6月 28th, 2025 by PureJyam
「ヘンゼル & グレーテル」 2013 監督トミー・ウィルコラ、主演ジェレミー・レナー、ジェマ・アータートンのアクションファンタジー。何故か日本では劇場未公開となっている。確か予告を見て面白そうだと思った記憶があるので未公開と知って疑問だったのだが、最初は公開の予定もあったらしいので、予告映像はそのころにどっかで流れていたのを見たのだろう。 グリム童話のヘンゼルとグレーテルをベースに、大人になったヘンゼルとグレーテルが魔女たちを狩るというストーリーである。 面白くなくはないのだけど、アクションがなぜか肉弾戦主体なんだよね。主人公2人は銃とボウガン持ってるし相手は魔女なんだから、観客の期待するのは、ド派手な魔法対トリッキーな銃撃戦なんだと思うのだが、魔女は魔法と言っても物を飛ばす系が主体でかつすぐに刃物で襲ってくるし、主人公2人も最初は銃やボウガンを撃つんだけど、すぐに取り落として殴り合いに持ちこむので、戦いが妙に地味。ただ、頭を吹っ飛ばしたり叩き潰したりはするので、グロさ的には派手ではあるのだけどね。このあたりの表現がどストレートにグロいので、多分日本未公開になった理由はそのへんにありそう。 ストーリーもまぁまぁの意外性を出そうとしてはいるが、そもそも謎として提示されていないものの真相を出されても見ている側はふーんとしか思わないので、あまり効果的でもない。 それとヘンゼルが子供の頃にお菓子の家でたくさんお菓子を食べさせられたために糖尿病になってしまい、定期的にインスリン注射しなければいけないという設定自体は面白いのだが、まぁインスリンの時代設定が合ってないことはひとまず置くとしても、その定期的に注射するという設定が何か面白さを生んでいるかというと全然そんなことなくて、その設定必要だったか?という疑問しかない。 雰囲気としては少し前に見た「ヴァン・ヘルシング 」によく似ているが、あそこまでアクションをうまく見せれてないのが惜しい。多分監督がアクション向きではないのだろう。聞いたことない監督だなぁと思ったが、大分前に見た「セブン・シスターズ 」の監督だった。
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6月 26th, 2025 by PureJyam
前作 は当初様子見していて2年くらい経ってからセールで買ったわけだが、今作は発売日に購入である。単に荷物を運ぶだけのゲームにドはまりしてしまったわけだからねぇ。当然続編にも期待大なのだ。
まだ始めたばかりで、最初のチュートリアル的な配送しかしていないのだが、ゲームシステム自体は前作と変わらないようだ。要するに拠点と拠点を結んでひたすら配送する感じ。もっとも前作も最初は歩くだけから乗り物が増えたり、道路が建設できたりとやれることが増えていったので、今作もそうなってゆくのだろうとは思う。 ストーリーは前作の意外な展開を経てのその後のお話という、オーソドックスな始まりではあるが、小島監督が何かを仕組んでいないというのは考えにくいので、どうなるのかが楽しみだ。
多分これからデススト2にはまってゆくことになるので、「ゼノブレイドクロスDE 」と「ELDEN RING NIGHTREIGN 」はいったん保留である。まぁ「ELDEN RING NIGHTREIGN」の方はちょっとやる分にはさほど時間もかからないので、合間を見てちょこちょこやるかもしれないのだけどね。
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6月 17th, 2025 by PureJyam
「BRUTAL」 2018 監督、脚本廣瀬貴士、主演亜矢乃、BUTCHによるスプラッターバイオレンスあるいはラブロマンス。 女を殺しまくる男と男を殺しまくる女の運命的な出逢いの映画。 ネットにもあまり情報がないため、どういう出自の映画なのかよくわからない。海外の複数の映画祭に出品されているみたいだが、いわゆる商業映画として作られたものではなさそう。そのため日本ではDVDもブルーレイも出ていない。 このブルーレイは北米版である。 過激なスプラッターではあるがホラー映画ではない。あえて言うとボーイミーツガールな映画なのだろう。嫌いではないのだが、いかんせん予算の少なさがあからさまに滲み出ていて、スプラッター部分があまり効果的に描かれていないのが残念。