ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

スター・トレック

3月 20th, 2023 by PureJyam

以前から見たいと思っていたリブート版3作が入ったやつを安く買ったので、順番に見ていくことにする。

「スター・トレック」 2009
元は1960年代のテレビシリーズだが、1979年版を手はじめに何度も映画化されている。今作はおなじみのキャストを一新したリブートシリーズの最初のやつだ。
シリーズの時間軸を前にずらし、カークがスポックと知り合ってエンタープライズ号の艦長になるまでを描く。監督は「スターウォーズ7,9」のJ・J・エイブラムス。若き日のカークを演じるのは「スモーキンエース」にも殺し屋役で出ていたクリス・パイン。
バルカン星からの緊急救助要請を受け、優秀だが素行不良の士官候補生カークは対立するバルカン人のスポックと共にバルカン星に向かうが、そこで出会ったのは、かつてカークの父の艦を撃破したロミュラン人のネロだった。
テレビシリーズでのおなじみの面々がエンタープライズ号に集うことになる顛末を描いているわけで、かつてのシリーズを見ていた私としては、カークとマッコイが出会うシーンでテンションぶち上ってしまった。もっとも大昔のことなので、メンバー全員憶えていたわけでもないのだけどね。
スポックは、ザカリー・クイントという役者が演じているのだが、これがまた確かに若いスポックそのものという感じ。まぁバルカン人は髪型と耳と眉を合わせればだれでも同じように見えるんじゃないのと言われればその通りかもしれないが。
敵の時間干渉による改変された世界線という設定にすることで、オリジナルシリーズを踏襲しつつも微妙に設定を変えることを正当化するというアクロバティックな脚本にはあっぱれとしか言いようがない。お話としてはつこっみどころが多々あるのだが、エンタメ振り切り演出とオリジナルへのノスタルジーで強引に突っ走ってゆくところは嫌いじゃない。

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ChatGPT

3月 17th, 2023 by PureJyam

ChatGPTが人気である。まぁ詳しく説明するような場所ではないので詳細は省くが、ようするにAIとお話できるツールだ。なんで人気になったかというと、ChatGPTが生成する文章が、もはや人間が作ったものと区別つかないくらいに高度なものだったからだ。
この手のツールは結構前からあって、昔はロジックを組んで応答を返すようなものだったが、最近はディープラーニング等々の技術を使って、ほんとにAIがリアルタイムに文章を生成するものが出てきていた。とはいえ、生成される文章は簡単なものか、文法的には正しいけど、内容が支離滅裂みたいなものも多かったのだ。それが、ChatGPTの登場で一変した。質問に対してほぼ完ぺきな文章を返してくる。それもかなりの長文で返すことも可能だ。少し前に画像生成AIが脚光を浴びたが、その文章版とも言えるだろう。

世間の評価は絶賛する人、警戒する人、懐疑的な人など、いろいろ分かれている。このChatGPT、文章生成能力はとてつもないものを持っているので、そこが賞賛を浴びるポイントとなる。ただ、知らないことに関しても勝手に生成して答えてくるという悪癖があり、そのあたりをどう見るかで評価が変わってくるのかもしれない。
要はバカとハサミは使いようということで、結局のところ使う人間次第ということだ。

個人的には、創作の手伝いをさせるのは面白そうだと思っている。例えば、このような質問
「仮面ライダーのストーリーをサイバーパンク風に書きなおしてください。」
に対してこう答えた。
「近未来の世界で、巨大企業ショッカーは、高度なサイバーテクノロジーを駆使して人間の意識をコントロールする能力を手に入れた。ショッカーは、人々を自分たちの思い通りに動かすことで、世界を支配しようとしていた。
しかし、それに対抗する存在として、仮面ライダーと呼ばれる戦士たちが現れた。彼らは、自らの肉体に埋め込まれた最新のサイバーテクノロジーによって、ショッカーの支配から解放された人々を守るために戦った。
仮面ライダーたちは、ショッカーの謀略や強力なサイバーテクノロジーによる攻撃に直面しながらも、勇敢に立ち向かった。彼らは、人々が自由に生きるために戦い、ショッカーの野望を打ち砕いた。
最終的に、仮面ライダーたちはショッカーの最高指導者である暗黒大使を打ち倒し、自由を取り戻した人々に祝福された。そして、仮面ライダーたちは、新たなる脅威に備えて、未来へと向かっていくのであった。」
ありがちではあるが、それっぽいストーリーをでっちあげてくれる。そのままでは到底使えないが、アイディアの元にはなりそうだ。


