6月 2nd, 2012 by PureJyam

「ファミリーポートレイト」 桜庭一樹
多分直木賞受賞をモチーフに書かれたと思われる。
前半のファンタジックな母娘の逃避行は面白い。後半の小説家となってゆく娘の物語も小説家になるまでは面白い。
しかし小説家になったとたんに陳腐な物語になって終息する。
あいかわらず女を描くのはうまいが、いつまでたっても男に存在感がないのはまぁ桜庭一樹の持ち味なんだろうかなぁ。
「ふしぎなふしぎな子どもの物語」 ひこ・田中
テレビゲーム、アニメ、マンガに描かれる物語というのものを精緻に分析する。
ドラクエシリーズのゲームシステム(Ⅰでは一人旅だったものが、Ⅱで仲間が増え、Ⅲで職業の選択ができるようになるといった)を成長の物語として見る視点は面白いが、これはどっちかというとRPGというものを日本になじませていくための段階的なものにすぎないという見方の方があたっているような気が・・・
いろいろと懐かしいゲームやらアニメやらの話が出てきて、それはそれで面白いし分析の仕方も面白いんだけどねぇ。
ただ、だからどうなのっていう結論があいまいなので、全体の印象が薄い。
まぁ無理やり変な結論をこじつけられるよりはましだけどね(^^;)
「図書館危機」 有川 浩
図書館戦争シリーズも3冊目になって、笠原、堂上の恋の行方も佳境に入ってきた感じです。
相変わらず本質はラブコメなのに、表現の自由と検閲の問題をからめてなんとなく深いストーリーのように見せる手腕は素晴らしい。
文庫版あとがきでアニメ化されたときの裏話を書いているが、それこそがまさに図書館戦争そのものだというのが一番衝撃的。
このシリーズがフィクションである世界こそが望ましいのだがね・・・
一冊追加・・
読んだことをすっかり忘れてたわ(^^;)
まぁようするにその程度の本。
「不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界」 西尾維新
このシリーズも早4作目ですが、だんだんパワーダウンしているような気がしてならない。西尾維新はどうも最初は面白いんだけど、シリーズを重ねると今一つになってゆく傾向があるようなきがしてならない。
推理物としては、かなりアンフェアすれすれをやってます。イラストがいかんよねー(^^;)
でもあんまし騙されたって感じがないんだよね。話が淡々と進みすぎて意外な結末もあっさりって感じ。
わたし的には病院坂黒猫が出てこなかったので、そこが不満・・・
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5月 31st, 2012 by PureJyam

気になるゲームがあったので買ってみた。
ダウンロードのみで1,000円だったので、まぁつまらなかったとしてもさほど悔しい思いをせずに済む感じだったのでね。
パッと見の雰囲気が昔あったミストというゲームに似ていたので、どうかなと思ったのだけど、うーん・・・
なんとも形容のしにくいゲームですね。
ストーリーらしいストーリーがあるわけでなく、森の中をうろうろと探索しながら何かキーになることをするとイベントが開始される。
そのイベントへの対応の仕方で、終わりの方の雰囲気が変わるのだけど、あまり劇的な変化があるわけでないので、何度もやり直して全部見てみようという気にはならない(^^;)
最初やったときは、主人公の過去の記憶をほじくりかえして最終的に全体像が見えてくるような謎解きアドベンチャーかと思ってやってたのだけど、そんなことはなく、単に思わせぶりなイベントが脈絡なく発生するだけだった。
多分プレーヤーが好きに解釈してねってことなんだろうけど、そもそもあまり深い何かが存在しないので、解釈するほどのこともない。
ミストくらいの謎を用意してくれてたらよかったんだけどねー
そもそも1,000円じゃ無理か(^^;)
しかし1,200円の風ノ旅ビトの足元にもおよばない出来というのもねぇ。
このゲーム、PSMOVE対応かつ3Dにも対応してる。
こないだ買ったテレビは3Dも写るものなのに、今まで3Dコンテンツが何もなくて試せなかったのが、ここでようやくに試せました。
でも、このゲームには激しいアクションみたいなものが全然ないので、3Dといってもかなり地味です。
3DSと比べると画面がはるかに大きいので臨場感は増す感じですが、やはりトランスフォーマーみたいな激しいアクション映画が見てみたいですねぇ。
でもつまらなくて金返せっていうほどつまらなくはないです。
わたしとしてはこういう雰囲気のゲームは好きです。
もうちょいボリュームがあるともっとよいのですけどねー
1,000円じゃこの程度かな(^^;)
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5月 28th, 2012 by PureJyam