スプラッターをそれなりにスプラッターらしくするにはかなり金がかかるのは想像に難くない。大量の血糊、特殊メイク、特殊造形、撮影場所も限られるだろうし、一筋縄ではいかないと思われる。最近はCGを使うケースも多そうだが、CGにしてもそれなりのものを作ろうとすればやはり金がかかるのは間違いない。 なので、スプラッター映画はどうしてもチープになりがちなんだよね。特に邦画だとこの手の映画に資金を出してくれる奇特なスポンサーもいなさそうだしね。 廣瀬監督はまだ若そうだが、この手のスプラッター系のショートフィルムで評価されているようだ。今作は長編デビュー作となる。もっとも商業映画と比べると短めの67分ではあるが。
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6月 14th, 2025 by PureJyam
3月頃から物欲が疼いて、スマホを買い替えようかどうしようかずっと迷っているのだが、結局スマホは一旦おいておいて、スマートウォッチを買った。 スマホを買い替えたところでコストに見合うリターンは特にないが、新しくスマートウォッチを導入すると少なくとも新機能を使うことができる。特に最近ウォーキングをするようになったので、そのへんの記録をスマートウォッチでやれればよいかなと思ったわけだ。
スマートウォッチというと、AppleのAppleWatchが定番だが、個人的にあの四角い盤面がどうしても受け入れられないのである。四角い腕時計はありえない。と思うほど嫌いなので、価格とデザインと機能を検討した結果、GARMINのvivoactive5というやつにした。丁度新機種のvivoactive6が出たばかりで、値段も安くなっていたのでね。
スマートウォッチというと、丁度10年くらい前 にものすごくやすっぽい盤面に何も表示できないただの腕輪型のものを買ったことがあるのだが、あれは夏の時期に腕に嵌めていると暑苦しすぎてポケットにいれていたときに、どこかに落としてしまいあまり有効活用できなかったんだよね。
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6月 11th, 2025 by PureJyam
「ライフ・アクアティック」 2004 ウェス・アンダーソン監督・脚本、ビル・マーレイ主演のコメディ。前に見た「天才マックスの世界」の次の次の作品となるが、「天才マックスの世界」ではまだほとんど見せていなかったウェス・アンダーソン節が今作では十分に炸裂している。 海洋学者で映画監督のズィスーは新作のための冒険に出ようとしていたが、ヒット作に恵まれていないためスポンサーが付かずにいた。そんな彼の前にもしかすると息子ではないかと思われる青年が現れる。 海洋学者で映画も撮る人というと、ジャック=イヴ・クストーが思い浮かぶのだが、どうやら監督によるクストーへのオマージュらしい。 彼らが乗る船の断面図表現とか、ストップモーションアニメによる海洋生物表現とか、劇中劇映画とか、いかにもウェス・アンダーソンっぽい感じが満載である。この6年前に製作された「天才マックスの世界」ではそういう要素があまり見られなかったので、やはりウェス・アンダーソンはこうでなくちゃね。 ビル・マーレイはいろんな映画に出ているようなのだが、個人的にはウェス・アンダーソン作品でしかみかけないのだよね。それと今作にはウィレム・デフォーやジェフ・ゴールドブラムといったよく顔を知っている役者も出ていて、組み合わせが面白い。あとやたらと貫禄のある妻役のアンジェリカ・ヒューストンが、どこかで見たことあるなぁと思っていたら「アダムスファミリー」の人だった。というか、アンジェリカ・ヒューストンもウェス・アンダーソン作品にはそこそこ出ていて、この前作の「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」や大分前に見たこの後の「ダージリン急行」にも出ている。忘れてたけど。 ウェス・アンダーソン好きであれば面白く観られるだろう。個人的にはシリアス展開がいらなかったかなとは思う。
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6月 9th, 2025 by PureJyam
