11月 16th, 2023 by PureJyam
「猿の惑星: 創世記」 2011 ルパート・ワイアット監督、ジェームズ・フランコ主演。往年の名作シリーズのリブートである。基本的には旧シリーズの4作目のリメイクで、猿の惑星の祖であるシーザーを主人公にしているということは共通だが、ストーリーとしては別物となっており、この後2作続く新シリーズの第1作となっている。 アルツハイマー治療薬の試験体にされたチンパンジーは飛躍的に知能を発達させ、その子シーザーもまた同様の知能を持っていた。 原題は「Rise of the Planet of the Apes」で、創世記と付けた邦題は悪くない。 50年以上前に作られた旧シリーズの特殊メイクは今見てもすごいが、今作はまぁ当たり前のように猿はCGである。見た目はもうほぼチンパンジーそのものにしか見えないのだが、それよりすごいのはモーションを付けているアクターの演技である。メイキング映像を見る限りもう動きが猿そのもので、お見事としか言いようがない。 アクターはアンディ・サーキスという人で、この人は「ロード・オブ・ザ・リング」でゴラムのモーションアクターもしていたらしい。この映画はほぼほぼ猿のシーザーが主人公なのだが、この人の演技がなければ成り立たなかったと言っても過言ではないだろう。 旧作は確か全部見ているはずなのだが、4作目のストーリーはあまり記憶にない。確か奴隷として人間に使役させられていた猿がシーザーの煽動で反乱を起こすというような感じだったような気がするが、今作ではまだそこまでの状況にはなっていなくて、多分次作以降にそういう展開になっていくのだろう。そういった意味でまさに新シリーズの開始回としての盛り上げはうまくこなしているというように思える。
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11月 14th, 2023 by PureJyam
「サイバーパンク2077」のDLCが終わって しまい、新しいエンディングも見れたので、続きをするモチベーションがなくなってしまった。まぁそもそも一度クリアしているゲームなので、しょうがないと言えばしょうがないのだが、そうなると次に何をやるかである。 目ぼしいゲームは一通りやってしまった感があるので、もうどっしり腰をすえて取り組めるような大作も見当たらず、困ったものだ。
そういえば、「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」が買ってから1年 経ってしまい、そのわりに途中でやめてしまっているので、なんとかクリアしたいとは思うものの、ぶっちゃけ言うとあまり面白くないのである。前作はあんなに面白かったのにさほどシステム的に変わっていない今作をなんで面白いと思えないのかはよくわからない。やっぱり主人公に感情移入できないせいのかなぁ。なんか今作のクレイトスはうざすぎる。
写真は「SEA of STARS」というドット絵のRPG。かなり評判がよいので、やってみたがまぁ面白いっちゃあ面白いのだが、のめり込むというほどでもない。ドット絵はなかなかきれいなのだけどね。
あとは、来月発売予定の「バルダーズ・ゲート3 」。これはかなり面白いという噂で、今年のGOTYにもノミネートされている。最初PS5でやろうかと思っていたのだけど、どうやらかなり規制が入るらしいということで、PC版にしようかなと思い始めている。とはいえ発売は12月21日なので、まだ先なのだよねぇ。
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11月 10th, 2023 by PureJyam
「天国と地獄」 1963 もはや解説するまでもないが、監督黒澤明、主演三船敏郎、仲代達也の誘拐サスペンスである。超有名作だが、実のところ黒澤監督の現代劇を見るのは初めてだ。 大手の靴製造会社の重役の息子が誘拐され、3000万円を要求される。しかしそれは人違いで、誘拐された子供は重役の運転手の息子だった。 あまりにも有名な作品なので、ある意味一番のポイントである身代金受け渡しのシーンなんかは多分テレビか何かで見たことがあって知っていたのが残念、そこは知らない方が面白く観れたよなぁと。 もっとも何と言っても黒澤作品なので、最初から最後まで目を離せないくらいに引き込まれる。前半は三船演じる重役の家の居間を舞台に密室劇のような展開。後半は仲代演じる警部たちが犯人を追い詰めていく捜査をリアルに描くという二極化した構成になっていて、その間を列車を使った身代金受け渡しのシーケンスが繋いでいる感じ。 多分普通の演出であれば、前半部分でも顔は写さなくとも犯人側の描写や警察内部の動きの描写を挟んでしまうと思うのだが、あえてそういうことはせず、顔のない卑劣な犯人と苦悩する被害者という構図を際立たせているのがすごい。 それと誘拐事件に対する警察の動き、被害者の家に変装して赴くとか電話の逆探知、身代金の番号の記録とかをこの当時にちゃんと描いているとこはさすがである。 ただ、やはり誘拐事件を扱っていることもあって、犯人の設定はかなり難しかったのだろうなという気はする。大前提として犯人が観客の同情を引いてしまうのはまずい。犯罪を犯すのもしょうがないよねみたいに取られてしまうのは避けたいだろうからね。ただそもそもタイトルである「天国と地獄」が「金持ちvs貧乏人」という暗喩を含んでいると言えなくもないので、それを生かしたまま被害者に同情を犯人に憎しみをという風にするために人物設定には頭を悩ましたのではなかろうかと勝手に推測している。まぁようするに脚本うまいよねということだ。
