ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ビッグ・リボウスキ

1月 14th, 2023 by PureJyam

「ビッグ・リボウスキ」 1998
コーエン兄弟のコメディ。コーエン兄弟のシリアス物はかなりよいなのだが、コメディ中心になるとそこそこよいになってしまうみたいなことを「バーン・アフター・リーディング」のときに書いたが、これもそんな感じ。ただ、「オー・ブラザー」「バーン・アフター・リーディング」よりは面白い。
主演は、ジェフ・ブリッジス。
大金持ちのリボウスキと間違われて襲われた同名のジェフ・ブリッジスが、大金持ちの妻の誘拐事件に巻き込まれてしまい、右往左往するお話。
コーエン兄弟の映画らしく登場人物の大半はいかれている。全体的な構成はハードボイルド探偵物をなぞっているが、基本ドタバタコメディだ。ジェフ・ブリッジス演じる主人公の雰囲気は以前見た「インヒアレント・ヴァイス」を彷彿とさせるが、こっちの主人公は自堕落な無職男で、別に事件を積極的に解決しようとかいう気もなく、行き当たりばったりに状況に流されているだけだ。もっともそのへんのとぼけた雰囲気が逆に魅力的でもある。
ボーリング仲間の友人2人とのやりとりが面白い。
高評価だった「ファーゴ」の次の作品だったため、当初はあまり評価されなかったようだが、今ではカルト的な人気があるらしい。確かにあとからじわじわくる面白さがあるような気はする。

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2023年冬アニメインプレッション

1月 12th, 2023 by PureJyam

2023年冬アニメもほぼ出そろった。今期は録画数がけっこう多い。もちろん多分全部は見ないだろうけど。

トモちゃんは女の子!
原作は全巻読んでいる。アニメはほぼ原作通りで、原作のエピソードをいい感じに繋げたような流れになっているが、全体的に普通のラブコメになってしまった感が強い。
多分原作を読んでなければ切っていたかもしれない。

便利屋斎藤さん、異世界に行く
これまた原作は全巻読んでいる。まさかアニメ化するとは思わなんだ。原作はショートストーリーの寄せ集め的な作りなのだが、それはマンガならでは表現であってそれをそのままアニメで踏襲するのはどうなのだろう。一本の芯になるストーリーを用意してそこに枝葉として配置してゆく構成が王道な作りだと思うのだが、恐らくそれができる脚本家を用意できなかったのだろう。ぱっと見あまり予算なさそうだし。こっちも多分原作読んでいなければ切っていたかもしれない。

NieR:Automata Ver1.1a
まさかのアニメ化。ゲームをしたのはもう5年以上前になるが、ストーリーはよく憶えている。
1話はゲームのストーリーそのままで、というかゲーム内動画を繋げただけとも見えるほど忠実になぞっているだけなので、今後アニメとしての独自性を出していく気があるのかどうかというとこが気になる。

REVENGER
必殺仕掛人っぽい集団が出てくる時代劇ではあるのだが、長崎の出島になぜか巨大な洋風の城があるので、現実の世界線とは異なっている世界なのかもしれない。ストーリー原案が虚淵玄ということでちょっと期待。1話から鬱展開だが、まぁ面白い。

齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定
タイトルが内容をすべて表現している感じのギャグアニメ。ドラゴンのぼやきが面白い。
スタッフロールの名前がほぼ中国系だったので、おやっと思ったが、どうやら去年中国のビリビリ動画で配信されたものだとか。原作自体は日本のラノベなのだけど、角川の中国展開の一環ということらしい。

TRIGUN STAMPEDE
1998年にアニメ化されたマンガ原作の再アニメ化。タイトルはなんとなく聞いたことあるが、前作は見たことないし、原作も読んだことない。
地球とは違う星を舞台にしたSFガンアクション。3DCGアニメらしいので作画に癖があるものの、とりあえず1話は悪くなかった。ただまぁ今後の展開次第かな。
エンディングに流れたオープニング曲が素晴らしい。