「蜘蛛の巣を払う女」 2018 監督フェデ・アルバレス、主演クレア・フォイのミステリーアクション。「ドラゴン・タトゥーの女 」に続く、ミレニアムシリーズの映画化である。 天才ハッカーリスベットは、とあるプログラムをNSAから盗み出してほしいという依頼を受ける。盗み出しには成功するものの、そのプログラムを狙う謎の集団の襲撃を受けることになる。 元々ミレニアムは3部作で、前作の「ドラゴン・タトゥーの女」はその第1部の映画化である。スウェーデンでは2009年に3部全てが一度映画化されていて、前作はそのヒットを受けてのリメイクだった。で、今作はミレニアムの第4部にあたる。原作者のスティーグ・ラーソンは、出版前に亡くなっているのだが、あまりにヒットしたため、恐らくは出版社の意向でダヴィド・ラーゲルクランツという別人が今作の原作である第4部と5部、6部の3部作になる続編を書いたというわけ。さらにその後もカーリン・スミルノフという作家が7部を書いている。 デヴィッド・フィンチャー監督の「ドラゴン・タトゥーの女」は完全にミステリーだったが、今作ではミステリー色は薄れて、どちらかというとスパイアクションみたいな映画になっている。これは原作の作者が変わったせいなのか、監督が変わったせいなのかはわからない。 キャストも一新されていて、前作で強烈な印象を残したルーニー・マーラ演じるリスベット役もクレア・フォイに交代、もちろんダニエル・グレイグも出ていない。 クレア・フォイは悪くはないが、ルーニー・マーラのような危うさがなく、若干物足りない。 アクション映画としては面白いが、突出したものは特にない感じ。監督は「ドント・ブリーズ 」を撮った人だが、今作よりもはるかに予算の少ない「ドント・ブリーズ」ほどにもヒットはしなかったようだ。
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6月 5th, 2025 by PureJyam
SWITCH2発売日のはずなのだが、いっこうに手元に来る気配がない。任天堂の抽選は3回とも落選。ヨドバシも×、Amazonからのメールもなし・・・。 まぁもう今年中くらいに手に入ればいいかなぁという感じ。とりあえずやりたいゲームはないしね。フロムソフトウェアの新作も来年みたいだし。
「ELDEN RING NIGHTREIGN 」はあんまり合いそうにないなぁと言っておきながら、結構はまってしまっている。やはり何度もやっているとプレイのコツもわかってくるので、そうなると面白いのだな。いまのところソロ中心にやってはいるが、たまに野良マルチもするという感じ。
写真は新作の「仁王3」の体験版。来年の早い時期に出るらしいのだが、大分早目の体験版公開である。多分これでユーザーの感触を掴んで調整してゆくということなのだろう。まださわりしかプレイしていないが、なにぶんにも「ELDEN RING NIGHTREIGN」とボタンの操作方法が全然違うので、同時にやるのは混乱しそう。内容はまぁ仁王仁王しているなという印象。PVを見る限り今作では若い徳川家康が主人公なのかとも思ったが、キャラクリがあるようなので、「仁王2 」と同じように家康の相棒が主人公なのかもしれない。 それにしても「仁王2」ももう5年前なんだねぇ。
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6月 3rd, 2025 by PureJyam
「どぶ鼠作戦」 1962 監督・脚本、岡本喜八。主演、佐藤允、加山雄三の戦争アクション。ということで、独立愚連隊シリーズの3作目である。シリーズ自体はこの後も続くのだが、岡本監督作品としてはこれが最後のものとなる。もっともこれには異論もあり、1965年の「血と砂」を同シリーズに入れるのなら、最後はそちらになる。 敵に囚われた新任参謀の救出を請け負った特務隊の隊長である佐藤は、軍法会議にかけられるために護送中のはみ出し者の兵隊を連れて出発する。 同じ舞台と似たような登場人物というシリーズでありながら、3作全てで全然異なるストーリーを描いているのはすごい。安易に同じ主人公を使わなかったのがよかったのだろう。主人公が同じだとどうしてもマンネリ化してしまうからね。 今作では1作目で主人公だった佐藤允は2作目では加山の補佐役といった感じだったが、今作では主人公に返り咲き。