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11月 8th, 2023 by PureJyam
「スリー・ビルボード」 2017 監督はマーティン・マクドナー。主演は「ファーゴ 」でアカデミー主演女優賞を取ったフランシス・マクドーマンド。マクドーマンドは今作でもアカデミー主演女優賞を取っており、さらにマクドーマンドと対立するレイシストの警官役のサム・ロックウェルも助演男優賞を受賞している。 娘を無残に殺された母は、遅々として進まない捜査にいらだち、町の郊外に警察を煽る3枚の広告看板を出す。それは南部の田舎町に騒動を起こすものだった。 最初、殺人犯を追うクライムサスペンス的なストーリーだと思っていたが、そういうわけではなく、どちらかというと、看板を巡る人間模様を描くことに重点を置いている。 非難された警察署長は怠慢というわけではなく、捜査もしておりマクドーマンドに対しても同情的だ。そして町の人々にも敬愛されている。しかしマクドーマンドはそれを受け入れず、あくまで強気で看板を撤去しようとはしない。単純に悲劇的な被害者の母VS怠慢な警察という対立の構図ではなく、それぞれの立場での思いが複雑にからみあっている。 主演のマクドーマンドがとにかくうまい。ひたすら気が強く看板をこころよく思わない人々の嫌がらせにも屈することがない。しかし、娘の死に対し自分にも責任があるのではという後悔の念も秘めており、そのあたりの機微の演技が素晴らしい。 物語としてはシリアスなのだが、微妙にコメディチックに描かれている部分もあり、ブラックコメディとも言えるかもしれないところは、「ファーゴ」の雰囲気にも似ている。 監督のマーティン・マクドナーは脚本家であり、舞台の脚本を多く書いている。映画では自分の書いた脚本を自分で監督するというパターンが多いようだ。
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11月 6th, 2023 by PureJyam
PC用に使っているXBOXコントローラーの調子が今一つだったので、買い替えてみた。どうもボタンを押してもたまに反応してないことがあって気になっていたのだよね。 今までのやつはこの前壊れたXBOX についてきたやつで、8年以上前のものなので、ここまで持ったのは相当なものだ。 ただ、使用頻度的にはPS4とかPS5とかとは比較にならないくらい少ないので、PSコントローラーよりXBOXコントローラーが特に丈夫だというわけでもない。 新しいやつは、無線接続が可能になっていて、そこは便利っぽい。もちろん有線でもいけるのだが、ケーブルが普通のUSBケーブルになって細くなったのがうれしい。今までのやつはケーブルがやたらと太くて硬かったので、何かと取り回しが不便だったのだよね。
一点気になったのは電源が電池だったこと。バッテリー内臓かと勝手に思っていたのだけど、そんなことはなかった。まぁ電池だけでなく別売りバッテリー も使えるので、使いたければ買ってねってことなんだろう。
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11月 3rd, 2023 by PureJyam
「デッドフォール」 1989 シルベスター・スタローンとカート・ラッセルという2大スター競演のポリスアクション。と書くとなんだかすごそうに感じるが、実際はどう見てもB級コメディアクション。 監督はアンドレイ・コンチャロフスキーというロシアの人らしいが、他の作品を見てもアクション物はこの映画の3年前に撮った「暴走機関車」というのがあるだけで、なんでこの映画に起用されたのかは謎である。 ロス市警のライバル警官である2人は、優秀であるがため組織のボスに疎まれ、罠に嵌められた末に監獄おくりになってしまう。窮地に陥った2人は脱獄を図るが・・・。 原題は「Tang & Cash」で、バディ物によくある名前を並べたやつ。邦題の「デッドフォール」はどうしてそうなったとしか言いようがなく、何の意味なのかもわからない。 スタローンがなぜかインテリっぽくスーツを着こなすキザな役なのだが、結局やってることは脳筋なので、あまり設定が生きていない感じ。まぁカート・ラッセルが粗暴なワイルド系なので、同系統にするのを避けたかったのだろう。 2人の掛け合いは面白いのだが、ストーリーは支離滅裂でアクションは中途半端。退屈はしないがツッコミどころ満載で、この2人ならもうちょっとなんとかできたんじゃないのという感想しかない。
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10月 30th, 2023 by PureJyam
