9月 26th, 2021 by PureJyam
関連性は全くないとしか思えない2本。
「ブルース・ブラザース」 1980
はるか昔からタイトルだけは知っていたやつ。ジョン・ベルーシとダン・エイクロイド主演のミュージカル・アクション・コメディ?監督は、ジョン・ランディス。マイケル・ジャクソンのスリラーのPV撮った人だね。ただこのあとの「トワイライト・ゾーン」の撮影中の事故でヴィック・モローが亡くなったことで、その後はあまり作品で注目されることはなくなった気がする。
自分たちの育った孤児院?が税金払えなくて閉じられることを知った兄弟が、再びバンドを組んで金を稼ごうとするが、それをきっかけに大騒動を巻き起こすとになる。といったお話。
やはりこの二人のキャラが素晴らしい。ステージはほんとに魅力的。ストーリーはいわゆるエスカレート系コメディで、話がどんどん大きくなってき、ちょっとした交通違反から2人は大量のパトカーに追われることになる。しまいには軍隊まで出てきて大騒ぎみたいな感じ。ほとんどギャグマンガだが、これを実写でやれるのがハリウッドなんだなぁと。ちょいちょいみんなで歌うミュージカルシーンが出てきてミュージカルではあるんだけど、大量パトカーとのチェイスはかなりのアクションで、まさにクロスジャンルな映画。
有名ミュージシャンがカメオ出演していて、楽器店の店長役でレイ・チャールズが出てきたのはちょっと笑った。もっとも顔のわかるミュージシャンがレイ・チャールズくらいしかいなかったんだけどね。
あと、ミュージシャンではないが、ジョン・ベルーシを狙うヤンデレ女がキャリー・フィッシャーだったのもツボ。
ジョン・ベル―シとダン・エイクロイドのコンビは、「1941」でも登場していたが、やはりこの二人は音楽あってこそと言う感じ。まぁあっちは作品そのものの出来の問題もあるのかもしれないけどね。
「虎影」 2015
「蠱毒 ミートボールマシン」か今一つだったとか書いていながら、また西村喜廣監督の作品。なんでかというと、あっちを見る前に買ったやつだから(^^;)
全二作と比べて、一般向けの映画。斎藤工主演の忍者物である。なので、残虐描写も流血も控え目。
くノ一と恋に落ち、抜け忍となった虎影こと斎藤は、隠し財宝を巡る争いに巻き込まれ忍者の里長に息子を人質に捕られてしまい、妻と共に再び忍者として働くことになってしまう。と、こんなストーリーであればまぁシリアス系なのかなと思いきや、わりとしょうもないギャグを挟んできて、かつそれがあまり面白くない。
前々作の 「東京残酷警察」とそのあとの2作の印象が変わったのは、どうも監督のギャグセンスとの波長が合ってないせいなのかと気づいた。
「東京残酷警察」を面白く感じたのは、そこそこシリアス展開で、ギャグが少なかったせいなんだなと。 なかったわけではなく、トンデモCMとかギャグ要素はあったものの、センスがよかったんだよね。それが、特に 「蠱毒 ミートボールマシン」 ではシリアスではなく完全にギャグに振り切っていたため、本来の監督のギャグが全開になってその波長が自分と合わなかったので、今一つという評価になってしまったと。
そもそも極端なグロテスク描写自体が、ほぼギャグとして見られるので、あえてあからさまなギャグ要素を入れる必要はないんじゃないかと思うんだけど、そのへんが多分波長の合わないとこなんだろう。
ただ、この作品は一般向けでグロテスク描写をあまり入れられなかったというところで、別途ギャグを入れたかったのかもしれない。ただ、いまどきうんこで笑うのは小学校低学年までだろう・・・
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9月 24th, 2021 by PureJyam
「Ghost of Tsushima DIRECTOR’S CUT」の壱岐編は終了。ボリュームもそこそこあり、ストーリーも後付けにしてはよくできていた。本編で仁の父が死んだ場所を明確に描いていないというところを逆手にとって、実は壱岐を治めるべく渡ったのちにそこで死んだということにしてしまうというある意味力技だが、巧みな仕事である。本編でも度々登場し、仁の記憶に刺さった棘のような父の最期をどう乗り越えていくかという物語を組み立ててしまう手腕は素晴らしい。
とりあえず引き続き本編をプレイし続けているが、ちょっとしたところで出てきたセリフが実は壱岐編の展開と矛盾しているのに気が付いた。まぁそこはしょうがないかなぁ。ということで聞かなかったことに・・・
