6月 25th, 2023 by PureJyam
ゼルダが終わったので、久々にブルーレイねた。今月全く見ていなかったので、これから少しがんばらないとね。ということで新生スタートレックの第二弾。
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」 2013 監督は前作と同様 、J・J・エイブラムス。主要キャストも同じであるが、新たに敵役としてベネディクト・カンバーバッチが参加している。 突然のテロで、恩人を失い怒りに燃えるカークは、提督命令で犯人を追い、クリンゴン領域のある星へと向かうのだった。しかしそこに待ち受けていたのは・・。 何というか、最初から最後までクライマックスだけで構成されたような映画。アバンだけでも一本作れそうな勢いのまま、怒涛のように突っ走る展開はまさにエンタメのためのエンタメという感じ。 前作は初っ端ということもありどうしても人物紹介的な部分でテンポの悪さもあったのだが、今作はそういうしがらみもなくなったせいか、好き放題やってる印象。 物語としては旧作ともからんでいるようなのだが、古い映画シリーズは確か最初のやつしか見ていないので、関連する小ネタがあるかみたいなところはわからなかった。 日本語吹き替えで、前作ではテレビ版に合わせて日系クルーをカトウと呼んでいたが、今作ではちゃんとスールーと呼ぶようになっている。テレビ世代としてはちょっと違和感があるものの、これはやはり元を尊重しないとね。
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6月 24th, 2023 by PureJyam
ようやく終了。1か月半、225時間費やした。前作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド 」をどのくらいやったか記録が残ってないので何とも言えないが、多分こんなにはやっていない気がする。 メインストーリーのみのクリアなら多分もっと短くできると思うが、そんなんで満足できるわけもなく、結局祠と地下の根を全クリアした。 まぁ人によっては、メインをクリアしたのちにそういうのをやり込み要素としてやる人もいるだろうが、わたしはメインストーリーが終わってしまうと、そこでもう終わりにするタイプなので、メインストーリーを温存したままずっと徘徊していた。
前作も素晴らしい出来だったが、今作はそれをはるかに上回っている。行くことのできるフィールドが、地上、地下、空に広がり、かつそれぞれの楽しみ方が同じではない。地上は前作と同様だが、新機能であるトーレルーフとウルトラハンドによる工作で、移動手段が増えたので前作よりも行くことの障壁が下がっている。地下は全くの暗闇で、完全に手探りでマップを広げていくところが、未知の場所を冒険している感を強めている。空は、行きたい場所は見えるのだけど、どうやってそこまでたどり着くかというところで、頭をひねる必要があり、地上はとはまた違った楽しみが生まれている。 この世界のデザインには脱帽である。
それとやはりウルトラハンドによるクラフト要素はとんでもない。Youtubeでもいろいろなものが出てきているが、ロボットから大型飛行機、またはエアロバイクと様々で、この機能だけで、まだ当分遊べそうだ。
あと、ストーリーもよかった。ゼルダ姫には泣かされっぱなしでした。
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6月 21st, 2023 by PureJyam
VIDEO
前回2月 だったので、そろそろあるんじゃないのかと言われていたNintendoDirectが配信された。ネタがなくてどうしようかと思っていたわたしとしてはありがたい。 内容は盛りだくさんで、どーんと超大型タイトルを打ち出すというよりは小中のものをいろいろ出してきた感じ。
個人的に気になるのは、ポケモンの追加コンテンツ「ゼロの秘宝」。秋と冬に前編後編を配信するらしい。「ポケモン バイオレット 」については、メインストーリーがわりと面白かったので、そこそこはまったが、単なる追加ストーリーだとどうだろう。まぁポケモン集めるだけでも面白いといえば面白いので、やればそこそこはまるかもしれないのだけどね。
