ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

TOKYO GORE POLICE

8月 22nd, 2021 by PureJyam

ほんとだったらよく似た映画になるはずだったと思われる2本。

「あばしり一家 THE MOVIE」 2009
10年近く前に一度ブログで取り上げてた。まぁ感想は当時見た予告の感想とほぼ同じで親父と直次郎はいい感じ。100歩譲って長男五エ門のイジリー岡田も許容範囲か。だが、なべやかんの吉三はない・・・
直次郎を演じている神威杏次という役者は独特の存在感があってすごい。どうやら特撮物の悪役をよくやっている人らしく、言われてみると見たことあるような気もする。
原作は永井豪ということで、マンガの内容はエログロ満載のトンデモストーリーなのだが、映画にはその要素がほぼない。ほんの付けたし程度のグロだけでエロ要素は皆無ときた。原作の菊の助はなにかというと裸にさせられる系のキャラなはずなのに、裸どころかパンチラシーンすらないというまるでアイドル物のよう。もっとも演じているのがアイドル系でデビューした子らしいので、しょうがないといえばしょうがないのだが、じゃあそもそもなんで「あばしり一家」にしたのかというね。
とにかく全てがチープな作りで、見るべきところがない。原作のパラダイス学園は殺し屋養成学校で、いかれた教師が生徒をなぶり殺しにするような場所なのだが、この映画ではなぜか生徒が5人くらいと教師が3人くらいしか出てこないで、テレビの学園物のイジメレベルのことしかしなかったりする。殺伐とした雰囲気が全くないのである。どんだけ予算が少ないのかしらんが、見せ方からなにからほんとセンスがない。見せようによってはチープさは誤魔化せるはずなのだが、そんなことをする気もないのだろう。ほんと永井豪先生が不憫でならない。

「東京残酷警察」2008
できれば、この監督に「あばしり一家」を撮ってもらいたかった。と思わせるほどなかなかのグロテスク映画。先日、またリージョンBのやつを買ってしまったとか書いたが、それがこれ。この手のやつは海外ではわりと需要があるのかね。西村喜廣という監督は、この手のグロテスク系を得意としているらしい。
近未来、警察が民営化され犯罪者が否応なく殺されるような世界で、エンジニアと呼ばれる化け物犯罪者を狩り続けるルカという女性警官が主人公。いかにもB級っぽい設定だしいろいろチープではあるものの、見せ方がうまい。特殊メイクやらVFXやらはふんだんに使われているので、「あばしり一家」よりは予算があるのかもしれないが、戦闘アクションひとつ取ってもあちらとは比べ物にならないくらい見せ方が巧みだ。やはり仕事でしょうがなく作らされている物と好きな物を好きに作っているのとではおのずと完成品に差が出てくるのであろう。
とにかく最初から最後まで、血まみれである。手は飛ぶ頭は飛ぶ胴体は両断されるで、もう滅茶苦茶。まさに永井豪のマンガの世界を具現化しているようにも思える。特にエンジニアという存在はまさしく悪魔であり、警察は悪魔特捜隊、そしてルカは不動明にしか見えない。わたしとしては、これこそ「デビルマン」の正統な映画化ではなかったのかと強く感じた。まぁ監督にはそんな気はないのだろうけどね。途中で挿入される警察官募集とかのCM映像がまた秀逸で、とにかく監督のセンスが素晴らしい。敵役の板尾創路がなかなかいい味をだしている。主演のしいなえいひという女優はまぁ雰囲気は悪くないがどことなく物足りなさが漂う。

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