童夢
1月 26th, 2022 by PureJyam
大友克洋全集というのが刊行された。第1回の配本は言わずと知れた「童夢」である。全集としては8巻目にあたるらしいので、表紙には8と書かれている。全集というだけあって、漫画だけでなく監督した映画の絵コンテとかシナリオも含んでいて、サイトを見る限り35巻まであるっぽい。全巻揃えるというような気はさらさらないのだが、漫画だけでも買っておきたいとは思っている。
写真の左のやつは1983年発行のやつで、さすがに40年も経つと紙がかなり黄ばんでしまっていて、いかにも古本という趣になってしまった。まぁそれもあって全集版も買ってしまったのだけどね。
全集版は一回り大きくなって、ビニール製のカバーがかけられており高級感はある。値段が3倍以上になっているのだから、いっそハードカバーにしてもよかったんじゃないかとも思うけどね。
表紙のデザインについては、好みが分かれるところかなぁ。わたしの趣味には合わないが、悪い出来ではない。
「童夢」は、単行本になるときにかなりの加筆と修正がなされていて、雑誌に掲載された最終版のラストと展開が変わってるんだよね。そのときの雑誌を買おうかどうしようかかなり迷ったのでよく覚えいる。ただ、単行本化されるということだったので、雑誌の方は買わなくてもいいんじゃないかと思って見送ってしまった。当時は学生で金もなかったしね。で、単行本を買ってみたら、あれ?話変わってないか?と。「童夢」を読むたびに、あのとき買っておけばなぁと思い出す。