「ピクミン4」はいろいろな新要素を盛り込んでいるようだが、特に食指は動かないなぁ。やれば面白いのだけど、購入に踏み切らせるほどの魅力を感じないのだよね。 マリオ関係は、まず「スーパーマリオRPG」のリメイク。これは前作をやってないのでなんとも言えないが、気にはなる。
そして「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」。なんとマリオの新作である。雰囲気は2Dっぽいスーパーマリオなのだが、グラフィック自体は3D化されていて、やたらと派手に見える。また背景自体がうねうね動くようなギミックもあって、これまた面白そうではある。
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6月 17th, 2023 by PureJyam
今月の22日に発売される「ファイナルファンタジーⅩⅥ」の体験版が公開された。体験版専用のものではなく、本編の序盤がプレイできるタイプのやつである。もちろんではあるが、早速やってみた。 まぁPS5としてはグラフィックは普通。ゲームとしてどうかはわからなかった。というかゲームがちゃんとできるとこまで行きつかなかった。長いムービーと戦闘操作のチュートリアルまではなんとかなったものの、どうもそれ以上やる気が失せたので、そこで終了である。 多分、大多数の人にとってはすげー、面白そうという感じに受け止められたのだろうとは思う。しかし個人的にはそもそもファイナルファンタジーシリーズに何の思い入れもないこともあって、今一つ乗り切れなかった。別にどこが悪いとかではなく、単に自分には合わないというだけである。これはFF7リメイクの体験版をやったときも同じ感覚だったので、もう自分にはFFはできないんだろうな。 もう一つ体験版の配信が開始されたゲームがあって、「Lies of P」というソウル系アクションゲーム。主人公はピノキオという設定らしいが、見た目は美少年で特に人形っぽさはない。舞台は19世紀後半か20世紀初頭くらいのヨーロッパみたいなところ。敵はロボットというか、自動人形といった感じのイメージで、その自動人形たちの反乱で人間が殺されまくっている中を進んでいくというゲーム。 完全にソウルライクな作りで、やられるとその場に経験値が残り、かがり火みたいなところに戻されるみたいな。全体の雰囲気といい盾のない戦闘といいどちらかというと、「ブラッドボーン」に近いかもしれない。まぁまぁ面白そうだが、ゲームデザイン上自分や敵が人形である必然性が見えなくて、今一つ作りに思いつき感が漂うのがちょっとなぁという印象。
「アーマードコア6」の最新プレイ映像も公開された。プレイ映像はかっこよすぎて、早くやりたいという感想しか思いつかない。できれば体験版出してほしいが、どうかなぁ。
さすがに「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」はラスボス手前まで来ているので、もう終わりそう。ただこれが終わっちゃうと8月末の「アーマードコア6」まで空いちゃうのだよね。困ったものだ。
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6月 13th, 2023 by PureJyam
モニターを増設した。とうとう3台体制である。まぁ個人的な作業のみであれば1台でもよいわけだが、ここのところ在宅での仕事が多いので、そうなるとモニターは多ければ多いほどよいのだ。 前回、メインモニターを買い替えたとき は、24型から27型になってもさほど大きさは変わらなかったのだが、今回21.5型を買ったらわりと小さかった。24型より二回りくらい小さい感じ。もっとも24型は古くて ベゼルが太いため画面の割りにでかく見えてしまうというのもあるのでそのせいかもしれない。
機種はHPのV22iG5FHDというフルHD解像度のものだ。モニターの解像度は最低でも1920×1200は欲しいのだけど、やはりフルHDは一番需要があるせいか安いのだよね。サブのサブみたいな扱いなので、安いにこしたことはない。それに丁度セール中かなんかで、かなり安かった。税込みで1万しないのはうれしい。フルHD以上、非光沢、IPAパネルという最低限の要求さえ満たしていればなんでもよいのだ。
