ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

キングスマン:ファースト・エージェント

4月 11th, 2023 by PureJyam

「キングスマン:ファースト・エージェント」 2021
キングスマンシリーズの最新作である。監督は前2作と同様マシュー・ヴォーンが務めているが、話の都合上登場人物は一新されている。
第一次世界大戦の裏で暗躍する謎の組織とイギリス貴族オックスフォード公の死闘。全てが終わったとき、オックスフォード公はキングスマンを立ち上げたのだった。というようするにキングスマン創設秘話である。
原題は「The Kings Man」で、これだと邦題が1作目と被ってしまうので、ある意味わかりやすく「ファースト・エージェント」というサブタイトルを付けたのだろう。逆に1作目の原題は「KingsMan:The Secret Service」で、こっちにはサブタイトルが付いてたのだね。
舞台となる時代が第一次世界大戦頃ということで、ラスプーチンやらマタ・ハリやら当時の怪しげな人物が登場して華を添えるが、組織としてのキングスマンがまだ創設されていないということで、キングスマン要素はほぼない。なので、キングスマンとは無関係な歴史エンタメみたいな映画になってしまっている。
ただ、まぁエンタメ映画として普通に面白いので、個人的には楽しめた。ただこの監督は「キック・アス」のときからわりと重要な登場人物を死なせることで、お話を盛り上げるタイプの人で、今作でもそれは発揮されているため、そこに引っかかりを感じる人は多そう。
あと、ラスボスが小物すぎてインパクトに欠けるのもちょっとなぁとは思う。

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風立ちぬ

4月 9th, 2023 by PureJyam

「風立ちぬ」 2013
宮崎駿作品集買ったとかいうエントリーを上げたのはもう1年以上前だ。唯一見ていない「風立ちぬ」を見てみましょうなどと言っていたにもかかわらず放置してた。
で、まぁようやく見たわけだが、結局のところなんだこりゃ?という感想しか思い浮かばない。
ストーリーは、ゼロ戦の設計者である堀越二郎の半生を軸としてタイトルともなっている堀辰雄の小説「風立ちぬ」の要素を入れ込んだものである。なので主人公の名前は堀越二郎という実在の人物の名前を使ってはいるがノンフィクションではない。
いいとこのお坊ちゃんとして育った頭脳明晰で性格もよい無口な男が子供の頃からの夢であった飛行機の設計技師となり、やはり金持ちである娘と知り合って恋に落ちるが、娘は当時の不治の病である結核に侵されていた。という感じで、どうにもこうにも二系統のお話を無理やりくっつけた感が否めない。本当は「風立ちぬ」のアニメ化をしたかったが、それだけではアニメとして表現しきれないので、自分のテリトリーである飛行機を設計する人物を担ぎ出してアニメとしての見せ場をわざわざ作ったという風にも見える。全ての描写が浅く中途半端で、肝心なところは二郎の見た夢の中でイタリアの設計者カプローニとの会話で表現しようとするのが、逃げとしか見えない。
多分実写であれば、もう少し違う印象だったのかもしれないが、アニメとしてこの物語を表現しようとするのはそもそも無理だったのではという気がしないでもない。

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DDR4-3600 その2

4月 7th, 2023 by PureJyam

PCをいろいろ変えてからもう3年経った。早いものである。あのとき買った16Gのメモリーのままずっと使っていたのだけど、そろそろメモリーの増設しようかなと思いたったわけだ。
3年経つので、CPUやらグラフィックボードやらも変えてみたい気はするのだけど、CPUの能力に不満はないし、グラフィックボードはこれ以上のものにするとなると、高すぎて手がでない。ということで、とりあえずメモリーの増設だけにした。増設はもっと早くしたかったのはやまやまなのだけど、なんかずっとメモリーの値段が高くて先送りにしてたのだよね。

前回は、8G×2で15,000円もするやつを買ったのだが、今回は16G×2で12,000円程度という半分以下の値段のやつにした。まぁ3年前はまだDD4-3600があまりなかったので、とりあえず高い奴でいいかみたいな感じで買ったのだけど、今となっては安いのから高いのまでいろんなのが出回っていて、選ぶのに困らなくなったからというのもある。もちろん性能的には低いのだが、クロックが同じならあとは誤差の範囲内程度の差だろう。
増設といっても32Gくらいになればよかったので、今回も8G×2で16Gを買おうと思ったのだが、4枚刺すと性能が落ちるとか、メーカーやアクセスタイミングの異なるメモリーの混在の場合、相性でうまくいかないとか、いろいろな懸念点があるようだったので、最悪今のメモリーを抜いて差し替えて使うことも想定し、16G×2の32Gを買った。