6/21発売予定のパナソニックの純正大口径ズームレンズ。
12-35㎜なので、35㎜換算で24-70になりますね。
ズーム全域で、F2.8という明るいレンズだそうで、ちなみに以前買った14-45㎜のレンズはF3.5~F5.6でしたから、かなり明るいってことですね。
もっとも値段もそれなりで、定価124,950円・・・
やはりよいレンズは高い。
まぁフルサイズカメラのレンズなんぞ、20万、30万くらいのやつがごろごろしてますから、そんなんに比べたら安い部類なんでしょうけどね(^^;)

こっちは7月に発売予定のオリンパスの大口径望遠レンズ。
75㎜でF1.8という明るさ。
そして値段は、上と同じ定価124,950円・・・
やっぱりカメラはお金がかかる趣味ですねぇ(>_<)
いいレンズを買ったからといっていい写真が撮れるわけじゃないんですけどねー
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5月 26th, 2012 by PureJyam

コピーロボットの新作フィギュア・・・というわけではなく、人型入力デバイス。
こいつでいろいろポーズをとらせると、内蔵センサーの情報がPCに送られ、3Dのモデルまったく同じポーズをとらせることができる。
超面白そう(^o^)
3Dで思い通りのポーズをとらせるというのもなかなか面倒な作業なので、こういうので簡単にできるのはよいですねぇ。
わたしはMMDでさえすぐに挫折してしまうくらい忍耐がないので、とっても欲しいです。
去年の夏ごろにこんなん開発してますよ、みたいな記事をネットで読んだんですが、ようやく発売されるみたい。
開発してたのは、ネットワークで有名なソフトイーサという会社でしたが、発売は別なとこのようです。
なんでネットワークソフトの会社がこんなん開発したんだろか?
ネックは値段ですねぇ。
67,800円はさすがに高い。
19,800円くらいなら速攻買ったんですが、ちと手がでませんね(>_<)
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5月 24th, 2012 by PureJyam

シェーバーを買い換えた。
左の黒いやつが新しく買ったやつ。
いろいろ迷った末、結局前と同じ松下製(^^;)
ブラウンの自動洗浄機能付きのやつにしようかとも思ったが、それだとかなり高いし、しかも洗浄液を交換しなきゃいけないのでランニングコストもかかるのでやめた。
自動できれいにしてくれるのは手間がなくてよいんだけどね。
で、前と同じように水洗いできるタイプの安いやつにした。
わたしはさほど髭が濃い方ではないので、特にこだわりはないんだよね。
前の機種は5~6年使ったかなと思っていたのだけど、裏側をよく見てみると04年製と書かれている・・・
もう8年も経つのね(^^;)
その間一度も刃を替えてないのに、切れ味はさほど悪くはなってない気がする。
ただ、さすがに充電地がいかれてきたようで、充電しても1週間くらいしかもたくなってきてたので、買い換えたってわけ。
写真だとかなり大きさが違うように見えるけど実際には同じ長さである。単に細くなっただけ。
デザインは細身になって垢抜けた感じがするけど、質感がプラスチックプラスチックしすぎてて安っぽいのがちょっとね(-_-)
切れ味はよいけど、まぁ買ったばかりだから当然ちゃあ当然だわな。
前のと一番変わったのは、モーターの音。
前のやつは、どっちかというと低い音だったのだが、今度のはやたらと甲高い音がする。
はっきりいってうるさい(>_<)
慣れれば気にならなくなるんだろうか・・・
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5月 21st, 2012 by PureJyam

リングになる直前の太陽と月。
リアルに見ているときはなかなかエキサイティングなんですが、あとから写真を見てもあまり面白くはないですねぇ(^^;)
もちろんリングのときの写真も撮りましたが、まぁようするに単なる白いわっかなわけで、ほんとつまらない・・・
上に載せた写真はなんとなく雲っぽいものも写っていて、ちょっとは見栄えがするかなと思ったんですがさほどじゃないですね。
これよりももっと前の写真はさらに盛大に雲が写っていて、それはそれで面白いんですが、日食自体がまだ進行中だったので見た感じ三日月との違いがよくわからないという・・・
望遠レンズと三脚があってきっちり撮れば、それはそれで多少はましな写真も撮れたかもですが、今回は残念ながらそんな用意もできなかったのでこんな程度で・・・(^^;)
写真としては、なんか別なものが映り込んでいたりすると面白いですが、なにぶんにもレンズにNDフィルタを付けているため、映り込ませようにも大抵は黒くつぶれてしまうんですよね。
そのあたりをいい感じに撮れるようになればもっと写真が上達するのでしょうけど・・・
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5月 19th, 2012 by PureJyam