今回増設した理由の一つに、iPadの出力をモニターに出したいということがある。iPadは繋げさえすれば基本ミラー出力が可能なのだ。 在宅していると、やはりリモートで打ち合わせとかをすることも多い。普通にPCでやればよいのではということなのだが、メインのデスクトップPCにはカメラもマイクも付いていないのだ。打ち合わせがあるたびにカメラ付けて位置を調整してとかめんどくさくてやってられん。そういうとき便利なのが、iPadである。カメラもマイクもスピーカーも付いているので、起動すればすぐ使える。素晴らしい。 が、唯一の欠点はやはり画面が11インチなこと。資料の共有とかされても画面が小さいので、文字がとても見にくいのだな。で、それを解決するためモニターに外部出力すればよいと思ったわけ。 上の写真にある通り、かなり大きさが違う。まぁようするに老眼対策だわな・・・。
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6月 11th, 2023 by PureJyam
久しくコミックネタをやってなかったので、まとめてみた。前回2021年8月 以降のものだが、ここのところ以前からの継続が多くて新規が少なかったので期間は長いが数は多くない。単体で扱ったやつは除いてある。
「冷食捜査官」 とり・みき 食料統制が行われ、食べ物は全て合成物になってしまった未来。天然の冷凍食品は闇で取引される禁制品になっていた。というSF的設定で描かれるギャグマンガである。ストーリー自体はシリアスなのに、不条理ギャグで煙に巻く感じがいかにもとり・みきという感じ。電子媒体にはなかったので、ネットで古本を探してGET。
「BOOGIE WOOGIE WALTZ」「ハイウェイスター」「さよならにっぽん」 大友克洋 大友克洋大全集のラインナップ。タイトルが同じ旧版があるが、全集版の方は発表順に収録されてゆくようで、「BOOGIE WOOGIE WALTZ」はほぼ変わらないものの「ハイウェイスター」と「さよならにっぽん」は、旧版の「ハイウェイスター」「さよならにっぽん」「ショートピース」「GOODWEATHER」の収録作品がごっちゃになっている。 それにしても初期の大友克洋は今と全然絵柄が違っていて、コマ割りも大胆不敵なところがとても好きである。そして内容がどれも暗いというね。
「何もなかった」 松本ひで吉 「川尻こだまのただれた生活」系のTwitterまんがをまとめたやつ。話題になった「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」の番外みたいな感じ。最近結婚したらしく、旦那のネタもちらほら挟んでくる。
「わくとこまこ」 青木俊直 「ひそねとまそたん」のキャラクター原案をやっていた青木氏のまんが。百合系の恋愛物。この人の描く女の子の絵がほんと好みなのだよねぇ。
「メカニカル バディ ユニバース」 加藤拓弐 戦場で拾った赤ん坊を育てることになった戦闘用アンドロイドのお話を軸に、元はTwitterに上げていた短編をまとめたもの。登場人物の異なるエピソードが微妙にクロスしてゆく感じが好き。まぁ書いているときは作者も関連させる気はなかったのかもしれないけどね。
「ぼっち・ざ・ろっく!」 はまじあき 無料だったので、1巻だけダウンロードしてみたやつ。これをアニメ化してなんであんなに面白くなるのか不思議でしょうがない。もっとも「けいおん!」を読んだときもそう思ったのだけどね。
「アフターゴッド」 江野朱美 神と呼ばれる存在により荒廃した日本で神に対抗しようとする勢力との戦いを描くというシリアスな設定で絵柄もシリアスなのだが、ちょいちょい挟まれるギャグマンガチックな要素で、妙な雰囲気を醸し出している。
「ルリドラゴン」 眞藤雅興 ある日突然角が生えた女子高生のお話。周囲の反応が、ニキビでも出来た程度でしかない緩さがよい。
「ビバリウムで朝食を」 道満晴明 小学生3人組の周囲を不可思議なアイテムや動物そして怪しい人物が取り囲む。いかにも道満っぽい感じがもうなんともね。
以下はとうとう連載終了した面々。 「New Game!」 得能正太郎 2014年に1巻を買っているので足掛け9年の連載。この人の描く女の子の圧倒的なかわいさだけでもすごいが、青葉の成長物語としてのストーリーもよかった。