今朝、「Nintendo Direct」が配信されていて、リアルではなくちょっとあとに見た。ゼルダ続編の情報もなく個人的に気になるような新ゲームはなかったのだが、「Nintendo Switch Online」に追加パックというのが付くらしく、まぁようするに値上げか?と言う感じで見てたら、追加パックではNINTENDO64とメガドライブのゲームが遊べるようになるとか言っていて、驚いた。
今でも、ファミコンとスーパーファミコンのゲームはできるのだが、NINTENDO64までエミュレートできるとはね。メガドライブはスーパーファミコン世代なのでハード的に可能なのはわかるのだけど、かつてライバルとして争った任天堂のハードの一機能として組み込まれてしまうという屈辱をセガがよく飲んだなと(^^;)
もはやハードからは撤退しているので、当時の担当者とかもいないだろうから問題ないということかな。なんというか盛者必衰の理ってやつなのですかね。
しかも、無線接続のNINTENDO64とメガドライブのコントローラーを別売で出すという。前面にメガドライブとでかでかと書かれたパッケージの発売元が任天堂という、当時の人間にいずれこんなことになるんだよと教えても一蹴されたであろうことが、現実に行われるというのがね、もうなんか昔からゲームやってる自分のようなやつからするとほんと信じられません・・・
とはいえ、メガドライブについては、以前に「メガドライブミニ」を買ってしまっているので、もういいかなという感じ。それより気になるのは、やはりNITENDO64の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」と「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」。これをようやくやれるようになるとは。
「時のオカリナ」は10月末のサービス開始時にすぐできるようで、「ムジュラの仮面」は準備中ということだけど、恐らくそんな時間を空けることはないでしょう。いやぁ楽しみ。
新料金体系とか言っていたので、今よりは高くなるでしょうが、1000円くらいアップなら許容範囲かな。
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9月 20th, 2021 by PureJyam
「ドラゴン・タトゥーの女」 2011
随分前から気になっていた映画。主演はご存じダニエル・グレイグとルーニー・マーラ、監督はデヴィッド・フィンチャーである。気になっていたとはいえ、内容についてはほぼ知らなかった。唯一知っていたのは、タイトルになっているルーニー・マーラ演じるドラゴンタトゥーの女が、天才ハッカーであるという点のみ。
ダニエル・グレイグからの連想でスパイ物かとも思っていたが、本格ミステリーな映画である。ダニエル・グレイグは、雑誌記者で大物実業家の不正を暴くも名誉棄損の裁判で負けてしまいジャーナリストとしての信用を失っている。そんな彼に別の実業家よりある依頼が届いた。それは、40年前に失踪した実業家の兄の孫の謎の調査だった。というわけで、ダニエル・グレイグことミカエルは探偵役として調査を始める。
実業家の一族は登場人物も多く、かつ現在と40年前とが交錯するので、とてもわかりにくい。巻頭の登場人物一覧をことあるごとに見直すようなことが、翻訳物の推理小説を読んでいるとよくあるが、映画の場合そんなものものなくかつ強制的に時間が進ん行くのでさらにわかりにくくなってしまうのが難点だ。
舞台はスウェーデン。そもそも原作がスウェーデンの推理小説で、映画自体もこれの2年前にスウェーデン版が作られている。
2時間40分近い大作だが、真相が徐々に暴かれていく緊張感のあるストーリーとルーニー・マーラの魅力的な演技により時間を感じさせない。 ルーニー・マーラ 演じるリスベットは、精神病棟にいた経歴があり後見人が付いているが優れた記憶力とハッキング能力により、優秀な調査員として働いている。
このリスベットがなかなかに強烈なキャラクターだ。タイトル通りドラゴンの刺青をし、鼻と眉のあたりにピアスをした小柄で痩せぎすの風貌は一度見たら忘れられない感じ。実際のところこの映画の主人公はダニエル・グレイグではなく、彼女なのである。