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大菩薩峠

3月 14th, 2023 by PureJyam

「大菩薩峠」 1966
中里介山の原作小説は何度も映画化されているが、これは1966年版岡本喜八監督のものである。主演は仲代達矢。モノクロ作品だ。例によって日本ではDVDしか出ていないので北米版を買う。「The Sword of Doom」というタイトルが何ともかっこよい。
甲源一刀流の使い手である机竜之助の破滅的な人生を描く。主人公がいきなり何の罪もない巡礼の老人を切り殺すという描写で始まる映画もなかなかない。
ニヒリスト剣士みたいな形容をされる場合もあるが、その後の所業を見ても単なる性格破綻者であり、人間のくずである。以前見た「眠狂四郎 勝負」の眠狂四郎もニヒルな印象のキャラではあるが、少なくとも彼は一般人をいきなり斬るようなことはしない。
仲代達矢の演技は以前の「切腹」でも凄かったが、今作でも相変わらず凄まじく、画面に出ているだけで緊張感が漲る。また大人数での切り合いが多く殺陣の迫力もすごい。
希代の使い手である机竜之介が唯一勝てないであろうと悟る相手として三船敏郎が出ていて、こちらの殺陣も素晴らしい。
最初は普通に江戸時代の話だと思っていたのだが、いきなり芹沢鴨や近藤勇が出てきて驚いた。幕末の話だったのだね。原作小説は1913年から新聞連載されていて、41巻まで続いたが未完に終っている。映画で描かれるのは多分かなり最初の方だけのようだが、小説の続きでも机竜之助は辻斬りに勤しむサイコパスな人生を送っているらしい。
1960年に「眠狂四郎 勝負」の三隅研次監督が、市川雷蔵を主人公にして撮っていて、いずれこちらの版も見てみたい。今作よりも古いのにこちらはカラー作品みたいなのだよね。

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徒然なるまま その45

3月 12th, 2023 by PureJyam

今のところここ数年の中で個人的評価が最も高いマンガである「葬送のフリーレン」がアニメ化されるという話が去年あって、ただ制作スタジオとかが全く発表されていなかった。原作が好きなだけに、わけのわからない無能なスタッフによってしょうもないアニメ化されたらどうしようかと気をもんでいたのだが、そのへんがようやく明らかになりPVも公開された。
制作がMADHOUSE、監督が「ぼっち・ざ・ろっく!」で脚光を浴びた斎藤圭一郎。ということで、まぁ一安心である。PVを見る限りキャラクターデザインも原作をかなり忠実に再現しているし、音楽もよくて期待できそうという感じ。

3/24に発売予定の「バイオハザード RE:4」の体験版の配信が始まった。まだちょっとしかやってないのだけど、多分序盤の村のとこまではできるっぽい。
やはり何と言ってもグラフィックの進化はすごいね。Wii版では画面がそんなに暗くなかったような記憶があるのだけど、今作ではリアリティが増した分かなり暗く、より不気味な雰囲気になっている。ただ、Wii版でのWiiコントローラーでの操作と違い普通のコントローラー操作なので、なんともエイムがうまくいかなくてもどかしい。
一応買う予定にはしているのだけど、まだ「WO LONG」が全然終わりそうにないので、まだ先かなぁ。ただそんなことを言っていると、5月には「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」が出てしまうので、タイミングを逃すと当面できないかもしれない。


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七人の特命隊

3月 11th, 2023 by PureJyam

「七人の特命隊」 1968
主演がチャック・コナーズということで、ハリウッド製西部劇かと思いきや、イタリヤ・スペイン合作のマカロニウェスタン。監督はエンツォ・G・カステラーリという人。他には後にクエンティン・タランティーノが監督した「イングロリアス・バスターズ」の元ネタとされる「地獄のバスターズ」というのを撮っている。
南北戦争の最中、南軍の密命を受けた癖ある悪党7人が北軍の軍資金を狙う。というあまりマカロニウェスタンっぽくはないストーリー。7人のメンバーはそれぞれ馬鹿力とかナイフ使い、爆弾使い、軽業師みたいな特徴があって、多彩なアクションを見せてくれる。
原題は「Ammazzali tutti e torna solo」で直訳すると「全員殺して一人で帰ってこい」という劇中のセリフを抜き出したもの。まぁひねりのあるストーリーを匂わせてる感じか。
アクションたっぷり、個性ある登場人物、二転三転するストーリーと、面白要素満載なはずなのだが、今一つ盛り上がりに欠ける。各メンバー個人ごとの描写が少ないので、モブ感が拭えないのと特に後半になると主人公に感情移入できない展開なのが痛い。あと無駄に長い銃撃戦に緊張感が感じられないのも残念点か。