大雪海のカイナ
弐瓶勉原作のSFファンタジー。原作といってもメディアミックスで作られているらしくマンガが若干先行発表されているといった感じらしい。大雪海→「だいせっかい」だと思ったら「おおゆきうみ」だった。
雪に埋もれた地上側と巨大な木のてっぺんに張り巡らされた膜の上という分断された星に住む人々の物語。弐瓶勉のマンガは「人形の国」しか読んだことないが、世界の設定に共通点を感じる。今後どうなるんだろうというわくわく感があり面白い。今期の中では一番期待できそう。

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スモーキン・エース

1月 9th, 2023 by PureJyam

新年一発目のブルーレイ。いろいろ見たいものがある中でこれを選んでみたが、特に理由はない。

「スモーキン・エース」 2006
ジョン・カーナハン監督、ライアン・レイノルズ主演の銃撃系アクション。ホテルの最上階に身を隠したマフィアの裏切り者のマジシャンを巡って、殺し屋4組、謎のスウェーデン人、FBI捜査官、連れ戻しを図る弁護士に雇われた元警官らが入り乱れて争う。
各陣営の動きの絡み方の先が読めなくて面白い。FBIも現場と上層部での思惑の相違やらもあって単純ではなく、最後の最後まで目が離せない。マフィアのボスが雇ったと言われる謎のスウェーデン人という存在の使い方が秀逸。
ライアン・レイノルズはどっかで見たことあるなぁと思っていたら、以前見た「デッド・プール」の人だった。またFBI副長官役のアンディ・ガルシアがそれっぽい貫禄を見せている。
単なる銃撃戦映画で終わらせずにひねりを入れた展開はよかった。ただ途中に出てくる頭のおかしい少年のくだりは必要だったか?
「スモーキン・エース2」という続編があるようだが、監督は別人でストーリーも繋がりはなさそう。しかも劇場公開はなくDVDのみの発売だったようだ。

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MeganeX

1月 7th, 2023 by PureJyam

CESが開催され、ここにきてVRヘッドセットの新作がいくつか発表されている。いろんな会社がメタバースがどうたらこうたらといろいろぶち上げているものの、VR自体はなかなか普及しているような感じがしない。大きな理由としてはやはり、お手軽にはできないからだろう。
電脳メガネ並みのハイパーデバイスが登場しない限り多分このままなんとなく好事家のガジェット的な位置づけのままずるずると延命しそう。

写真のやつは、パナソニックの子会社Shiftallの「MeganeX」。320gとかなり軽量なのは、バッテリーを搭載してないせい。SteamVR対応ということで、PCに接続するのを前提としているようだ。値段は約25万円とかなりの高級機。
HTCは「VIVE XR Elite」というのを出してきて、こっちはバッテリー搭載だが、着脱式になっている。なぜか重さはどこにも載っていないので不明。価格は約18万円。
もう一般人には売る気がないようだ。MetaQuestでは満足できない層を狙っていく感じなのだろう。

シャープも出してきたのだが、まだコンセプトモデルということで、製品化は未定。ただバッテリー非搭載ながら175gとかなり軽い。
現状はバッテリーを搭載して重いけど無線でいくか、非搭載で軽いけど有線でいくかという2択なのだよね。やはり全てのカギを握るのは、バッテリーということだねぇ。軽くて超小型で高出力のバッテリーが発明されるようなことがあれば、多分世の中がらっと変わるのだろうな。

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HA-NP35T

1月 5th, 2023 by PureJyam

ワイアレスイヤホンといえばまぁそうなんだけど、いわゆる耳に突っ込むイヤホンとは違い、耳に引っ掛けるだけのもの。
5年まえに買ったWF-1000Xは、いまだ現役で使っているのだけど、あのタイプのカナル型イヤホンを耳に刺して歩くとどうも違和感があって気持ち悪い。電車とかバスとかでじっとしているときに使う分には全然問題ないのだけどね。
最近在宅勤務が増えてせいでどうにも運動不足になりがちになってしまったため、少し家の周囲を歩くようにしているのだが、そういうときにやはり音楽を聴きたいと思うもの。そのときにもWF-1000Xを使っていたが、どうしてもしっくりこないので、耳をふさがないタイプのものを探していたのだ。
耳をふさがないタイプのイヤホンというと、最初に思い浮かぶのは骨伝導タイプのやつ。そっちでもいいかなと思っていたのだけど、たまたまヨドバシに行ったときに安売りされていたので、こいつを買ってしまった。

