ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ゼルダの伝説スカイウォードソードHD その2

8月 16th, 2021 by PureJyam

一応エンディングまでは到達。大体48時間くらい。うーん評価が難しいゲームだった。兎にも角にもJoy-Conの操作が全てという感じ。Joy-Conでの感覚的操作はとてもよかった、反面誤動作があったときのストレスが半端ない。いいときはいいのだけど、ちゃんと動かしているのに思ったように動かないという場合、ほんとにイラつくのだ。Wii版をやっていないのでなんとも言えないが、多分Wiiリモコンでの操作の方がもうちょっとましだったような気はしている。Wiiリモコンはモニター上部に付けたセンサーバーというのを利用してモーションを検知していたので、プレーヤーの正面という位置を常に把握できていた。しかしJoy-ConはJoy-con自体のセンサーでモーションをトラッキングするため、正面位置がどんどんずれていってしまうのだ。なのでずれたと思ったらJoy-Conをモニターに向けてボタンを押して位置調整をする必要がある。これを怠ると誤動作が多くなってしまう。しかしフィールドやダンジョンの攻略時はちょっとしたときに調整を入れられるが、ボス戦とかだとどうしても調整を忘れてしまうことも多く。そんでもって誤動作ででうまく動かせなくてやられてしまうと、もうほんと止めたくなるくらいやる気がなくなる。Joy-Conでの操作が面白さを生んでいるのは認めるが、同時につまらなさも生み出していて、なんとも評価しづらい。

じゃあプロコンで操作すれば解決かというとそんなこともなく、そもそもWiiリモコン用のゲームとしてデザインされているものを通常のコントローラーに無理やり操作を当てはめていることで、かなり無理のある操作性になってしまっていて、特に剣での攻撃などは慣れればなんとかなりそうではあるが、無理してこちらを使うよりは多少の誤動作には目を瞑ってJoy-Conの方を使った方がましという感じだった。

いろんな道具を駆使してのダンジョン攻略は、いかにもゼルダという風でとてもよかったのだけど、肝心のストーリーはというと、なんというか、あまり内容がない。ゼルダシリーズにおける最初期の物語として、重要なことが述べられているのは確かなのだけど、セリフで語られる一つ一つの要素が物語にうまく組み込まれていない。~だからここへ行け。~だからこれを集めろ。~だからこれを取ってこい。の繰り返ししかないのである。指示に従ってダンジョンに行って、ギミックを解いて、ボスと戦闘して、というのを繰り返すだけなのだ。これをストーリーとは言わない。
まぁ大抵のRPGはそんなものだろうと言うこともできるが、普通のRPGであれば赴いた先で誰かと接触してなんらかのストーリーが生じるものだ。そこで新たな情報やアイテムを手に入れて次の場所を目指すみたいな感じ。しかしこのゲームではストーリーを担う登場人物が極端に少ない。空のスカイロフトではゼルダの父とライバルのバド、地上では封印の地にいる婆と女神の手下のインパ、くらいなものなのだ。しかも彼らはバドを除けば、単にメインの行先を示唆するだけでなんらかのストーリーを生じさせるわけでもない。スカイロフトや地上の各エリアにいる多くの住人もセリフはあるもののほぼ村人状態でサブクエストには関わるが、メインストーリーを肉付けするような立場の登場人物はいない。唯一バドとのからみがストーリーを生んでいるが、そういう登場人物をもっと多く配置すべきだったのではなかろうか。特にインパなぞはもっと主人公と接触を多くすればストーリーが膨らんだはずなのに、からみが少なすぎてもったいないにも程がある。
まぁ全体の容量の制限もあってアクションゲームとしての要素とストーリーの肉付けの要素のどちらを取るかというのはどちらも入れたいと考える制作者にとってかなり難しい判断なのだろうとは思うけどね。

今作では終始主人公にくっついてくるファイとかいう妖精みたいな存在がいるのだが、恐らくこの存在は「ドラゴンクエストⅨ」におけるギャル妖精と同じ目的を持っていると思われる。ようするに主人公と登場人物を絡ませない代わりにストーリーのナビゲーションをこいつにやらせているわけだ。それはそれでよいのだけど、こいつのキャラ付けがよくわからない。世界観と合っているとは思えないAIのようなシステム口調でしか話さないし、そんなこと聞くまでもないよというようなときだけ飛び出してきて無用のアドバイスをするだけ。あっちへいけとかこっちへいけとか言ってくれるのはよいが、とにかく味気ない。「原神」のパイモンとまではいかないにしてももうちょっと人間らしいやりとりがあれば愛着もわいたのだろうが、最初から最後までなんなのこいつとしか思えなかった。

文句ばかり書いてはいますが、ゲームとしては面白かったですよ。周回するかと問われればやりませんけどね(-_-;)
いずれにせよ、このあとに出したブレスオブザワイルドが名作になったので、まぁこれはこれでよかったんじゃないでしょうか。

Posted in ゲーム

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