ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

KILL BILL

6月 11th, 2022 by PureJyam

日本版は絶版らしく手に入らないので、仕方なく北米版である。確証はなかったもののAmazonのレビューに日本語字幕ありと書かれていたのを信じて買ってみた。幸いなことにちゃんと日本語字幕付きだったので助かる。しかもVOL1とVOL2のワンパックというのもよかった。

「KILL BILL VOL1」 2003
クエンティン・タランティーノ監督の有名作品。公開当時栗山千明が女子高生の殺し屋役で出ているというので結構話題になった。主演はユマ・サーマン。
妊娠したことで足を洗い、テキサスの田舎で一般人と結婚しようとしていたユマ・サーマンは組織のボスであるビルに見つかり、半殺しの上頭を撃たれる。しかし九死に一生を得て命拾いしたもののその後4年間昏睡状態にあった。そして目覚めた彼女は自分の殺しに関わった4人の殺し屋たちとビルに復讐を開始する。
と、まぁB級アクション感満載、タランティーノの趣味満載といった感じの一品。VOL1でのメインターゲットがルーシー・リュー演じる日本のヤクザ親分ということもあり、栗山千明だけでなく日本人の役者が多く登場する。ユマ・サーマンに日本刀を授ける鍛冶師の服部半蔵を千葉真一、他にも國村隼、麿赤児、北村一輝らがいる。
主人公が日本刀使いで、アクションでは容赦なく手や足が飛び、血みどろの戦いなのが、なんともB級っぽくてよい。親分との一騎打ちは雪の庭園で、このあたりはタランティーノ監督がファンである梶芽衣子主演の「修羅雪姫」をかなりオマージュしているらしい。エンディングでも梶芽衣子の歌う「怨み節」が流れる。
ルーシー・リューの子供の頃のエピソード部分はアニメで描かれているが、劇画タッチの絵がなかなか好みである。

「KILL BILL VOL2」 2004
続編というわけではなく、長くなりすぎたので2分割しての公開となったらしい。VOL1では大人数を相手の大立ち回りがあって派手だったが、VOL2では1対1のアクションが多く、こじんまりとした印象。また、VOL1では千葉真一が日本刀を授ける師匠としての立ち位置だったが、VOL2では回想の中で中国武術の達人に弟子入りしていて、アクションも武術寄りになっている。
残り2人の殺し屋を片付け、ボスであるビルとの対決に向かうユマ・サーマンだが、意外な人物が彼女を待っていた・・・
VOL1では顔を見せなかったビルが、ここでようやく登場。演じているのはデビッド・キャラダイン。優し気な表情と裏腹に隙のない強敵感が漂っている。主人公の名前もVOL1ではピー音で消されていたがVOL2で明らかになるが、そこにどういう意味があるのは不明。ストーリー的になにかの伏線のためだったわけでもなさそうなのだよね。
VOL2でもいろいろオマージュされいてるようだが、元ネタがわからない。エンディングにはVOL1と同様梶芽衣子の「怨み節」が流れる。
ハッピーエンドなのがとてもよい。

Posted in 映画

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