ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

アポカリプト

7月 22nd, 2022 by PureJyam

「Stray」は大体7時間くらいで終了。「リトルナイトメア」が5時間くらいだったことを考えると、やはり同程度のボリューム感であった。しかしそれほど短くも感じなかったし、満足感も大きい。アクション、謎解き、ビジュアル、ストーリーのどれもが、水準以上だった。まぁ何と言っても猫の描写の凝り方がすごすぎて、それだけでも評価高い。

「アポカリプト」 2006
あのメル・ギブソンが監督したマヤ文明後期のジャングルを舞台にしたアクション物。監督としては、いろいろ物議をかもした「パッション」に続く2作目。
ジャングルで平和に暮らしていた村が突如別の部族に襲われ、村人は捕虜として連行されてしまう。夫に穴の中に隠された身重の妻と子供は、生き残ったものの取り残されてしまった。辛くも脱出した夫は妻と子を救出するため村に戻ろうとするが、彼を追う一団があった。
という感じで、前半が、未開の部族がマヤの都市に連行されるまで、後半が、主人公が村に戻るまでの逃走劇という構成。
前半がちょっと長くてだれるものの、後半のアクションは面白く、全体的にも悪くはない。
とにかくマヤ文明の再現にかなり力を入れていて、部族ごとにボディペインティングや装飾が違っていたり、都市では階級ごとにもそれらを変えるなど、かなり凝っている。都市での巨石建造物はわざわざセットを組んだり、群衆シーンもCGではなく1000人近いエキストラを使い、かつ登場人物はちゃんとマヤ語で話すという、異常なまでのこだわりの強さで作られている。
もちろんどこまでが歴史的に正しいのかはわからないが、映画の描写としてはかなりリアリティは増していて、安っぽさを感じさせない。
ラストのやがて来るマヤ文明の終焉の匂わせ方が好き。

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Stray

7月 20th, 2022 by PureJyam

何年か前に開発しているという話があって、いったいどうなったんだろうと思っていたゲームがとうとう発売された。
なんと猫が主人公で、荒廃したサイバーパンクな街を探索して脱出しようとするゲームだ。最初に開発中の画像を見たときからずっとやりたかったんだよね。いわゆるインディーズゲームで、そんなに高いわけじゃないのだけど、なんと今回PlayStationPlusの定額サービスの対象になっている。これは嬉しい。定額サービス対象のゲームは大作も多いけど、基本的にそれほど最近のゲームは入ってないわけで、インディーズとはいえ、発売当初から対象になっているのは珍しい。

というわけで、早速プレイしてみた。どんなゲームかというと、三人称視点で移動する謎解き探索ゲームで、街に住むロボットたちからヒントを貰いつつ、その街から脱出するのが目的となる。ただエリアによっては捕食してくる敵もいて、若干のアクション要素もあったりする。
とにかく街のビジュアルが私好みなので、なかなかテンションが上がる。かつ猫の動作がほんとにリアルで、まるで本物の猫を見ているかのようだ。開発者の並々ならぬこだわりを感じる。
まだ始めたばかりだが、気になるのは全体のボリュームがどの程度なのかというところ。まぁ使えるアクションも走るとジャンプくらいのものなので、あまり長丁場はもたなさそうなので、以前やった「リトルナイトメア」とかそのあたりと同じくらいなのかなぁ。

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不思議惑星キン・ザ・ザ

7月 18th, 2022 by PureJyam

「不思議惑星キン・ザ・ザ」 1986
ロシアになる前のソビエト連邦の時代に作られたSFコメディ。監督も役者も全く聞いたことがないが、ソ連での上映時はかなりの人気だったらしい。
買い物途中の中年男とバイオリンを持った学生が、ひょんなことから宇宙のどことも知れぬ砂漠の惑星にテレポートしてしまう。そこにはテレパシーの使える人間と同じ姿の宇宙人が暮らしており、2人は彼らと何とか意思疎通を行いながら、地球へ帰るための方法を模索する。
宇宙人はほぼ浮浪者のような身なりだが、技術だけは地球よりも高度で、日常的に宇宙を行き来している設定で、どう見てもガラクタな宇宙船のデザインが秀逸。
2人の地球人がその星の奇妙な風習に戸惑いながらも、徐々に慣れていくとこが面白い。宇宙人社会の差別構造や、科学が発達しているにもかかわらず皆貧しい暮らしをしているとか、いろいろなとこが、どう見てもソ連という国への皮肉だよねと思われるが、あまりにも比喩的なためか検閲を免れて公開されたのがすごい。多分そういうのもあって、ヒットしたのであろう。
とはいえ、それを国も時代も違う日本人が見て面白いかどうかはまた別の話。つまらないわけではないが、面白いとも言えない。ただカルト的な人気があるというのは、理解できる。何とも奇妙な味わいのある映画ではあるのだ。
2013年になって、同じ監督がほぼ同内容でアニメ化しているが、予告を見る限りはアニメの方が面白そうだ。