2作目で登場した加山雄三は今作では正体不明の食えないはみ出し一等兵で観客を翻弄している。前2作でいい感じの役だった中谷一郎は今作ではあまり台詞もなく、初登場の田中邦衛と共に完全に端役になってしまっていたのが残念。 前作ではコメディ要素が多めだったが、今作では抑えめで、ストーリー重視という印象。ただ、佐藤の役回りがわかりにくい。どういう経歴からどういうふうに特務隊隊長になったのかがわからないし特務隊という組織自体もなにをする組織なのかがわからない。そもそも日本人なのか中国人なのかも不明だ。このシリーズでは中国人役も日本人の役者が演じているので、区別がつきにくいのだよね。部下に中国人がいるので、元々中国人だが日本に協力している立場なのか、元々は日本の軍人だが、特務隊ということで中国人の協力者を募っているのか、でも白虎とも呼ばれているので、やっぱり中国人なのか・・・全然わからんかった。別にどっちでもストーリーにはあまり影響はないのでいいんだけどね。
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5月 31st, 2025 by PureJyam
ネットワークテスト をやってから早3ヶ月、とうとう「ELDEN RING NIGHTREIGN」が発売となった。テストでの感触が今一つ合わなかったので、当面様子見かなぁと考えていたのだが、いざ発売されてYouTubeで配信者がプレイしているのを見ているうちに、結局買った。 ネットワークテストのときにはできなかったソロプレイも可能になっていたし、やはりテストをしたからには製品版でどう変わったかみたいなところも確認したいなぁという欲望を抑えられなかったわけだな。
とはいえ、ゲームシステムはそのままだし、大きく変わったような気はしない。 基本的に3人常に一緒に行動しなければ不利なのも同じ。ソロプレイは可能になったものの、マルチプレイに比べると難易度は半端なく高いため今のところ1日目すらも越えられないでいる。 ただ、プレイできるキャラが増えているので、各キャラの操作感等々を試すにはやはりソロでやった方がやりやすい。一度不慣れなキャラで間違ってマルチに行ってしまい、操作もおぼつかないまま足手まといになってしまったのはほんと申し訳ないとしか言いようがない。
現時点ではSteamでの評価は賛否両論になっていて、まぁそうだろうなという感想。合わない人には徹底的に合わないだろうし、好きな人にとってはたまらん魅力があるだろう。個人的にはあまり合わないのだが、決してつまらくはなくて、もう少しやり込むと見方も変わるだろうなとは思っている。 今後いろいろ調整も入るだろうし、しばらくはソロで頑張ってみようかね。
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5月 29th, 2025 by PureJyam
「真昼の用心棒」 1966 監督ルチオ・フルチ、主演フランコ・ネロのマカロニウェスタン。Wikipediaによればフランコ・ネロは同年に以前見た「続荒野の用心棒 」と「殺しのテクニック 」、その他計7本の映画に出演している。 放浪の途中砂金取りをしていたトムはすぐに村へ帰れという手紙を受け取り村へ向かう。しかし兄の牧場はスコットという実力者の物になっていた。 ルチオ・フルチ監督ではあるが、初期の作品ということもあってあまりルチオ・フルチらしさは見られず、えぐい残虐シーンとかはない。唯一鞭を使った決闘シーンはそれっぽいが、血がどばどばみたいな感じではないのだよね。印象としては少し地味ないつものマカロニウェスタンという感じ。 若干謎めいたストーリー展開なのだが、あまり謎が強調されないので、先が気になるというところまでいかないのが惜しい。 酒場でピアノを弾いたり、棺桶を作ったりしている正体不明の中国人のおやじがいい味を出しているので、もうちょい出番あげてもよかった気がする。 原題は「Le colt cantarono la morte e fu… tempo di massacro」で、直訳だと「コルトが歌いそして虐殺の時間」と、ちょっとかっこいいが、邦題はどうしてこうなった系のやつ。まぁ日本公開が「続荒野の用心棒」のあとなので、推して知るべし。
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