「亜人ちゃんは語りたい」 ペトス 主要登場人物の吸血鬼、雪女までは普通に思いつくが、もう一人をデュラハンにするというのはなかなかの着想。彼女の存在によって物語に深みが出ていたような気がする。ネタぎれか打ち切りか、終わり方はなんとも微妙なフェードアウト。
「あそびあそばせ」 涼川りん 初期は3人組の物語として面白かったが、途中からやたらと登場人物が増えてきて、かつ誰が誰だかよくわからなくなってあまり面白さを感じなくなってしまったのが残念。
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6月 10th, 2023 by PureJyam
アニメ「鉄コン筋クリート 」の背景画集を買う。元は2006年に出版されたものだが、再刷ということではなく、奥付を見る限り2023年の4月に第一刷となっているので、再発行ということになるのだろうか。20周年には3年早いので、どうしてこんな中途半端なタイミングで発売されたのかはよくわからない。
とはいえ、買う方としてはありがたい。この「鉄コン筋クリート」の町の描写がほんとに好きなのだ。ブルーレイを見たのが2014年なので、ほぼ10年前だった。もうそんな前だったっけという感想しかない。クロとシロという二人の少年のうちシロを演じている蒼井優がすごかったという印象だが、やはり何と言っても町の描写が素晴らしい。微妙にノスタルジックな昭和っぽさと雑多な無国籍さが同居している雰囲気が最高である。
美術監督は木村真二という人で、古くは「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー 」の背景にも参加しているらしいが、最近では「ドロヘドロ 」の美術監督をやっていた。言われてみると確かに「ドロヘドロ」の町の雰囲気は「鉄コン筋クリート」っぽさがあるかもしれない。ただ、「ドロヘドロ」では「鉄コン筋クリート」と違い町自体の描写はそんなになかった気がする。「鉄コン筋クリート」は町そのものに焦点があたっているという側面もあって、町の描写がかなり多かった。
個人的にどういう町に惹かれるのかあまり客観的に分析したことはないのだが、やはり整然とした街並みよりは、狭い路地が入り組んだ感じがより好みではあるのだな。
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6月 6th, 2023 by PureJyam
Appleの開発者向け発表会であるWWDC23が開催された。開発者向けということもあり毎年大体新OSの発表が行われるが、今年はiOS17とiPadOS17である。 そうはいってももはや大した中身はない。AIを利用したいろいろな新機能があるらしいが、そもそもここ数年注目するようなすごいものは出てきてないので、まぁ推して知るべしという感じ。 で、新OSが出るたびに話題になるのは、どの機種が切り捨てられるかという点。今回はiPhone8とiPhoneXがだめだった。iPhone8って最近じゃなかったっけと思ったが、2017年発売ということでもう6年前なのだからしょうがないといえばしょうがない。 で、自分に関係あるiPadOS17の方はというと、最初iPadPro第一世代が対象外という風に聞いて、ついにわたしのiPadProもだめかぁと落胆したのだが、わたしのiPadProは11インチでの第一世代であって、iPadProという機種全体でいうと、第三世代らしいのだな。なので、少なくとも今回は大丈夫だった。よかった。
さて、今回のWWDCでは、久しぶりの新ハードの発表もあった。上の写真の「Vision Pro」である。前回Quest3の話をしたばかりなのに、とうとうAppleもVRゴーグル参入かよと思ったが、こっちはどうやらMRゴーグルらしい。ようするに以前Microsoftが出していたHoloLensと同系統のもの。ただ、第一印象としては外観がかなりVRゴーグルっぽい気がする。HoloLensはもうちょいメガネっぽかった。 いろいろな記事を見るとHoloLensでは透過型でそこに仮想の映像を重ねて投影する形式だったものが、こっちはカメラで撮った外部の映像と仮想の映像を合成してVRのように見せる方式のようだ。しかも外側にもディスプレイがあって、被っている人間の目の映像を映してあたかも透過しているように見せられるのだとか。 HloLensが出たのが2016年で、そこからの技術的進歩といえば進歩のような気もするが、結局のところHoloLensも鳴かず飛ばずで終わってしまっているわけで、果たしてこのVision Proはどこまで受け入れられるのか。もっとも、いまのところ日本円で50万という高級機なので、そもそも買える人間もあまりいなさそうだけどね。