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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

3月 8th, 2023 by PureJyam

ブルーレイはなかったので、DVDでしかも中古で買った。

「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」 2009
香港・フランス合作のハードボイルドアクション。監督はジョニー・トー。主演はジョニー・アリディ、アンソニー・ウォン。
マカオでとある家族が襲撃を受け、夫と子供が殺され妻のみがかろうじて生き残る。フランスでレストランを営む妻の父コステロは、復讐を望む娘のため殺し屋を雇い犯人たちを追う。
主演のジョニー・アリディは、この前見た「スペシャリスト」の主演の人であるが、さすがに40年後の映画ということで、やたらと渋い爺になっていて、見たときは同一人物とは気づかなかった。
原題は「復仇」訳すと復讐あるいは敵討ちということで、邦題のやたらとセンチメンタルなタイトルとは対照的に単刀直入なものである。誰が邦題を考えたのかはわからないが、まぁ映画そのものの雰囲気には合っているような気がする。
雇われた3人の殺し屋がなんともいい味を出していてよい。自分たちの状況が悪くなっても雇い主を見捨てずとことん約束を果たそうする男気に泣ける。
ジョニー・トーは、要所要所でなんともスタイリッシュな演出を見せていて、特に森の中の銃撃戦は印象的。さすがは香港映画の巨匠である。

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WO LONG

3月 6th, 2023 by PureJyam

以前、気になっているみたいなことを書いた「WO LONG」だが、結局買ったw
先月の終わりに最終体験版とかいう奴が出て、序盤が遊べてセーブデータを製品版に引き継げるというので去年の最初の体験版に引き続きやってみたわけだ。すると結構面白かった。前回の体験版はスキルとかが既に付与された状態だったが、今回は完全に最初からできるので、徐々に操作に慣れてゆくという形が取れたのがよかったのかもしれない。
ただ、前回の体験版への意見を踏まえて若干戦闘時のタイミング等が緩く調整されたという話もあるので、そっちの要因も大きいのだろう。前回の戦闘はかなりシビアに感じたのだよね。

「仁王」のチームが作っているということなので、まぁシステム的にはほぼ仁王である。ただ戦闘に化勁と氣勢という「SEKIRO」でいうところのはじきと体幹のようなシステムが導入されたのが大きな違い。単純な攻撃だけではあまりダメージを与えられないので、ちゃんと化勁をして敵の氣勢をそがなければならない。この化勁するタイミングが調整されたっぽいのだが、そうはいっても難しいことに変わりはない。

面白いっちゃあ面白いのだが、ちょっと化勁に重きを置きすぎた感がなきにしもあらずといった感じ。今作でもいろいろな武器が使えるわけだが、武器による攻撃の面白さが化勁によって失われているのだよね。どう攻撃するかというより相手の攻撃に合わせて化勁することのほうが重要なので、攻撃自体の価値がとても低い。そしてどんな武器種でも化勁のタイミングは同じなので、武器を変える意味が薄いのである。
そう考えると「SEKIRO」が武器固定であったことの意味について今更ながらに納得する。さすがは宮崎さんである。

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トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン

3月 4th, 2023 by PureJyam

「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」 1980
原作、脚本・監督ともにウィリアム・ピーター・ブラッディ。あの「エクソシスト」の原作者である。出演はステイシー・キーチ、スコット・ウィルソン。他に「エクソシスト」で神父役をしていたジェイソン・ミラーも出ている。
ベトナム戦争末期、精神に異常をきたした兵士が多発、軍は人里離れた古城を収容所として彼らを収容していた。ある日、そこに新任の精神科医が着任する。収容者のひとりである元宇宙飛行士のカットショウは、やたらと精神科医に絡み始めるが・・・。
原題は「The Ninth Configuration」直訳すると「第9の形状?」といった感じだが、どこかからの引用なのかなんらかの暗喩なのか全くわからなかった。ちなみに原作本の邦題は「センター18」で、これは収容所の名称なのでわかりやすい。映画の邦題である「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」は全く違うが日本で勝手に付けられたわけではないようだ。ウィリアム・ピーター・ブラッディはこのタイトルの小説を以前に書いていて、原作はそれを改稿、改題したものなのである。で、映画が最初に公開されたときに全く客が入らなかったため、その後の再上映時に原作の旧タイトルである「トゥインクル~」が使われたらしい。
とにかく分類に困る映画である。カルト映画としか形容できない。前半、精神病棟のいかれた連中のいかれた日常が描かれるので、そのまま反戦を戯画化した感じの映画なのかと思ったのだが、そもそも軍がなんらかの実験的治療を行っている施設ということで、徐々に微妙な匂わせ描写がちらほら出てくることに気づく。
もしかして主人公の精神科医がやがて患者側に取り込まれて、狂気と正常の区別ができなくなってくるような展開か?という風にも見ていたが、やられた。
ネタバレは避けるが、なるほどそっちに行くかという展開にちょっと衝撃を受けた。
感情の薄そうな精神科医と土壇場で月に行くことを拒んで収容されたカットショウとのやりとりがよい。これは二人の友情の物語でもあるのだ。

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トゥルー・グリット

3月 2nd, 2023 by PureJyam

「トゥルー・グリット」 2010
監督、脚本ともにコーエン兄弟。出演は以前見たやはりコーエン兄弟の「ビッグ・リボウスキ」にも出ていたジェフ・ブリッジスとマット・デイモン、ヘイリー・スタインフェルド。
父を殺した犯人を追うため、14歳のマティは連邦保安官のコグバーンを雇う。同じ男を追っているテキサスレンジャーのラビーフも合流し、3人はわずかな手がかりを追って旅立つのだが・・・。
という西部劇である。かつてジョン・ウェインが主演した「勇気ある追跡」のリメイクだ。そちらはタイトルは聞いたことあるものの見たことはないので、旧作との比較はできない。旧作の原題も「トゥルー・グリット」で、訳すと「真の勇気」といったところか。邦題も悪くはない。今作は原題をそのまま持ってきている。
ジェフ・ブリッジス演じるコグバーンがとてもよい。腕は確かだが、元悪党で大酒飲み大口ばかり叩いていて、しまいには雇い主であるマティに愛想をつかされる。もっともタイトルからわかる通り、彼は真の勇気を持つ男なのだ。
彼を雇うことになるマティは14歳という年齢に似合わない行動力と知力を兼ね備えていて、当時同年齢のヘイリー・スタインフェルドはその強い意志を持つ少女をうまく演じている。
それにしてもコーエン兄弟作品はシリアス物が安定して面白い。旧作も名作として名高いので、ちょっと見てみたい気がしている。

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ゲーム雑感その19

2月 28th, 2023 by PureJyam

ELDEN RING」が発売されて1周年である。いやはやなんとも早いことか。で、それに合わせて公式からDLCの予告が出た。ただ、あくまで現在開発中であるということと、上のイメージ画像が一枚だけのほんと単なるお知らせの域を出ない感じ。タイトルが「Shadow of the Erdtree」ということで、訳すと多分「黄金樹の影」。イメージ画像に本編ではあまり深ぼりされなかったミケラと思しき人物が描かれていいることから、恐らくミケラを題材にしたものになるのであろう。とはいえ今の時点で他に情報が出てないことを考えると、実際にプレイできるのは早くて今年後半か。悪くすると2周年に合わせてみたいなタイミングだろうか。まぁフロムソフトウェアはなんといっても「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」が控えているので、それのあとになる可能性は高いかもしれない。

こないだまでやっていた「FARCRY5」は一応メインストーリーが終わったので、今度はその続編にあたる「FARCRY New Dawn」をぼちぼちやっている。「FARCRY5」の方はまだサブクエストとか全然進んでいなかったりもするのだが、このゲームはある程度進行するとメインストーリーを強制的に消化させられる悪名高いシステムがあって、サブクエをこなしてからメインをゆっくり終わらせるというようなことができなかったのである。別にメインが終わってからサブクエをやればよいということなのかもしれないが、個人的にメインストーリーが終わってしまうとそれ以上はやる気が起きないので、続編の方にシフトしたわけだ。こっちもやることは大差がないが、強制的にメインをやらされるシステムではなくなっているので、5よりはまし。

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