実業家がミカエルを雇うにあたって身元調査をしたのがリスベットだが、そのあとしばらく2人に接点はなく、それぞれを別に描写する展開が続く。ここでリスベットの境遇やその性格が明らかにされ、見ている側は感情移入していく。やがて二人は合流し、一緒に真相を追うことになるのだが、調査を行う中でリスベットは徐々にミカエルに惹かれてゆく。
いやぁ面白かった。とてもよい。北欧の暗く寒々とした雰囲気の描き方が好きだ。
ブルーレイには、通常版と廉価版があって廉価版は普通に手にはいるが、通常版はもはや中古でしか買えなくなっている。まぁ発売がもう10年近く前なのでしょうがないのだけどね。で、今回買ったのは通常版である。もちろん中古だ。なぜわざわざ廉価版でなく通常版を買ったかというと、劇中わりと過激なベッドシーン等があるのだが、劇場公開時はそこにでかいぼかしが入っていたらしいのだね。多分R18でなくR15に抑えるための処置だったのだろうが、廉価版ではぼかしが入ったままのバージョンが収録されていて、通常版にはそれがない。なので通常版の方を買ったというわけだ。しかし全体を見ても特にぼかしが必要なシーンがあるように思えなかった。別にテレビ放映するわけじゃないんだから、ぼかす必要ある?って感じ。いつものことだが、日本の配給会社は映画をなんだと思ってるのだろう。
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9月 16th, 2021 by PureJyam
iPhone13が発表されましたが、どちらかというと話題はiPad miniの新型の方に偏っているようです。iPhone13の方は実のところiPhone12からあまり進化がなくて、世間的にはがっかり評価の方が多そうに見えます。特に指紋認証が付かなかったことと、端子がLightningのままだったことが、あまり受け入れられていない感じ。
去年のiPhone12のときも思いましたけど、このコロナ禍の最中で外ではマスクしたままのことが多い中、顔認証のみというのはどうなんでしょう。1年経っても全く改善しようとしないのは逆にすごいですけどね。指紋認証のないiPhone12の売れ行きが下がったというわけでもないので、載せる必要もないという判断でしょうか。去年のiPhone12のブログの内容をコピペして機種だけiPhone13に書き換えても多分違和感ないくらい何の目新しさもないという。
といこうことで注目は、旧機種と比べて大幅進化したiPad miniの方に集まってしまいましたね。ホームボタンも消え、ベゼルも狭くなったことで見た目は完全にiPad Proのようになりました。初代iPad miniを買ったのはもう9年も前の話で、当時のものと比べるとスペックは雲泥の差です。特に画面の解像度は1024×768しかなかったものが、2266×1488ですからねぇ。いやはや技術の進歩は素晴らしい。
iPad miniを買った頃は、外に持ち歩くことを想定していて、モバイルルーターなんかも買ったんですが、結局使い勝手を考えると普通にスマホでいいやということになってしまい、iPadを持ち出すことはなくなりました。
しかし今現在の使い方を考えると、スマホはおさいふケータイ用の小さいXperiaとWebやメール参照用の少し大きいPixel3aの2台持ちなわけです。だとするとWeb用の方はいっそセルラータイプのiPad miniにしてもいいんじゃないかという気もしますね。スマホよりは大きいですが、持ち運びに困るほどではないし、しかも画面が見やすい。
ただ、セルラータイプって結構高いんですよねー。Wifiタイプよりも2万くらい高い。だったらスマホは温存して、テザリングする方がよいのかな。うーむ・・・
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9月 14th, 2021 by PureJyam
月見バーガーを食べてみた。別に月見バーガーが好きで、発売を待っていたというわけではない。そもそも月見バーガーを食べるのは初めてだし(^^;)
じゃあなんでかというと、前にも書いたが最近よく見るVTuberの兎田ぺこらが配信で紹介していたので、それに影響されただけなのだ。Vtuberの配信に踊らされるようになってはもはや人間終わりじゃないかという気もしないでもないが、まぁうまそうだったのは確かなのでしょうがない。