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Horizon Forbidden West その2

7月 16th, 2022 by PureJyam

ようやくクリア。大体80時間くらいですかね。サブクエスト等々もかなりこなしたので、結構時間かかりました。
まぁまぁ面白かったです。いわゆる良ゲーというやつですね。ただものすごくよかったかと言われるとそれほどでもないという感じ。
ストーリーは悪くはなかったですが、結局前作で世界の謎は解き明かされてしまっているので、今作では全体を引っ張る核となる謎がないまま進んでゆくため、先が気になるという部分がすごく弱い。メインクエストを進めても、新たに解き明かされるものがないので、なんというか作業感が強くなってしまっています。

今回新たな要素として、水中を無制限で移動できたり、空を飛んだりもできますが、どちらも単に移動手段の拡張でしかなく、水中や空中での攻撃ができないので、あまりゲームの面白さに貢献できてない気がします。まぁそれをやっちゃうと戦闘が煩雑になりすぎてしまうというデメリットもありますし、難しいところですけどね。

グラフィックはものすごく綺麗です。PS5でのゲームの最高ランクに位置するであろう綺麗さです。風景と人物の描写はほんとすごい。ただ前にも書いた通り、グラフィックの綺麗さと感動的な風景描写というのは別で、「エルデンリング」での鳥肌が立つほどの風景には出会えませんでした。

まぁ細かな不満点は多々あるものの、万人にお勧めできるゲームには違いないですね。続編作る気満々のラストなので、多分DLCか3がそのうち出るかと思いますが、今から楽しみです。

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ファーゴ

7月 14th, 2022 by PureJyam

「ファーゴ」 1996
タイトルはノースダコタ州の町の名前だが、映画の冒頭にしか出てこない。また冒頭に、この話は実話を元にしている云々というテロップが出るが、実際は全てフィクションらしい。
監督及び脚本は「ノーカントリー」のコーエン兄弟。1996年アカデミー賞の脚本賞と主演女優賞を取っている。
冴えないカーディーラーの営業部長であるランディガードは、妻を偽装誘拐させて、裕福な義父から身代金をふんだくる計画を立てた。しかし、誘拐を請け負ったチンピラのカールとゲアは、逃げる途中で警官を殺してしまう・・・
という風に書くとちょっとサスペンス物のように見えるが、基本的にコメディタッチである。状況はどんどん悪化して被害者も増えてゆくが、深刻さは微塵もない。
本来なら普通にコメディで終わるはずの物語の登場人物に、モノホンのサイコパスが混じっていたらどうなるか?みたいな映画とも言える。
「ノーカントリー」もすごかったが、個人的にはこっちの方が好き。演出のうまさが際立っている。特に身重の身で捜査にあたる地元警察の署長のマージのキャラが何ともよい。さすが主演女優賞をとっただけのことはある。
いやぁコーエン兄弟恐るべし。

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遊星からの物体X

7月 12th, 2022 by PureJyam

「遊星からの物体X」 1982
ジョン・カーペンター監督のSFサスペンスホラー。主演は、前年公開の「ニューヨーク1997」と同じく、カート・ラッセルである。
テレビ放映時に見ている。といってもかなり前のことなので、内容は断片的にしか記憶になく、憶えているのは物体Xの衝撃的なデザインくらい。特に頭に足が生えて歩くところはかなりのインパクトがあった。
要塞警察」でもそうだったが、カーペンター監督はこういう正体不明の敵に追い詰められてゆくシチュエーションを描くのがうまい。
109分という尺のため、冗長な部分がなくテンポよく話が進むのもよいね。エンニオ・モリコーネの曲も雰囲気を盛り上げている。
「エイリアン」でもそうだったが、この手の話だと最後は主人公が一人だけ助かるパターンも多いが、今作では2人が生き残り、しかしもしかすると相手は憑依されているんじゃないかという疑念を残しつつ終わるとこが想像力をくすぐる感じでとても好きだ。

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ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク

7月 9th, 2022 by PureJyam

待望の新作の発売日が決定しましたね。一応2022年発売ということだったわりになかなか発売日が出てこず、もしかして来年に延期もありうるかと思っていましたが、無事11/9に発売されるようです。もっとも直前になってやっぱり延期というケースもなくはないですからねぇ。
前作をやったのは、2018年の多分前半くらい。ブログ休止中だったため紹介が随分後になってしまっていたので、正確な日付は憶えてません。
アクションもストーリーもかなり面白くて、かつ続編作る気まんまんのラストだったので、楽しみにしていたのですが、4年を経てようやく登場です。多分それまでには、Horizonも終わっているはずなので、いい感じに始められそうです。

新作といえば「ゼノブレイド3」が今月末に出ますね。気にはなっているのものの、「ゼノブレイド2」を飛ばして3をやるのもなんだかなぁという気持ちが大きすぎて、2の足を踏んでます。このシリーズはさほどストーリーが密接に関わっているわけではないので、多分飛ばしたところで支障はなさそうなんですけどね。ただ、まぁ1をやったかぎりでは、どうしても続きがやりたいという風にはならなかったので、当面見送りかなぁと。

