ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

どぶ鼠作戦

6月 3rd, 2025 by PureJyam

「どぶ鼠作戦」 1962
監督・脚本、岡本喜八。主演、佐藤允、加山雄三の戦争アクション。ということで、独立愚連隊シリーズの3作目である。シリーズ自体はこの後も続くのだが、岡本監督作品としてはこれが最後のものとなる。もっともこれには異論もあり、1965年の「血と砂」を同シリーズに入れるのなら、最後はそちらになる。
敵に囚われた新任参謀の救出を請け負った特務隊の隊長である佐藤は、軍法会議にかけられるために護送中のはみ出し者の兵隊を連れて出発する。
同じ舞台と似たような登場人物というシリーズでありながら、3作全てで全然異なるストーリーを描いているのはすごい。安易に同じ主人公を使わなかったのがよかったのだろう。主人公が同じだとどうしてもマンネリ化してしまうからね。
今作では1作目で主人公だった佐藤允は2作目では加山の補佐役といった感じだったが、今作では主人公に返り咲き。2作目で登場した加山雄三は今作では正体不明の食えないはみ出し一等兵で観客を翻弄している。前2作でいい感じの役だった中谷一郎は今作ではあまり台詞もなく、初登場の田中邦衛と共に完全に端役になってしまっていたのが残念。
前作ではコメディ要素が多めだったが、今作では抑えめで、ストーリー重視という印象。ただ、佐藤の役回りがわかりにくい。どういう経歴からどういうふうに特務隊隊長になったのかがわからないし特務隊という組織自体もなにをする組織なのかがわからない。そもそも日本人なのか中国人なのかも不明だ。このシリーズでは中国人役も日本人の役者が演じているので、区別がつきにくいのだよね。部下に中国人がいるので、元々中国人だが日本に協力している立場なのか、元々は日本の軍人だが、特務隊ということで中国人の協力者を募っているのか、でも白虎とも呼ばれているので、やっぱり中国人なのか・・・全然わからんかった。別にどっちでもストーリーにはあまり影響はないのでいいんだけどね。

Posted in 映画

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