月見バーガーは季節物で、毎年この時期になると期間限定で発売されている。ハンバーガーに目玉焼を付けただけにしか見えないので、今まで購買意欲がわくことはなかったわけだが、今年のこの「濃厚とろーり月見」は兎田ぺこらに限らずネットでの評判がよかったのだよね。なのでちょっとどんなもんか食べてみたくなったというわけだ。
具材は、ベーコン、パティ、目玉焼き、チーズで、通常のチーズ月見と変わらない。チーズ月見との違いは、バンズと追加ソースだ。バンズはチーズの練り込まれたチーズバンズで、いつものバンズと違いかなり柔らかい。ふわふわしている食感だ。それと通常のソースとは別にチーズソースが付加れており、このチーズソースがやたらとうまい。確かに濃厚とろーりという感じで、チーズ好きにはたまらない。期間中にもう一回買ってこようかな。
もともとハンバーガーは好きだ。特にチーズバーガーが大好きである。今一番好きなのは、バーガーキングの「クアトロチーズワッパー」というやつ。ただなかなか食べるタイミングがなくて、たまに食べるとほんと涙が出てくるくらいうまい。まぁ逆にたまにしか食べないからこそうまく感じるんじゃないかという気もしないではないけどね。
実のところマクドナルドは徒歩圏内にあるので、毎日月見バーガー買いに行くこともできなくはないが、うまかったとはいえ毎日食べたいと思えるほどではないんだな。
マックで一番好きなのは「ソーセージエッグマフィン」で、これは朝限定ということもあってこれまたなかなか食べる機会に恵まれないやつだ。とはいえ、買いに行こうと思えば全然余裕で買いに行けるわけで、結局のところ、毎日でも食べたいと思っていたとしても、実際毎日買いに行くという手間を本当にかけられるかというとそんなことはないのだよね。たとえバーガーキングがすぐ近くにあったとしても毎日「クアトロチーズワッパー」を買いにいくことはないのだろう。中毒じゃないんだものね(-_-;)
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9月 12th, 2021 by PureJyam
リージョンフリープレーヤーを買おうかどうしようかなどと書いたのは1か月くらい前だが、結局買った。機種自体は今までと同じSONYのBDP-S1700だが、恐らく中身をいじってリージョンフリーにしてあるやつ。値段は3倍だが、しょうがない。これでリージョンを気にすることなくブルーレイもDVDも買うことができる。
「蠱毒 ミートボールマシン」 2017
プレーヤーを買ったからというわけでもないが、これもリージョンBのやつ。
突如宇宙から飛来したガラス容器みたいなシールドに覆われた東京の一画。その中で正体不明の寄生生物に寄生された人間は、怪物と化して殺し合いを始める。主演は田中要次。監督は以前見た「東京残酷警察」の西村喜廣である。まぁ「東京残酷警察」がちょっと面白かったので、同じ監督の別作品を見て見たくなったので買ってみたわけだが、なんというか、同じ監督とは思えないほどの・・というのが感想。
グロテスク表現もアクションも劣化してしまっている。「東京残酷警察」は基本チープではあるが、見せ方のセンスのよさが光っていたと思っているのだが、これにはどうもそれがない。ストーリーも見せ方も全てがチープなのである。主演の田中要次はなかなかの熱演でよかったんだけどねぇ。
「オン・ザ・ミルキーロード」 2016
セルビア映画である。戦争中のとある国のとある村を舞台にした愛の逃避行を描く。なんとも形容の難しい内容だった。基本的に寓話である。ロバに乗って前線にミルクを運ぶ男は、ミルク屋の娘に惚れられている。戦争から帰ってきたミルク屋の娘の兄のために妹はどこからか嫁を連れてくるが、主人公はその嫁に一目ぼれしてしまう。ここまでだとちょっとほのぼのとしたコメディ風なのだが、実はその嫁はかつて大国の将軍が目を付けた女で、将軍は女のために妻を殺して監獄に入っていた。そして監獄から出たあと女を捕らえるべく特殊部隊を村に送ったのだった。となるともはやほのぼのはどっか行ってしまう。もちろんそれでもファンタジックに描き続ける場合もあるだろうが、この映画はわりと容赦ないのだ。
あらすじで予想していたほのぼの系をあっさり覆すハードな描写に目が点である。決してリアリズムではなく全体の流れはファンタジックではあるのだけど、戸惑いは隠せない。