結果としては、4枚混在でも特に問題なく動いたので、合計で48Gの大量増設となった。最初刺したときは、なんかクロックが2130程度でしか動いてなくてこりゃやばいかなと思ったのだが、UEFIの画面で設定し直したらちゃんと3600で動くようになった。
一応どの程度の性能ダウンがあったかわかるように、増設前後でFFのベンチマークを取ってみたので、比べてみたが、増設前は17268、増設後は16783ということで、約2.8%のダウン。
まぁ気にするほどではないかな。

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悪の法則

4月 5th, 2023 by PureJyam

「悪の法則」 2013
監督はリドリー・スコット、主演はマイケル・ファスベンダー、他にキャメロン・ディアス、ブラッド・ピット、ハビエル・バルデムらが出ている。
弁護士として成功しているファスベンダーは、ちょっとした小遣い稼ぎに麻薬取引に手を出す。しかし、とある人物の介入で取引は失敗し、ファスベンダーはメキシコの麻薬組織の怒りを買うことになる。
原題は「counselor」という単に弁護士というだけのあっさりしたもの。主人公は作中で名前は出てこず、常にcounselorとだけ呼ばれている。邦題はまぁ映画の内容を端的に表現しようとしたのだろうとは思うが、センスはない。
脚本を書いたのは、コーマック・マッカーシーという「ノーカントリー」の原作小説を書いた作家である。作家による脚本であるというせいか、セリフによる匂わせ表現が多い。ストーリーをセリフで説明するというような稚拙なものではないのだが、弁護士と婚約者、麻薬取引の共同出資者の実業家、仲介人らとの会話シーンがかなり多くなっている。ただその会話シーンと麻薬取引が淡々と進んでゆくシーンとの対比が大きな緊張感を生み出しているので、そこはリドリー・スコットのうまさなのだろう。
ただわかりにくく救いのないストーリーには賛否がわかれているようだ。わたしは結構面白く観た。
「ノーカントリー」でサイコな殺し屋を演じていたハビエル・バルデムが、今作ではちゃらい実業家をやっているのだが、あまりにも印象が違いすぎて同一人物とは気づかなかった。まったくもってすごい役者だ。何を考えているのか全くわからない不気味な女役のキャメロン・ディアスもインパクトあるけどね。

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コマンドー

4月 3rd, 2023 by PureJyam

「コマンドー」 1985
マーク・L・レスター監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画。といっても今さら説明の必要もないくらい知られた作品だろう。
わたしももう何度もテレビで見ているので、なんでブルーレイ買ってしまったのか自分でもよくわからない。でもまぁたまに見たくなるんだよねぇ。さすがに最近はもう地上波では放映されてなくなってきているしね。
元コマンドー部隊のメイトリックス大佐は山奥でまだ幼い娘と暮らしていたが、ある日娘を誘拐され、某国の大統領暗殺を強要される。しかしメイトリックスは命令を無視し娘の奪還に向かうのだった。
ストーリーは単純でわかりやすく、展開もスピーディなので、何も考えずに見られるエンタメ映画としては最高のでき。ツッコミどころも満載だが、それも含めて楽しめるし、何より最初から最後まで圧倒的に強い人間離れしたシュワルツェネッガーには笑うしかない。さらに、吹き替えのセリフのセンスがよくて、もはやネットミーム化してるくらいにすごい。
ただ一か所だけどうにも納得いかないのは、シュワルツェネッガーが人質である娘の居場所を特定する前に敵に攻撃始めてしまったところ。最初に見たときから気になっていたが、さすがにそれは軽率すぎだろう。まぁ映画の展開的にはそういう流れにするしかなかったのはよくわかるのだけどね。

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BLUE PROTOCOL

4月 1st, 2023 by PureJyam

「BLUE PROTOCOL」はバンダイナムコが開発中のMMOである。去年の11月頃、年明けにネットワークテストをするから応募してねというのを見て応募して、当選していたもののテスト自体が無期延期されていた。もはやすっかり忘れていたのだが、1週間くらい前に来週テストを再開するというメールが来たのだった。

一昨年の暮れにFF14を一瞬だけやって以来のMMOだが、今回はまだネットワークテスト段階なので、実際のサービス開始がいつになるのかは不明だ。
開発中だからなのか、そもそも仕様なのかはまだわからないが、キャラメイクのパターンがめちゃ少なくて、こないだの「ポケモン バイオレット」にも及ばない。種族とかそんなものもなく、単に人間だけだし、顔も数パターンで髪型も多くない。まぁそれはしょうがないにしても、いまどき男と女に分けて、髪型も男用女用、服装も男用女用で別にするとかはありえない発想。何年前のゲームだよって感じ。

