Apple Vision Pro
Appleの開発者向け発表会であるWWDC23が開催された。開発者向けということもあり毎年大体新OSの発表が行われるが、今年はiOS17とiPadOS17である。
そうはいってももはや大した中身はない。AIを利用したいろいろな新機能があるらしいが、そもそもここ数年注目するようなすごいものは出てきてないので、まぁ推して知るべしという感じ。
で、新OSが出るたびに話題になるのは、どの機種が切り捨てられるかという点。今回はiPhone8とiPhoneXがだめだった。iPhone8って最近じゃなかったっけと思ったが、2017年発売ということでもう6年前なのだからしょうがないといえばしょうがない。
で、自分に関係あるiPadOS17の方はというと、最初iPadPro第一世代が対象外という風に聞いて、ついにわたしのiPadProもだめかぁと落胆したのだが、わたしのiPadProは11インチでの第一世代であって、iPadProという機種全体でいうと、第三世代らしいのだな。なので、少なくとも今回は大丈夫だった。よかった。
さて、今回のWWDCでは、久しぶりの新ハードの発表もあった。上の写真の「Vision Pro」である。前回Quest3の話をしたばかりなのに、とうとうAppleもVRゴーグル参入かよと思ったが、こっちはどうやらMRゴーグルらしい。ようするに以前Microsoftが出していたHoloLensと同系統のもの。ただ、第一印象としては外観がかなりVRゴーグルっぽい気がする。HoloLensはもうちょいメガネっぽかった。
いろいろな記事を見るとHoloLensでは透過型でそこに仮想の映像を重ねて投影する形式だったものが、こっちはカメラで撮った外部の映像と仮想の映像を合成してVRのように見せる方式のようだ。しかも外側にもディスプレイがあって、被っている人間の目の映像を映してあたかも透過しているように見せられるのだとか。
HloLensが出たのが2016年で、そこからの技術的進歩といえば進歩のような気もするが、結局のところHoloLensも鳴かず飛ばずで終わってしまっているわけで、果たしてこのVision Proはどこまで受け入れられるのか。もっとも、いまのところ日本円で50万という高級機なので、そもそも買える人間もあまりいなさそうだけどね。