ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

4月 17th, 2022 by PureJyam

「エルデンリング」も一段落したので、ブログの方も早急に通常営業に戻さないといけません。ということで、たまったブルーレイの消化。

「007 NO TIME TO DIE」 2021
てっきり前作の「スペクター」で終わりかと思っていたダニエル・グレイグ版ボンドの最新にして本当の最終作。2006年の「カジノロワイヤル」から15年も続いたのはすごいね。もっとも作品数としては5作で、それほど多いわけではなく、今作と前作の間が6年空いてしまったせいでもあるのですけど。
前作のアバンはとてつもないインパクトでしたが、今作は控えめ。もちろん普通の映画に比べれば金がかかっている分アクションはすごいんだけど、よくできたカーチェイス以上でも以下でもない感じ。アバンだけでなく映画全体がそんな感じです。ただストーリー自体はまとまっていて前作のようなブツギれ感はない。
悪役のラミ・マレックは、サイコパス的不気味さを醸し出していてよかったが、ラスボスなためか登場シーンが少ないのが残念。007ではよく中ボス的なキャラが複数登場してボンドの前に立ちふさがることが多いが今作ではそのあたりが弱い気がする。
グレイグ-ボンドの最終作ということで、ある意味特殊エンドであり、いままでの007シリーズとは一線を画している終わり方だったのが驚き。なんというかそれをやっちゃうのかという感想だった。「カジノロワイヤル」から始まるグレイグ-ボンドの物語としては多分これが正解なのだろうが、個人的にはあまり気に入ってはいないかなぁ。
まぁグレイグ-ボンドのシリーズ自体、かつての007シリーズとはかなり雰囲気が変わっていて、それはそれで別な面白さを出してはいるのだけど、やはり恋愛要素マシマシなところは趣味ではないなぁ。ダニエル・グレイグのボンドはとても好きなんだけどね。
見始めて失敗したと思ったのは、前作を見直してから見るべきだったなというとこ。なにせ「スペクター」を見たのが6年前なので、登場人物をすっかり忘れてしまっていて、一番重要なボンドの恋人について、こいつ誰だっけ感がずっとぬぐえなかった。
今作で一番よかったのは、キューバでグレイグをサポートする現地エージェント役のアナ・デ・アルマスという女優さん。初めての重大任務で舞い上がっている新人エージェントで、間抜けたボケ役かと思いきや、やたらと切れのあるアクションを見せてくれる。すげーかっこいい。
さて、007の次回作は果たしてどうなるんでしょうかね。だれがボンド役になってもいろいろ言われるんだろうな。


Posted in 映画

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