なので、人が集まる場所に行ってもあまりバラエティに富んだ面子がいないのがちょい寂しい。FF14とかだと、いろんな種族がいろんな服装でいるので、それだけでも楽しいのだけどね。サービス開始までには、少しは増えたりするのだろうか。ただ、オープニングアニメを見る限り人型の登場人物しか出てきてないので、ちと望み薄か。せめてもキャラメイクのパターンは増やしてほしいとこだが。

それにしてもMMOというのは、メインストーリーみたいなやつがありつつサブクエを受注してこなしてゆくみたいな感じで、大体が似たり寄ったりなシステムになってしまうのだね。ただもうちょっと魅力的なクエストとかを用意しないと、人集まんないんじゃないかなぁ。どういう課金方法にするのかはわからないけど、今MMOを新規に作って果たして稼げるのかどうか。

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ゲーム雑感その20

3月 29th, 2023 by PureJyam

この前の「Nintendo Direct」では新PVのみの公開だったが、今回本編が完成したということで、10分ほどのプレイ映像が公開された。
今までのPVを見る限りグラフィックもシステムもどう見ても前作から引き継いでいるようにしか見えなくて、単純に空の島が追加されただけの続編なのかなとも思っていたが、ここにきて重要な要素が公開されていてわりとびっくり。まさかクラフト要素をあそこまで拡張してくるというのは予想外。
PVでもなんか変な車やらドローンやらみたいなものが登場してきていたが、自分でクラフトして作れるものだったとはね。実際のゲームでどこまでできるのかはやってみないとわからないが、本編そっちのけでとんでもない物を作るやつとかは出てきそう。

で、発売の5/12まではどうしようかということで、「WO LONG」の続きをやろうと思ったのだが、2週目のボスがやたらと強くなりすぎて、大技一発で即死してしまう。そもそもボスの攻略が大技出し待ち戦法なのに1ミスで即死はつらすぎる。もはや立ち回りがどうこうじゃなくて、正しいタイミングでボタンが押せるか押せないかというゲームになってしまいめちゃテンション下がったので、やめた。

その代わりと言ってはなんだが、PlayStationPlusのフリーゲームに「GHOSTWIRE:TOKYO」が来ていたのでやってみた。これは発売当時気にはなったものの、スタッフが「サイコブレイク」のスタッフだというところに引っかかって様子見していたのだよね。
渋谷を舞台にしたオープンワールドっぽい感じのゲームで、中年の魂に憑依された青年が手に入れた能力で悪霊を倒しながら般若の面の男に拉致られた妹を取り戻しにいくというもの。まぁまぁ面白い。特に渋谷の街の再現度合が半端なくて、街をうろつくだけでも楽しい。
また、タイミングよく4月に拡張アップデートが来るということなので、これでゼルダまでいけるかなぁ。

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狼たちの午後

3月 26th, 2023 by PureJyam

「狼たちの午後」 1975
監督はシドニー・ルメット。主演はアル・パチーノである。ニューヨークでの銀行強盗事件を描く。原題は「Dog Day Afternoon」。昔何かで、犬がへたばるほど暑いから「Dog Day」と言うんだみたいなことを聞いたのだが、どこでだろう。
夏のくそ暑い日の午後、銀行強盗に入ったソニーとサルはその杜撰な計画からかすぐにばれて、周囲を警察に取り囲まれてしまう。二人は銀行員を人質にしてなんとか脱出しようと試みるが、事態は悪化の一途をたどってゆく。
監督と主演とこのあらすじからすると緊迫したクライムアクションあるいはクライムサスペンスというジャンルなのかとも思ってしまうが、ちょっと違う感じ。個人的にもかなり昔多分公開当時からタイトルだけは知っていたが、どシリアスでハードなアクション物だとばかり思っていた。
実際のところは、わりとコメディっぽい演出も含んでおり、緊迫した雰囲気はないし、ド派手なアクションもない。どちらかというと、銀行強盗、人質の銀行員たち、警察のやりとりに重点を置いた描写である。極論するとアル・パチーノの演技を見るための映画といっても過言ではない。とにかくうまい。無計画でカッとしやすいが、根っからの悪党ではなく人質たちにもきつくは当たれないというわりと複雑なキャラクターを魅力的に演じている。かといってアル・パチーノがヒーロー的に描かれているかというとそんなことはなく、最後までかっこ悪く情けない男として扱われる。
お話自体は公開の3年前に実際に起こった銀行強盗事件を元にしているらしい。どこまで事実に沿っているのかは不明だが、この脚本は1975年度のアカデミー賞を取った。なんでアル・パチーノは主演男優賞でないのだろうと思ったが、この年は「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンだったということで、そりゃまぁ仕方ないかという。わたしはまだ見てないですけどね。