多分監督の出身地であるユーゴスラヴィアのいろいろな歴史に通じていればその寓話性も解釈可能なのかもしれないが、そのあたりの知識のない人間にはなかなか理解しづらいところだ。
主役のミルク運び屋は監督自身が演じているが、いい味を出していてとてもうまい。あと、動物の使い方が巧みで、どうやって撮ったんだというようなシーンも多い。多分CGもかなり使われているのだろう。
決してつまらない映画ではないのだが、じゃあ面白かったのかと言われるとそうでもなくて、繰り返しになるがなんとも難しい。
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9月 10th, 2021 by PureJyam
以前、「DJI POCKET2」を扱ったことがあったが、こっちはまぁいわゆる類似製品ってやつだね。こっちも2ということで、やはり1もあったわけだけど、初代のDJI POCKTの画角が狭いこともあって、最初から広角で、かつ値段も安いということで、こっちを選ぶ人もわりといたようだ。
で、今回本家に引き続きこちらも後継機が出てきた。ただし、通常販売じゃなくてMakuakeというクラウドファンディングサイトでの数量限定販売になっている。多分この売れ行きを見たうえで通常販売に移行するのだろう。
広角をさらに強化し、カメラ部分を有線で取り外せるタイプを追加してきて、アクションカムっぽい使い方もできるようになった。
でも、どうなんだろうなぁ。やはり出回ってから評価を確認しないとなんとも言えん感じだね。DJIよりは安いといえば安いけど、そんなに極端に変わるわけでもないしね。それなら本家の方がいいかという気もしないではない。
DJI POCKETと言えば、先日見た「ドロステのはてで僕ら」ではなんと全編をDJI POCKETで撮影しているようだ。メイキングを見たときにそれっぽいのを使ってるなとは思ったのだが、一部のシーンだけかと思っていたら全部をDJIで撮ってるらしい。一応劇場公開までされた作品で問題なく使えているってことは性能的には悪くないのだろうな。
感想を書いたときに、長回しを多用と書いているが、実際には全編1カットの映画だった。もっとも1カットと言っても、途中でいい感じにカットする疑似1カットというやつみたいだけどね。ただこれって作る労力のわりに見ている方は気づきにくいんだよねー。長回しは個人的にも好きな撮り方なんだけど、見ている側だともう一度見直してみて初めて、ああカット入ってないんだなと気づくみたないことの方が多い。特に疑似1カットだと、ここで切れるなという部分が必ずあるので、そこでカットされたと無意識に感じてしまうせいもあるかもしれない。
あとこのあとに続けて「サマータイムマシンブルース」をみたときに、映画っぽいと強く感じたのは、「ドロステ・・」が1カット撮りのために、映画というよりは演劇に近い印象を受けていたせいなのだと思った。冒頭を見直してみたら、役者の動きとかセリフ回しとかが演劇っぽいんだよね。作り手がもともと演劇の人間だからというのもあるだろうね。
それにしても、DJI POCKETで撮影したものが映画館の巨大スクリーンの投影にも耐えうるというのはすごいなぁ。「シン・ゴジラ」でも一部はiPhoneで撮影したものがあるということだったので、最近の機材であれば全然問題ないのかな。映画的絵作りというのにこだわる必要はないのかもしれない。
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9月 8th, 2021 by PureJyam
アニメ化50周年らしい。第一シリーズを見てから半世紀も経ったと思うと感慨深いが、いまだにシリーズが続いているというのがすごい。
最初に見たとき、1話にも関わらずお話が既に始まっている状態で開始されていたのに驚いた。まだ子どもだったこともあり、その当時見ていたアニメや特撮物は普通第1話というと、登場人物の紹介みたいなところから始まるのが普通だったからだ。それに内容も大人っぽくて結構な衝撃を受けた。
しかし、その数年後に第二シリーズが始まり、ものすごく期待して見始めたら、内容が一気に子ども向けのしょうもないストーリーになってしまっていて、落胆したわたしはテレビでルパンを見ることはなくなった。なので、第三シリーズは全く見ていない。第二シリーズ中の宮崎演出回を見たのはもう随分あとになってからだった気がする。
