ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

殺しの分け前/ポイント・ブランク

8月 17th, 2023 by PureJyam

「殺しの分け前/ポイント・ブランク」 1967
監督がジョン・ブアマン、主演がリー・マーヴィンのクライムアクション。
友人に何かの取引現場を襲うことを誘われ金を強奪するが、裏切られて金を持ち逃げされる。そして一緒にいた妻も友人と逃げてしまった。かろうじて生き延びた男は復讐を開始する。
ストーリーは単純な復讐劇なわけなのだが、どうにもわかりにくい。というかいまひとつ主人公に感情移入できないのだよね。
まぁ裏切った友人に復讐するのはわかる。ただ物語はそこでは終わらず、友人が金を上納した組織のボスまで襲おうとするのがよくわからない。強奪した金を取り戻したいらしいのだけど、そこまでして金にこだわる心理がどうも説明不足でよくわからない。そもそも自分の金でもないし、強奪自体友人の誘いだったので、自身が金に困ってるわけでもなさそうなのだよね。
普通この状況で復讐といったら、裏切った友人を殺して終わりじゃないの?と思うのだが、主人公はどちらかというと、友人の死よりも金にしか興味がなさそうに見える。で、その理由がよくわからないのが、感情移入を阻害する要因なのかもしれない。
ジョン・ブアマンは好きな監督だし、凝ったカメラアングルも悪くない。リー・マーヴィンも渋くてかっこよいのだが、どうにも波長が合わなかったのだよねぇ。

Posted in 映画

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