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惑星ソラリス

3月 24th, 2023 by PureJyam

「惑星ソラリス」 1972
ソ連の巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督の手によるSF。原作はスタニスワフ・レムの「ソラリスの陽のもとに」。どちらも原題は単に「ソラリス」である。
謎の惑星ソラリスを探査中の宇宙ステーションに派遣された心理学者クリス。彼はそこで10年前に自殺した妻と出会う。それはソラリスの海が作りだしたコピーだった。
高校生のとき友人が見てはまっていた。その後なかなか見る機会もなく、46年の時を経てようやくブルーレイを買ったというわけだ。ストーリーのあらましは知っていたが、そのとき彼に聞いたのかその後何かで読んだのかは定かでない。
有名な話だが、未来都市の描写の中で東京の首都高を走るシーンがある。50年近く前の映像にもかかわらず、首都高から見える景色に大きな変化がなく、ある意味不思議な感覚だった。
SFではあるが、派手な特撮があるわけでもなく、大半は宇宙ステーション内のシーンで、非常に哲学的というか感覚的な映画だ。前回見た派手な特撮で押しまくる「スター・トレック」のようなSF映画とは真逆な物と言える。
映画としてはとてもよいが、原作の意図とは大分違っていたようで、原作者のレムは全く評価しなかったらしい。まぁSFとしての枠組みを使いながらもどちらかというと主人公の苦悩に主眼を置いた描き方をしているのでそれもしょうがない。
とてもゆったりとした映画だが、退屈はしない。それはやはりタルコフスキーの優れた演出が故であろう。
テーマ曲がバッハの「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」で、これはもう名曲中の名曲でまさに神曲である。

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WO LONG その2

3月 22nd, 2023 by PureJyam

WO LONG」はようやく終了。ようやくというかもう終了といった感じか。わりと短い印象。サブクエも全部こなして大体45時間くらい、最終レベルは101だった。
もっともこれも「仁王」と同じで敵が強くなった二週目があるので、まだ続けられはするのだけどね。
仁王2」では途中の蛇のボスが全く倒せなくて数十回死んだが、今作でそこまで苦戦してどうしようもないというボスはいなかった。
これはやはりゲームシステムの違いからくるものであろう。今作では、各ステージごとにリセットされる士気ランクというものがあり、ステージ内で敵を倒したり、ところどころにある旗台に旗を建てるとランクが上がってゆく。で、ランクが上がると攻撃や防御が強化されるのだ。ステージ内の旗台を全て見つけて旗を立てるとランクは20前後になって、ステージボスのランクと同等になる。
そうするとかなり楽に戦えるので、ボス戦を楽にしたいのなら、旗を全部立てるし、もっとヒリヒリした戦いがしたいのなら、旗をスルーしてしまえばよいわけだ。
私はどちらかというと全部見つけたい派なので、その分ボス戦は楽だったのかもしれない。
この自分で難易度を調整できるというシステムは新しい試みとして面白い発想だ。

戦闘はかなり面白かったのだが、前回書いた通り化勁というパリィが超重要なため、特にボス戦では相手の大技出し待ち戦法にならざるを得ず、武器や防具の重要性が薄い。また上記の士気ランクシステムにより、士気ランクを上げればその分攻撃力や防御力が強化されるので、さらに武器と防具の重要性が減ってしまっているのだ。武器を強化するより、旗を一つ多く立てた方がコスパがよいのだよね。
武器や防具については、ほぼ「仁王」と同じようなハクスラ的な扱いをしているのに、ゲーム内での重要性があまりなくて、強い武器をみつけてもありがたみがないし、強化しても道中の雑魚的には効果あるが、ボス戦ではあまり強化のメリットを感じさせてもらえないという。「仁王」では武器や防具を強化していゆくのが面白かったのだけど、今作では最後まで適当な感じでやってた。
「仁王」が「仁王2」でさらに進化したように「WO LONG2」がでればまたもっと面白くなっているだろうことに期待しよう。
とはいえ、今作も面白いゲームには違いないので、二週目も多分やるだろう。

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