フォロウィング

「フォロウィング」 1999
監督、脚本、撮影クリストファー・ノーラン。主演はジェレミー・セオボルド。ノーラン監督のデビュー作であるが、6千ドルという低予算で製作されたせいか、モノクロ16㎜フィルムで撮られている。
小説家志望の失業中の男はヒマを持て余し、他人を尾行する趣味に浸るようになった。しかし、ある日尾行していた男に話かけられてしまう。
冒頭男が刑事らしき男相手に説明を始めるので、多分何か犯罪を犯して捕まったのだろうなと予想できる。男の過去の行動が描かれていくが、時系列はバラバラで、シーンによって髪型とかが変わっていたりする。その男にいったい何が起こったのだろうという謎が気になって目が離せなくなってゆく。
とにかく脚本が秀逸。ノーラン監督はこの次の作品である「メメント」が注目されて一躍有名になったわけだが、時系列をばらした構成は既にデビュー作でも効果的に使われていたのだね。
10年以上前に「メメント」を見たときに、今作も見てみたいと思ったが当時はDVDは絶版でブルーレイも出ていなかった。そしたら去年ちょうど25周年ということでレストア版のブルーレイが出たので、セールで安くなったときに買った。
大がかりな撮影を思わせるシーンはなく、登場人物も限られており室内でのシーンが多い。雰囲気的に自主制作映画のような手作り感がある。主演のジェレミー・セオボルドは日本語wikiに項目がなく恐らくあまり有名な役者ではなさそうだが、その後のノーラン監督作品の何作かには出演しているようだ。
わりと込み入った話をさらに時系列ばらして描いているため、わかりにくいところもあるが、とにかく最後まで見ろとしか言えない。
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