SONYのNEXシリーズの安い方のやつの新製品。
NEXは本体のデザインがなかなかおしゃれでよいんですよね。
ただ、大きいレンズを付けると今一つバランスが悪くなるのがちょっと残念(^^;)
前の機種では1280×720だった動画がフルHDに対応したようです。60iか24pで撮れるみたい。
上位機種のNEXT-5Nの方はフルHDで60pが撮れるんですが、そのへんは差別化ってことでしょうかね。
それにしてもGH3はでないなー
NEXがマイクロフォーサーズだったら、とっと乗り換えてるとこなんだけど。
もはやいまさら新しいレンズを揃えるのもちょっと出費が大きすぎるからねぇ。
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5月 15th, 2012 by PureJyam

ライカと言えば、先日昔の試作品に2億円超の値段がついたとかつかなかったとかで話題になりましたね。
まぁ相当に激レアなものなんでしょうけど、2億円つーのがすごい。さすがライカです(^^;)
で、そんなライカから発売予定のモノクロ専用機。
35㎜のフルサイズのレンジファインダーカメラ。
お値段90万円だそうだ・・・(@_@)
モノクロ専用機っていうのはなかなか面白いと思うけど、さすがに90万円じゃ手が出ない。
もっとも安くしたところで数が出るような製品ではないのだから、ピンポイントに対象を絞って高めに設定しといた方がよいのかもしれない。
でも半分以上はブランド物だからっていう値段なんだろうなぁ。
撮った写真をあとからモノクロにするのはよくやりますが、最初からモノクロってとこが潔いですな(^^;)
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5月 13th, 2012 by PureJyam

2月の終わりにバイオハザード5を買ったものの、あまりの操作性の悪さに放置していたわけですが(^^;)
PS3をWiiのように使えるPlayStation Moveというのを導入すれば、ちょっとはましになるかなと思い3月の初め頃にスターターパックなるものをAmazonで注文してみた。
1~2週間で納品となっていたのにもかかわらず、なかなかやってこない。
そのうちメールが来て、商品の都合がつかないのでもうちょっと待つかキャンセルしてねと言われる始末。
まぁこっちは別にすぐにも欲しいというもんじゃなかったので、そのままほっぽっといた。
で、気がつけば2カ月も経っていて3度目くらいの同じ文面のメールが来たのでどうしようかと思い、もう一度検索してみたところ、スターターパックではなく、スポーツチャンピオン バリューパックというのが、スターターパックより安く出ていたので、スターターパックはキャンセルして、結局注文し直した(>_<)
PlayStation Moveはモーションコントローラとカメラが必要なので、単体で買おうとするとかなり割高になってしまうので、セット物じゃないと買う気にならないんだよね。
しかも今回50%OFFだから買おうという気になったんだし。
Wiiのコントローラは、センサーバーというテレビの上に設置する細長いものの両端の赤外線LEDの光をコントローラ側で検知して位置情報を得ているが、PlayStation Moveの方はコントローラの先端が光って、それをカメラで撮って位置情報を検出している。
Wiiよりも技術的には多分高度なことをしているような感じだが、できることにさほど差はないので結局機器が割高になっているだけという印象。
しかもWiiのように標準装備ではないので、そんなに普及してないんじゃないかなぁ。
まぁカメラの方はPCに繋いでWEBカメラ替わりにも使えるので、潰しがきくといえばきくんだけどね(^^;)
そんなこんなで、ようやくPlayStation Moveが手に入った。
同梱のゲームは「スポーツチャンピオン」とかいう「Wiiスポーツ」みたいなやつ。
ただ、「Wiiスポーツ」の方はテニスとか野球とかゴルフとか結構メジャーなスポーツだったのに、こっちは卓球とかアーチェリーとかビーチバレーとか今一つ地味なものばかりだったりする。
Wiiとかぶるのがいやだったのはわかるけどね(^^;)
とりあえずやったみたが、やはりWiiスポーツとさほど変わらない。
PlayStation Moveの方がリアリティがあるとかいう意見もあるようだけど、わたしとしては特に差は感じなかったな。
それよりもゲーム自体の進行が地味すぎて微妙。
対戦相手が10人ほど出てくるものの、どれも特徴がなくて同じような印象なんだよね。
なんかセリフでもしゃべってくれればそれぞれの性格の違いとかが出るのに、負けても勝っても無言・・・
出てくる順にだんだん強くなっていくのかと思えば、それもなくて皆同じような戦い方で同じようにプレイするだけ。
グラフィックはリアルだけど、ゲームとしては全然完成されてない。ゲームというよりスポーツシュミレータみたい。
Wiiスポーツをやったときは、結構はまって何度もやろうという気になったが、こっちはどうも1回やれば十分って感じ。
まぁそれはどうでもよいとして、バイオハザード5である。
そもそもこっちがメインなので、こっちをやらなきゃはじまらない(^^;)
で、どうだったかというと、やはりかなりやりやすくなりましたねぇ。
左手側のPS3コントローラで移動、右手側のMOVEコントローラで照準という形になりすっきりしました。
でも、Wiiでバイオハザード4をやったときはもっと操作がやりやすかったような気がしてならない。
説明書を読む限りほとんど違いはなさそうなんですが、何が違ってるんだろ?
今は手元にWiiがないので、操作を比較できないのが痛い・・・
でもこれで普通にゲームはできそうなので、ようやく先に進める(^^;)
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5月 12th, 2012 by PureJyam