もっとも映画版は見ている。「ルパンVS複製人間」は今一つだったが、「カリオストロの城」は傑作だった。とはいえ、宮崎ルパンが至高かというと、個人的にはそうは思っていなくて、やはり第一シリーズの前半の大隅ルパンが大好きなのである。
2015年に、30年ぶりに第四シリーズが開始されて結構期待していたのだが、宮崎ルパンを意識しすぎていてちょっと違うなという感じだったので、やはり見ていない。2012年のスピンオフ「峰不二子という女」は面白かったんだけどね。2018年には第五シリーズが始まり、今度こそ悪くないなと思ったものの1話以降は結局みてないんだよね(-_-;)
で、今年は50周年を記念した第六シリーズが開始されるわけだ。
今回、次元大介の声優を第一シリーズからずっと演じ続けていた小林清志がとうとう降板になった。もう88才ということで、さすがに限界ということなのだろう。お疲れ様でした。
代わりに次元を演じるのは、大塚明夫ということで、まぁ妥当な人選でしょうかね。お父さんの大塚周夫は第一シリーズで、五右エ門をやっていたので、親子で同一シリーズの声優を担当するというのもなんかすごい話だ。いずれにせよこれで開始時の声優さんは全て交代されてしまったということなり、なんか寂しい。
それにしても山田ルパンを引き継いだ栗田貫一は当初物まね感が拭えなかったが、さすがにもう25年もやっていると完全に板について、ルパンを演じ切ってる。銭形、不二子、五右エ門は新しいキャストになってからあまり見ていないので、まだ慣れないんだよね。
第六シリーズで気になっているのは、脚本に押井守が参加していること。かつて、ルパンなんて最初からいなかったというストーリーで映画版の監督を下ろされたあの押井守が、脚本書くとか、もう見るしかないでしょって感じ。ただ、監督が知らない人なので、どうなるかはやはり1話次第かなぁ。
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9月 4th, 2021 by PureJyam
去年見に行きたかったやつが、ブルーレイ化されたので買ってしまう。「サマータイムマシンブルース」の脚本を書いた上田誠が脚本を書いた時間SFということで、ものすごく見たかったんだよね。
「ドロステのはてで僕ら」 2020
監督は、脚本の上田氏が所属するヨーロッパ企画という劇団の山口という人だが、他にメジャーな作品を撮っているわけではないようだ。
カフェに置いてあるテレビとカフェのマスターの部屋のモニターがなぜか2分間のタイムラグを持って接続されてしまう。それをめぐってカフェの常連客や店員がくりろげるドタバタコメディといった感じ。
ドロステというのは、合わせ鏡のように自身が再帰的に繰り返される画像効果を言うが、つまり2分間という時間を引き延ばすために、モニター同士を向かい合わせに置いてさらに未来からの情報を得ようとした彼らの行為のことを指している。「サマータイムマシンブルース」に匹敵するぐらいの巧みな脚本である。ドラえもんのエピソードにも出てきそうだ。
2分後や2分前の自分たちと映像を介して会話するわけだが、CGとか編集で誤魔化すことなくリアルで撮影されていることがわかるので、撮るの大変だったろうなと。しかも長回しを多用しており、そこまで自分の首を絞めなくてもとまで思わせる。モニターに映像を表示させるためには、あらかじめその素材として2分前あるいは2分後の映像を撮影しておく必要がある。さらにその映像と会話するので、双方が完璧なタイミングで演技しなければならないわけだ。カット割りで誤魔化せばそこそこ簡単なのだが、それをあえて長回しを使って2分前から2分後への移動をずっと見せ続けるとかいう無茶なことをやっているので、もう考えただけで大変そう(^^;)
特典のメイキングを見ると、ほんとにきつそうで、スタッフには同情を禁じ得ない。
いや、しかし素晴らしく面白い。
「サマータイムマシンブルース」2005
「ドロステ・・」があまりにも面白かったので、もう一度見たくなって見てみた。ブルーレイは買ってなくて、ケーブルテレビで随分前に録画したやつである。
ブログに書いたような気がしてたのだが、いくら探しても見つからなかったので、ここで書いておく。