もちろんスピーカーがむき出しなので、遮音性は皆無で音漏れもする。しかし耳への圧迫感もないので、着け心地はよい。ウォーキングで外で使う分には多少音が漏れても問題ないしね。逆に混んでいる電車やバスでは使えないだろう。まぁ音漏れがあると言っても通常の音量であればかなり近づかないとわからない程度なので、空いているときなら大丈夫そうではあるけどね。

音自体はたいしてよくない。カナル型のイヤホンと比べると低音が全く出てないし、シャカシャカする感じで、じっくり音楽を聴くためのものではないね。公式サイトでも運動時とかオンライン会議での使用を想定してるみたいだし、スピーカーの位置や大きさでこの程度が限界なのだろう。
実際そういう使い方しかする予定がないので、なんの問題もないけど。

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ぼっち・ざ・ろっく!

1月 3rd, 2023 by PureJyam

去年の秋アニメで年末に最終回を迎えたもの。前回のインプレッションでは、特に扱っていなくて要するに1話の最初だけ見て切った中のひとつ。
その後、人気が出ていることは知っていたので、たまたまAmazonで無料で読めた原作の1巻を読んでみたものの全く刺さらなかった。しかし、どうにも気になったので、Netflixで見直してみたわけだ。
そしたら普通に面白かった(^^;)
「けいおん!」と同じく女子高生がバンドを組む話である。違うのは「けいおん!」があくまで学校の部活であるのに対し、こっちは学外のライブハウスでバンド活動してゆく話であるというとこ。それと主人公の後藤ひとりがギターはうまいが極端なコミュ障という特性があるところ。そのせいで、「けいおん!」よりもギャグよりのテイストとなっている。演出も実写をまぜた独特の演出でギャグシーンを強調している。まぁそのへんがかなり面白いし、ひとりがバンドメンバーと関わることで少しづつ変わっていく描写もよい。人気が出るわけである。
いままで一度切ったものをその後見直しても面白いと思ったことはないのだけど、これは初めて評価が変わってしまったアニメになった。今後はあまり短時間では切らずにせめてもAパートくらいは見てから切る切らないを決めることにしよう。

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あけましておめでとうございます

1月 1st, 2023 by PureJyam

ここ数年の1年のあまりの速さにもはや諦めしかないし、年が変わったことへの感慨のなさにも慣れてきた。21世紀に入って既に20年以上経つわりに世の中はあまり変わったきもしなくて、かつて思いをはせた輝ける未来はどこに行ってしまったのだろう。

毎年凝りもせずこのような動画を作ってはいるものの、まっとうな創作活動はできていなくて、悲しい限りだ。とはいえ、そんなことで悲観してしまうほど若くもないので、あとはなんとかテキトーに生きていきたいものだ。
創作もできればやりたいので、今年こそはなんとかしたい。多分来年も同じことを言っているだろう。という予言で締めておくことにしよう。