「スリー・フロム・ヘル」 2019 以前見た「マーダー・ライド・ショー 」シリーズの3作目。監督は引き続きロブ・ゾンビ、主演はシェリ・ムーン・ゾンビ、ビル・モーズリー、リチャード・ブレイク。1作目から16年後の公開とあって1作目で強烈なピエロを演じていたシド・ヘイグは恐らく高齢故に今作では開始早々に死刑にされてほとんど出番はない。奇しくも今作の公開日の数日後に亡くなっている。 逮捕され投獄された殺人兄妹だが、異母弟の協力で脱獄に成功する。殺人を重ねて逃げ場を無くした3人はメキシコの田舎町にたどり着くのだが。 1作目の続編が今作だと思って買ってしまったのだが、よく見たら3作目だったというオチ。2作目も注文中なので、近々に見る予定ではある。 「マーダー・ライド・ショー」はほんとにお化け屋敷みたいな映画だったが、その後の経験故か、かなり洗練された印象。もちろん殺人兄妹のパワーは衰えてはいないもの1作目に比べると普通の映画になっている。 後半の殺人鬼vs暗殺集団という構図もマカロニウェスタンっぽくて面白い。 血も涙もないどうしようもないサイコパス殺人鬼であるはずなのに、かっこいいと思えてしまう演出がなんかすごい。
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10月 28th, 2023 by PureJyam
ようやくDLCを終了。DLC部分だけだと大体30時間くらいだろうか。かなりのボリュームだった。もっとも有料で4,300円もするわけだからこのくらいのやりごたえがないと逆に肩透かしになってしまうものね。で、感想だが、以下ネタバレありで書くことにする。
物語は新エリアとなるドッグタウンに大統領専用機が墜落するところから始まる。そのまま「ニューヨーク1997」のような展開になるのかと思ったが、メインのミッションは大統領救出の途中で行方不明となる大統領付きのネットランナーであるソングバードを探すというものだ。 関連するサブクエも10以上追加されており、また武器やスキルの追加もあるということで、やりごたえはかなりあった。
DLC自体に4種のエンディングがあり、またそのうち2つに関連して本編のエンディングも1つ増えている。この追加された本編エンディングが秀逸で、なかなかスパイスが効いている。 このエンディングを見るためには、DLCのエンディングで主人公らしかぬ選択をする必要があるのだ。まぁそうするとご褒美として政府機関で頭の中のチップを取り除いてくれる。 自分の命は助かるので、めでたしめでたしなわけだが、その代償としてクロームが使えなくなってしまうのである。ようするに何の強化もできないので一般人化してしまうということだ。主人公らしからぬ選択をしたわけだから、このあとはモブとして生きろということなのだな。で、最後は雑踏の中に飲まれていくという何とも世知辛いエンディング。 ナイトシティに生きる奴はデイビッド・マルティネス を見習えという制作側からのメッセージですな。
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10月 26th, 2023 by PureJyam
「狭霧の國」 2019 短編特撮怪獣人形劇である。監督は佐藤大介、登場する怪獣の造形は村瀬継蔵。特撮人形劇というところに興味を覚えて買ったのだが、まさか30分の短編とは思わなかった。 造形の村瀬氏は1950年代から特撮映画の着ぐるみの造形をしていた人らしい。モスラや、マタンゴ、ガメラなど有名どころに多く関わっている。やはり造形畑の佐藤監督がレジェンドを引っ張りだして、往年の特撮怪獣映画を自主制作したという感じか。 明治時代、九州の山の村に久しぶりに帰った青年は蔵に幽閉された盲目の少女と出会う。彼女は山の湖に住む怪獣と心を通わせていた。 怪獣の制作費はクラウドファンディングで集めたらしいが、まぁ潤沢な資金があったわけではないのだろうからどうしてもチープさはあるものの、見せ方のセンスは感じる。 また下手に人間を使わず人形劇にしたことで、チープさが味わい深さに変わっているので、良い選択だったと思う。 素晴らしい怪獣の造形をした村瀬氏は既に88歳だがまだ現役で、総監督をした特撮映画が来年公開されるという。いやすごいね。
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10月 24th, 2023 by PureJyam
「ラストナイト・イン・ソーホー」 2021 監督は「べイビー・ドライバー 」のエドガー・ライト。主演はトーマンシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ。ジャンルはサイコロジカル・ホラー。驚かせ系のホラーではなくじわじわと心理的に追い詰めていく感じのホラーである。 デザイナーを夢見るエリーはファッション学校への入学を機に田舎からロンドンに出てくる。ルームメイトと合わなくて寮を出たエリーは老婦人の家に下宿することになるが、そこで1960年代に生きるサンディという歌手を目指す同年代の少女の夢を見るのだった。 ひねりのあるストーリーはとてもよくて、久しぶりにやられた感が強い。エドガー・ライトの演出はやはりわたしとはあまり波長が合ってなくて、ときおり退屈を感じてしまうのは「ベイビー・ドライバー」のときと同じだった。1960年代の世界の雰囲気はかなりいい感じなのだが、全体的にホラーテイストが薄くてあまり怖くはないのだよね。一番怖くしなきゃいけないクライマックスで主人公の恐怖が今一つ伝わってこないところが残念。 ストーリーが秀逸なだけに、もっと怖くできた気はする。 1960年代に出てくるサンディ役のアニャ・テイラー=ジョイが滅茶可愛いかった。この前やっていたスーパーマリオの映画でピーチ姫の声をあてていたらしい。
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