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Insta360 ONE RS

7月 6th, 2022 by PureJyam

ついこないだONE X2が出たばかりなのにもう新製品かと思いつつ、ブログを見直したらX2が出たのは2020年の10月で、ほぼ2年も経っていた。
ONE Xを買って既に3年ということになるのだけど、コロナ騒ぎが一向に収まる気配を見せないため、結局のところあまり出番がない。
この新製品はついに、1インチセンサーを2枚搭載してきたわけだが、解像度はあまり上がっていない。5888×2944の30fpsということで、ほんの気持ちほどだ。ただやはりセンサーサイズが大きくなったことで多分画質はかなりよさげではある。動画を見る限り特に夜景がきれい。
もっとも、その分値段は上がっており、約2倍だ。欲しい気持ちはあるものの、ONE Xの使用頻度があまりに少なすぎて、さすがに新製品を導入する気にはなれない。
360度カメラはやはり旅行にこそ真価を発揮するんじゃないかと思っていて、それができないともうちょっとどうにもしょうがない。今年こそ大丈夫かと期待していたが、どうもまだそんな状況でもなさそうだ。まぁ一人旅だったら別に問題はなさそうではあるんだけどね。

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ゲーム雑感その15

6月 30th, 2022 by PureJyam

「エルデンリング」ロスが一段落したので、ようやく「Horizon Forbidden West」に戻りました。とはいえ、操作方法もすっかり忘れてしまっていたので、最初からやり直しです。まぁまだまだ序盤の方だったので、やり直しと言っても大したことはないのですけどね。
しかし「エルデンリング」とは全然違う面白さではあるのですが、HorzonはHorizonで面白いです。グラフィックに関してはHorizonの方が格段に美しいですしね。ただ、エルデンとは違い、全くの架空の世界というわけではないので、あっちほど風景に美しさがないのが残念。エルデンの風景はどこへ行っても鳥肌が立つくらいの風景を見せてくれていましたが、Horizonはどこへ行ってもさほど大差のない普通の荒廃した風景が続くだけです。千年後なんだし、もうちょっと奇抜な風景を見せてくれてもよかったんじゃないかとは思います。

上の写真は、「ドラゴンクエストⅩオフライン」ですね。発売日が9/15に決まったようです。ただ買うかどうかはちょっと迷い気味。まぁ多分つまらないということはないとは思ってるんですけが、ナンバリングとは言ってもオンライン用のお話の焼き直しなわけで、かつオンラインもまだ続いているということで、要するに完結してもいないストーリーの一部を見せられてもねぇという気持ちが強い。どうせ続きはDLCでってことになるんでしょうし。

「Horizon Forbidden West」が終わったら何をしようか。まぁPlayStationPlusプレミアムのフリープレイでいろいろみつくろっていきますかね。

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サマーフィルムにのって

6月 26th, 2022 by PureJyam

去年の夏に公開された青春映画。見に行きたいとは思っていたものの、いつものごとく見に行けなかったやつ。ブルーレイが出るより先にケーブルテレビで放映されたので、見てしまう。

「サマーフィルムにのって」 2021
監督はCMやMV中心にやっている松本壮史監督。主演は伊藤万理華と金子大地。最近の若手俳優は全く知らないということもあり、出ている役者さんは知らない人ばかりだった。
時代劇大好き女子高生のハダシは、所属する映研が文化祭用に撮影しているラブストーリーが気に入らず、もんもんとしていた。そんなある日、ハダシは自分の書いた脚本の主人公のイメージにぴったりな少年に出会い、彼を主演に独自で映画を撮ることを決意する。しかしその少年は実は未来からやってきた未来人だったのだ。
という、「時をかける少女」と「映像研には手を出すな」を足して2で割ったようなお話。個人的にこの高校生とかが自主制作映画を作る話というのが好きなのだよね。
主役のハダシを演じる伊藤万理華がなんといってもうまい。ころころと変わる表情が愛らしいが、ちょっと屈折したおたくっぽい感じも併せ持っていて、「映像研には手を出すな」の実写版はできればこの子に浅草をやってほしかった。実写版は乃木坂メンバーがやっていたが、伊藤万理華も元乃木坂で、ただ残念ながら2017年の末で卒業してるんだよね。もちょっと早ければありえたのかなぁ。とにかく役柄が監督ということもあって浅草氏そのまんまという感じ。
全体的にはマンガっぽい雰囲気でリアル感は薄い。また登場人物は皆善人で悪役がいない。映画を作っていく中でのハダシの葛藤がドラマな部分ではあるが、さらに男が未来からやってきたという要素を入れることで、ストーリーにメリハリを付けていると言える。
ハダシの友人である天文部のビート板と剣道部のブルーハワイの描写に比べ、映画を撮るために学校で集めた他のメンバーの一人一人の描写が極端に弱いというのが、ちょっと気になったところ。ただまぁじゃあどう描くのかというと、なかなか難しい。あまり重要じゃない要素をへたにつっこむと全体がぼやけちゃうからね。
いずれにせよ、わたしはこういう映画は大好きです。

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