に仕込んだ刃物で両断する殺し屋で暴力を受ける人間を見ると興奮するSであり、浅野演じる安生組の垣原を狙うことになる。垣原は拷問されることも厭わないMであるが、他人に拷問することも好きなド変態だ。なので、1に狙われていることを知りながら邂逅を心待ちにしてたりする。
原作は山本英夫の漫画だが、10巻に及ぶ内容を2時間にまとめているせいか原作からかなり改変されており、登場人物も基本的な人物像は同じだが、原作のイメージを再現することにはこだわってはいない。そのせいか原作ファンにはあまり評判がよくないようだ。ただ映画だけ見る分には浅野も大森も極端な人物をよく演じていて特に浅野のインパクトがすごい。パッケージ写真が彼なので、彼が1なのかと思って見始めたら、狙われる側だった。
ストーリーは説明が極端に省かれているので、原作未読だとひどくわかりにくいが、一応原作がある分以前見た「極道大戦争」よりはまとまっていて破綻は避けられており悪くない。
1を操るジジイという役にシン・ゴジラでも異彩を放っていた塚本晋也が出ているが、ここでもいい感じな存在感を出していて素晴らしい。彼が監督した「鉄男」は評価は高いが個人的にはあまり乗れなかったのだけど、役者としてはとても好きだ。

「ファントムオブパラダイス」 1974
ブライアン・デ・パルマ監督のカルト映画。オペラ座の怪人をベースにロックミュージカルに仕立て上げたもの。作曲家のウィンスローが、ロックの大立者であるスワンに曲をだまし取られ、あげくに無実の罪で投獄されしまう。ウィンスローは復讐のため脱獄し、スワンの経営するデスレコードに殴りこむが、レコードのプレス機に顔を挟まれて顔面崩壊。その後はマスクを被ってスワンに嫌がらせを行うが、言い包められて契約書にサインしてしまう。しかし、悪魔のようなスワンにまた騙されて・・。というようなお話だが、そもそもオペラ座の怪人を見たことがないので、どのあたりがどうオマージュされているかもよくわからない。映画内の曲はポール・ウィリアムズが担当していて、どれもとてもよい。ポール・ウィリアムズは役者としてもスワンを演じており、独特の風貌がなかなかいい味を出している。一目見て、すぐにポール・ウィリアムズだとわかったのだが、なんで彼を知ってたんだろうと考えてみたら、彼は「最後の猿の惑星」にも出ていて、それは昔映画館で見てそのパンフレットに載っていたからだった。
カルト映画と呼ばれるだけあって、一部の人間に熱狂的に支持されているが、個人的にはまぁさほど感じるところはなかった。そもそもミュージカルがあまり体質に合わないのかもしれない。よくある突然歌い出すのが不自然なので嫌だということはないのだけど。恋愛映画が趣味じゃないのと同じようにミュージカルという形式がどうにも趣味じゃないのだな。曲自体はとてもいいと思うのだけど、映画としてはつぎはぎされたPVの羅列にしか見えないんだよね。

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