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昭和歌謡大全集

12月 30th, 2022 by PureJyam

「昭和歌謡大全集」 2003
村上龍の原作は好きなので何度も読んでいる。映画化されていたことは知っていたが、まぁどう考えても原作のよさを映像化できるとも思えなくてあまり見たいとも思っていなかったのだ。
監督は篠原哲雄、主演は松田龍平。ブルーレイは出ていなくてDVDで、しかも中古で買った。
タイトルとはうらはらに若者とおばさんが殺し合うという荒唐無稽なお話であるのだが、原作は細部の書き込みとその文体で妙なリアリティを生み出していた。
しかし映像化されるとやはりどうも作り物っぽさが出すぎてしまっているようだ。特におばさんが皆きれいすぎておばさんではないのが致命的。樋口可南子や森尾由美、細川ふみえは年齢はともかくおばさんには到底見えない。若者側もちょっとイケメンぞろいで、原作の狂気感が薄すぎる。
松田龍平演じるイシハラは悪くはないが、もうちょい素っ頓狂さがほしいところか。個人的には原作を読みながらイシハラはSMAPの香取慎吾が似合うなぁと思っていたのだが、さすがにそのキャスティングは無理だわな。
脚本は概ね原作通りなのだが、何故かラストは変更されていて、いやラストこそ原作通りにやらなきゃだめなんじゃないのという感想しかない。
クライマックスのチープさが悲しいが、当時の技術ではあれが限界か。

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Twelve Minutes

12月 27th, 2022 by PureJyam

以前から気になっていたゲームなのだけど、Steamのセールで安くなっていたので買ってしまう。まずは「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」を再開しろよって話なのだけど、どうも今一つ乗り切れないので、もうちょっと置いておくことにする。
さて、このゲームはジャンル的には多分往年のアドベンチャーゲームのカテゴリーに入るかもしれない感じのもの。家に帰ってきた男がそこから12分間のループに囚われてしまい、そこから抜け出そうとするのが目的。というかほんとに抜け出せるのかはまだ始めたばかりなのでわからないのだけどね。
特に何もしないと10分後くらいに警察と名乗る男が押し入ってきて、拘束されたあげく首を絞められて殺されてしまう。主人公は妻との会話や、家の中の探索によってそのバッドエンドを回避すべくやれることをやってみるという感じ。よくある脱出ゲームの変形と言っていいかもしれない。
妻にはなんか秘密がありそうな雰囲気で、それを解き明かすのも目的となるが、多分それが解ければループも終わるのだろう。
最初はできることが多くないが、ループを重ねるうちに知識を増やしていろいろできるようになってくるのが面白い。単に鍵を探して扉を開けるだけの脱出ゲームと比べると複雑さは増している。
多分それほどプレイ時間は長くはならなさそうだが、もう少しは遊べそう。

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デジャヴ

12月 24th, 2022 by PureJyam

クリスマスイブに見る映画ではないような気もするが、特に選択に何らかの意図があったわけではない。たまたまである。

「デジャヴ」 2006
監督はトニー・スコット。主演はデンゼル・ワシントン。トニー・スコット監督は知らなかったが、リドリー・スコットの弟で、トム・クルーズの「トップガン」を撮った人だった。
ニューオリンズで起こったフェリー爆破事件を追うATFのデンゼル・ワシントンは、川辺で女性の遺体を発見したという報告を受ける。しかしその遺体は事件の前に発見されていたのだった。そしてFBIへの捜査協力の中で、スノーホワイトと呼ばれる大規模監視システムに触れることになる。
まぁこれ以上は何を書いてもネタばれになってしまうような気がするので細かくは言わないが、基本的にはテロ犯を追うサスペンス映画である。
タイトルバックから冒頭のフェリー爆破までのシーケンスがほんと神がかっていて鳥肌立った。このセンスはほんとすごい。全体的にもサスペンスに引き込む演出がうまくて、かなり面白かった。重要アイテムである監視システムがらみの扱いに若干脚本のつめの甘さは見られるものの、許容範囲であろう。
デンゼル・ワシントンはATFという組織の捜査官なのだが、ATFというのは、アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局の略称らしい。何ともアメリカらしい取締機関ではあるが、多分他の映画でも出てきているのだよねぇ。なんかはっきり認識したのはこの映画が初めてだった。
それにしても吹き替えと字幕の翻訳で、システム名のスノーホワイトを白雪姫って訳すのはどうなんだろう。ここはスノーホワイトのままの方がよかったんじゃなかろうか。
まぁそんなことはどうでもいいが、トニー・スコット監督の他の映画も見てみたくなったのは確か。監督自身は残念ながら2012年に亡くなってしまったようなのだけどね。

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