ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

殺しの烙印

6月 15th, 2022 by PureJyam

「殺しの烙印」 1967
またまた、大和屋竺関連で引っ張る。監督はかの鈴木清順。脚本は具流八郎名義だが、これは大和屋を中心としたグループの名前らしい。また、大和屋はなぜか主題歌を歌っていて、これには驚いた。
殺し屋がランキングされている世界。その3位に位置するのが宍戸錠演じる花田である。花田はある仕事で失敗し、組織から命を狙われることになる。幾多の殺し屋を返り討ちにした彼の前に、幻のランキングナンバー1の男が現れる。
前半は宍戸錠が活躍するハードボイルド風無国籍アクションという感じだが、後半ナンバー1の殺し屋が出てくるあたりからコメディかと思わせるような展開になっていく。
これを見た当時の日活の社長がわけわからん映画を作んなと言って、鈴木清順との契約を打ち切ったとされる。まぁ確かに独特の映像感覚を持った監督ではあるので、社長の気持ちもわからなくはないが、映画会社としてそういう才能を切り捨ててしまうのはどうなのという気はする。
成人映画として公開されたこともあり、ヌードシーンも多く、公開当時はかなり大きな黒塗りがあったらしいが、このDVDでは特に修正はなくなっている。まぁ今となってはさほど過激なシーンがあるわけではないしね。
さて、おもしろかったかと言われると実は微妙。画面作りのセンスとかは結構好みではあるのだけど、どうも後半の展開が趣味じゃないのだよねぇ。

Posted in 映画

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