ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

THE BATMAN

5月 14th, 2023 by PureJyam

「THE BATMAN -ザ・バットマン-」 2022
監督はマット・リーヴス、主演はロバート・パティンソン。クリストファー・ノーラン監督のダークナイト3部作に続く新バットマンシリーズのバットバースの1作目という位置づけである。
いつものゴッサムシティ。ある日市長を皮切りに市の重要人物が惨殺される事件が相次いだ。そして犯行現場にはいつもバットマン宛のなぞなぞが残されていた。バットマンはゴードン警部補とともにその謎を追う。
前シリーズに比べるとかなり暗く陰鬱なイメージが強い。時系列的にかなり初期のお話らしく、バットマンは正義の味方として認知されておらず勝手に悪人と戦うコスプレ男みたいな扱いだ。事件自体も派手なものではなくサイコパスによる連続殺人事件で、全体的にバットマンによる探偵物みたいな雰囲気。アクションシーンも格闘と銃撃が中心であり、「ダークナイトライジング」であったようなど派手なものはない。ただ見せ方のセンスがよくスタイリッシュではある。後半の取ってつけたようなパニック展開はいまひとつだったが・・・。
前作のバットマンの中の人は、できる若き実業家風であったが、新バットマンのロバート・パティンソンは、世の中に背を向けて引きこもる神経質そうな若い富豪という風で、かなりイメージが変わっているが、これはこれで悪くない。リドラー、ペンギン等のおなじみの悪役たちも変なメイクをしてるわけでなく、普通の人間として登場するので、バットマンが出てくる以外は普通のクライムサスペンスみたいな映画になっているのが逆に面白い。
また使用楽曲で、ニルヴァーナの「Something In The Way」を多用しているが、この曲はほんと映画にあっていて素晴らしい。
ノーラン監督のダークナイト3部作は、結局2作目の「ダークナイト」以外はたいしたことがなかったが、今度のシリーズはどうなるだろう。今作の雰囲気を2作目以降も持続できればいい感じなのではという気はする。

Posted in 映画

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