DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH その3

90時間ほどでクリア。2ということで1よりもかなりボリュームアップした感じ。まぁシステム的には前作とほぼ同じなので、そこにいろいろ追加していった結果なのだろう。
ストーリーも前作のストーリーをベースにさらにパワーアップしていて、いやパワーアップというかより感動的な物に昇華されていた感じ。前作よりもよかったという感想だが、そもそも前作がなければ成立していないので、1,2合わせてよりよくなったという言い方の方が近いのかもしれない。
細かな部分も作り込まれかつ監督の趣味全開というところが、他のゲームとは一線を画している。映画で監督の色が濃く出るのはよくあるのだが、ゲームでそういうのはある意味珍しい。フロムゲーみたいにゲーム会社に依存した傾向になるのはありがちなんだけどね。だからこそ人気があるのだろう。
前作もそうだったが、クリア後も続けている。ストーリーも面白いのだが、やはり純粋にゲームとして面白いのだよね。ストーリーが終わったからもういいやにならないところがすごい。
それとグラフィックが圧倒的に素晴らしい。前作から既にすごかったのだが、今作はさらに進化しているように感じた。自然の描写が本当にきれいなんだよねぇ。世界観的にポストアポカリプスなので、どちらかというとリアルな風景の描写なのだけど、ときにファンタジックにも見える山、荒野、川などがゲームへの没入感を深めている。ポストアポカリプス系としては「ホライゾン・ゼロ・ドーン」もかなりのものだったが、それとはまた雰囲気の違う美しさなんだよねぇ。このへんはグラフィックエンジンの違いとかもあるのかもしれない。