監督は本広克之で、去年の暮れに見た「ビューティフルドリーマー」と同じ。「ドロステ・・」はビデオ撮りということもあって雰囲気がテレビドラマっぽいが、こちらは多分フィルムでかつカット割りも多くより映画っぽい。まぁどういうのがテレビでどういうのが映画なのかっていうそもそもの議論はありそうだが、あくまで個人的な感覚としてね。まぁ最近はYoutubeもあるし、ビデオから入ってくる作り手も増えたんじゃないかと思うが、やはりフィルムの映画から入ってきた作り手とは微妙に作品のテイストが違うような気がする。
とある地方の大学のSF研に突如2030年からタイムマシンが飛来することで起こるドタバタコメディ。エアコンの壊れたリモコンを昨日へ戻って取ってこようとするとかいうしょうもなさが面白い。が、リモコンを中心に考えるとやたらと波乱万丈な運命を辿っていて全体の構成の巧みさに舌を巻く。画面のあちこちに伏線がちりばめられていて、何度も見たくなる映画だ。
主演は、のちに「のだめカンタービレ」のドラマで共演する瑛太と上野樹里だが、上野樹里はのだめと違い、あまり印象に残らない感じの役柄で実際のだめをこの後に見ているのだけど、同じ女優だと気づかなかった。
また、今回改めて見てみると、共演に「ドロステ・・」にも出演しているヨーロッパ企画の役者が結構出ていて、なるほどという感じ。あと見た当時もかなりインパクトがあったわりとうざい部員役がムロツヨシだったのは今回初めて知った。
もともとは戯曲として書かれていて、何度も舞台公演が行われているらしい。舞台版も見てみたいものだ。
とにかく傑作。青春SFコメディとして滅茶苦茶素晴らしい完成度である。
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9月 2nd, 2021 by PureJyam
ゼルダが終わったあと、いい感じのタイミングで「Ghost of Tsushima DIRECTOR’S CUT」が発売になった。PS4からのアップグレードでPS5版のディレクターズカットにできるということで、当然のごとくアップグレード。まぁディレクターズカットというか、どちらかというと有料DLCという感じで新たに壱岐の譚という章が追加された。PS4のクリアデータも引き継げるとのことだったが、せっかくなのでPS5でもう一度最初からやり直している。美しいグラフィックがさらに強化されほんと超きれいである。ついこないだだと思っていたが、もう一年も前だったんだねぇ。やはり操作に慣れる意味でも最初からやって正解。とはいえ、壱岐には最初の章を終わらせれば行けるようになったのだが、敵もそこそこ強くなっており、やはりクリアデータを使うべきだったかと若干後悔気味(-_-;)
しかし面白い。メインストーリーと絡めるために、かつて仁の父が壱岐を治めるべく若き仁らと共に島に渡っていたという過去話を持ってきたのはなかなか巧みだし、その当時の記憶を各所に散りばめることで、話の奥行を広げているのはお見事。よい仕事している。ボリュームもそこそこあるようなので、クリアにもう少しかかりそうだ。
そにれしても、結局PS5での新作ゲームは「デモンズソウル」だけしかやってないんだよね。「デスストランディング」にしても「Ghost ofTsushima」にしてもPS4のゲームだし。いや「デモンズソウル」もPS3のリメイクか。純粋にPS5ゲームというのはまだほとんど出てないのだよな。せっかく買ったもののPS5専用ソフトがどんどん出てくるのはまだまだ先になりそう。
そういえば、「デスストランディング」も今月の終わりごろに、ディレクターズカット版が出るらしい。新しいアイテムとかがいろいろ追加されるとか。アップグレードも可能なようなので、「Ghost of Tsushima」が終わったらそっちをやりましょうかね。今年はそれで打ち止めかなぁ。面白そうなやつはほかにはなさそう。
まぁ本命は来年早々の「エルデンリング」なので、それまではPCゲームでもやってようかな・・・
そういえば、「ガールズ&パンツァー最終章第3話」のブルーレイの予約が始まった。発売日は12/24。パッケージの表紙は継続高校なのだが、本編中に1カットしか出てこなかったキャラがミカよりもでかく載っていて、なんか笑ってしまった。いつもの2人を出してやれよって感じ(^^;)
しかしまだ4話の情報はなし。少しは早くなるのかとも思っていたが、そうでもないようだ。せめても来年の夏頃までには公開して欲しいなぁ。
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