ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

殺しが静かにやって来る

2月 17th, 2021 by PureJyam

本当は、「三匹の侍」の北米版を見よう思ったのだけど、プレーヤーに入れたら、リージョンが違うと怒られてしまった。ebayで買ったのはよいが、間違ってイギリスの物を買ってしまったのだった・・・。
しょうがないので、こないだ買ったこっちを見ました。新しく出た方はまだ高いので、古い方の版を中古で買ったんですけどね。

「殺しが静かにやって来る」 1968年
原題は直訳すると「大いなる沈黙」という感じだが、かなりの意訳である日本語タイトルはまぁ悪くない。このタイトルだけは、知っていたがテレビ放映でも見たことはないし、内容も全く知らなかった。
口のきけない主人公をジャン=ルイ・トランティニャン、対立する賞金稼ぎをクラウス・キンスキーが演じている。子供の頃に悪徳賞金稼ぎに喉を切られて喋れない設定なので、主人公にはセリフが一切ないという珍しい作品。ただまぁクラウス・キンスキーが主人公であるとも言えなくもないので、そう考えると脇役にセリフがない映画は沢山あるよねという考え方もできるかもしれない。
とにかくキンスキーの悪役ぶりがすごすぎて圧倒される映画なのだ。
マカロニウエスタンにもかかわらず、雪に埋もれた町が舞台なので、マカロニウエスタンという感じがない。「レッドデッドリデンプション2」の導入部も雪山だったせいか、雰囲気がよく似ている。
全体的に暗いイメージが、「続・荒野の用心棒」っぽいと思ったら、監督が同じセルジオ・コルブッチという人だった。
ブルーレイなので解像度はそこそこなのだが、画質自体はよいところと悪いところが混在していて、今一つ。新しい版の方ではもっとよくなっているのだろうか?
ネタバレになるので、あまり言及できないが、ラストはかなり衝撃的。以前紹介した「動くな、死ね、甦れ!」も衝撃的だったが、こんな映画ばかり見てると、病んでしまいそう・・・

Posted in 映画

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