「風の谷のナウシカ」に出てきた巨神兵のフィギュアが発売されるんだとか。
7月に東京都現代美術館で開催される「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」という展示会で売るらしい。
いやぁ欲しいですねぇ(^^;)
それにしてもデザインがなんともエヴァっぽい。
まぁそもそもエヴァの監督の庵野秀明がナウシカの巨神兵登場のシーンを作画していたというのは有名な話なわけで、似ていても不思議はない。
でも、原作の巨神兵ってどっちかとういともっとロボットくさいんだよね。
どうして映画では巨大生物風になってしまったのか考えてみたけど、やはりストーリーをああいう感じにまとめたせいなのだろうなと・・・
ナウシカの原作はかなり複雑な設定で、トルメキア、土鬼、辺境諸国それぞれの対立やトルメキア、土鬼内部のごたごた等が入り乱れていてそこそこ深い。
それを映画にするにあたって、土鬼やお家騒動を取っ払い、単純にトルメキア対ペジテと巻き込まれる風の谷という構図だけを残した。
それらを結ぶのが発掘された巨神兵なのだが、原作では秘石というのが巨神兵を動かすキーになっている。
ペジテから持ち出されたのはあくまでその秘石であって、巨神兵はペジテにあるわけだ。
しかし、ぞれだと巨神兵の登場するタイミングがない。
なので、巨神兵そのものがペジテから持ち出されたとした方が、巨神兵が風の谷に移動する理由ができるので都合がよい。
で、持ち出されるためには巨神兵は最初は小さくてそれが大きく育っていくという生物的な形態である方が説得力があることになる。
さらにラストで巨神兵が登場するものの、まだ成長しきれてなくて腐って死んでしまうとなれば、巨神兵が復活したあとのめんどくさい事柄がそれで消滅してしまい、あまり説明しなくて済む。
ということで、巨神兵の形状が変更になったのだろうと推測してみた(^^;)
それにしても、あのストーリーのまとめ方はうまい。
まぁ原作者が脚本書いてるので、遠慮なく枝葉末節を落とせたからだろうな。
もし別な人間が脚本書いてたらあそこまで大胆にまとめられなかっただろうと思われる。
この巨神兵は展示会で上映される短編映画に出てくるもののミニチュアらしいが、その短編映画の映像が昨日テレビで放映された「風の谷のナウシカ」の終了後にちょっとだけでた。
映像自体は大したことないけど、ちょっと気になったのは、
企画 庵野秀明
監督 樋口真嗣
巨神兵 宮崎駿
というクレジット。
「巨神兵 宮崎駿」って・・・着ぐるみでも着るんだろうか(^^;)
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