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6月 3rd, 2023 by PureJyam
ブログの更新頻度が落ちているのは、ネタが尽きてきいるからである。一時期順調に消化していた積みブルーレイに全く手をつけられないのが一番大きい。どうして手をつけられないのかは、前に書いた通り「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム 」のせいだ。プレイ時間は既に130時間を超えている。結構はまった「ポケットモンスター バイオレット 」でさえ100時間程度だったので、まだプレイ途中でこの時間はやばい。もっとも「ELDEN RING 」は220時間だったので、それを超えるかはかなり微妙。物語もそろそろ終盤に差し掛かっていると思われるので、多分あと30時間くらいで終わる可能性は高い。
さて、唐突に「Meta Quest3」が発表されて、今年の秋頃に発売予定らしい。本体がかなり薄くなっているようなので、かぶったときのバランスの悪さも多少は解消されているのだろうか。 もっとも「PlayStation VR2 」を購入したもののあまり使っていない身としては、さらに新しいものに手を出す気は毛頭ないのではあるが・・・。
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5月 30th, 2023 by PureJyam
以前見た「殺しの烙印 」や「裏切りの季節 」の脚本を書いた大和屋竺のシナリオ集である。1994年初版ということで、もう30年も前のものだ。なので、残念ながら古本である。その古本ですらなかなか見つからず、定価5500円のところAmazonでは2万超の値段で出ている始末だ。で、時折検索していたところ、たまたま4000円台で出ているの発見し買ってしまった。
写真ではかなりきれいに見えるが、実はカバーはオリジナルに似せて私が作ったものだ。買ったものはとにかくカバーの状態がひどくていまにも切れて分解しそうなほどだった。幸い中身はきれいで汚れも書き込みもなかったのはよかったのだけどね。 オリジナルをスキャナーで読み取ってそのまま印刷しようと思ったのだが、いざ取り込んでみるとやはり粗が目立つので、極力似たようなフォントを探して活字部分を再現してみた。並べてみると微妙に違うのだが、単体で見る分にはわからない。ただ、インクジェット用の光沢用紙は質感はよいのだけど、表面が固いため折ったところが皺になってしまうのが欠点。とはいえ印刷用紙以外を使ってしまうと今度はインクの乗りが悪かったり滲んだりしてしまうので、そこはもう妥協である。
さて、中身だが、個人的にどうしても読みたかったのは、ルパン三世1stシリーズの2話「魔術師と呼ばれた男」のシナリオである。以前にも書いたが、このエピソードはルパン三世の中で一番好きなものなのだ。読んでみるとこのシナリオはかなり長い。アニメの一話は実質22,3分しかないのだが、感覚的に倍くらいの分量ある感じだ。解説によると演出の大隅正秋が長めに書かせた上で内容を圧縮したりそぎ落としたりして時間内に収めたらしい。 本編では冒頭パイカルが寝ているところをマシンガンでハチの巣にされ、犯人が去ったあとぎょろりと目を開けるとそこにサブタイトルが入るというかなり短いシーンなのだが、シナリオではパイカルは犯人たちを追い詰めて得意技で殺すところまで書かれている。つまりパイカルが何者であるかというのを冒頭で描写しているわけだ。本編ではあえてそこを切ってある意味パイカルという人間の不気味さを強調する形にしているのが面白い。 まぁ映画はそもそも切って切って極限まで切ってこそのものだと思うので、シナリオ全体のどこを切ってどこを生かすかの取捨選択こそが演出のセンスそのものなのだな。
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