1月 5th, 2021 by PureJyam
年末に放映されていたからというわけでもないのだけれど、漫画版の方を読み返したてみた。写真で1巻のみ雰囲気が違うのは、初版のためカバーが付いていないせいである。1982年9月発行なので、ほぼ40年前の作品なのだねぇ。
まとめて読むのは多分数十年ぶりなので、細かい内容はほぼ忘れていた。改めて通しで読むと物語の密度の濃さに圧倒される。1巻ごとに少し休まないと読み進められないくらいだ。これを読むと映画版の物語は、単なるダイジェストに過ぎないことがよくわかる。しかし、ここまで複雑な内容を2時間程度の中に収めた脚色はさすがとしかいいようがない。まぁ原作者本人が脚本を書いているというのもあるだろうが、要素の取捨選択がまさに職人芸と言える。
漫画版では非常に重要な役割を負う土鬼を排除し、トルメキア王家のごたごたも削除、本来土鬼が行った王蟲の引き寄せ作戦をペジテの生き残りにやらせることで、物語のスケールを限界まで圧縮している。漫画版での物語は、トルメキア、土鬼、周辺諸国という人の住むほぼ全域を巻き込んだ戦乱の中で腐海と人間の存在の真実を追うという壮大なお話だが、映画版では、あくまで風の谷を中心にしたこじんまりとした小規模な物語として再構成した感じ。全くの別物と言ってもいいかもしれない。この重要な要素を躊躇いなくぶった切れるところが才能なのだろう。下手な脚本家なら切り切れずに中途半端に設定を入れ込んで、結局説明不足になってしまうというパターンに陥るところだ。最初に漫画版を通読したときにも感じたが、この物語の圧縮術はほんとに素晴らしい。
もっとも宮崎駿監督本人は、やはり映画版のラストにはあまり納得していないらしいですけどね。漫画版のあのラストを見ると映画版はあまりにも牧歌的すぎる。しかし映画としてはクライマックスからラストへの流れとして、ああする以外ないとも言えるので、それはそれですごい。
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1月 2nd, 2021 by PureJyam
ブログで新年のあいさつをするのは、4年ぶりだ。2017年はわりと元気に幕を開けたものの、9月には長期休載に入ってしまい、2018年はまるまる空けて、ようやく再開したのは、2019年9月。去年の1月は過去編をひたすらやっていたので、あいさつ抜きだった。
ただ、2017年から始めた年始動画は一応続けていて、これで5本目ではある。そろそろネタが尽きてきたが、これを止めてしまうともう完全に終わってしまうような気がして、止めれない。
AfterEffectsの使い方もいろいろ学んできたものの、1年に1度しか使わないので、大抵次の年には忘れてしまって、結局また1からやり直しになることの方が多い。今年こそは何かしら動画を作りたいものだが、果たしてできるのかどうか(-_-;)
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12月 30th, 2020 by PureJyam
久々に紙のマンガを買う。しかもドラえもん(^^;) ネットでタイムリープ関係のネタを見ていたら、ドラえもんの「ガルパ星からきた男」というエピソードがかなり面白いという話が出てきて、ちょっと気になったので、買ってみた。大全集の17巻に収録されているという情報があったので、Kindle版を買おうとしたら紙しかなくてわざわざ買ったのだけど、さらに調べたら普通のてんとう虫コミックスの45巻にも載っていて、そっちはkindle版があったんだよね・・
この「ガルパ星からきた男」は、1994年に小学3年生、4年生、5年生の3誌に3回連載で掲載された、ドラえもんのエピソードとしては異例の中編らしい。ストーリーはタイムマシンがからんだかなり複雑な展開で、5年生はともかく3年生にはちょっと難しすぎたのでは?という印象。まぁわたしらから見る分にはかなり面白い。非常に巧みなな構成なのだけど、タイムマシン、ドラえもんの道具、のび太の性格というドラえもんならではの3つの要素がなければ、成り立たないお話になっていて、連載25周年の記念に書かれただけのことはある。さすがは藤子・F・不二雄先生。
ドラえもんでは、たまにタイムマシンを使ったSFよりのエピソードがあって、以前に、連載マンガの続きを読むためにタイムマシンで未来に行って雑誌を買ってきて、スランプに陥って続きが書けなくて困っていた作者が、それを見て続きを書くみたいな話があって、じゃあ実際にお話を作ったの結局誰なの?というパラドックス落ちがとても印象的だったが、いつ頃の作品だったのだろう。わたしが小学生の頃に読んだやつだったのかなぁ?
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12月 28th, 2020 by PureJyam
久々にブルーレイ2枚。買って見てないのが大量にあるので、年末年始でなんとか消化したい・・
「L.A.コンフィデンシャル」1997 タイトルは聞いたことあったが、内容は全く知らない。Amazonのセールで安くなっていたので買ってみた。1950年代のロサンゼルスが舞台の警察物。まだ駆け出しの頃のラッセル・クロウとガイ・ピアースとケヴィン・スペイシーが主演。これはなかなかに面白かった。一癖も二癖もある登場人物に複雑なストーリーと意外性。特に主演の3人の刑事の個性的な描写がよい。まぁたたき上げの刑事と日本でいうキャリア組の刑事の衝突というのもわりとありがちではあるけど、描き方がうまいですね。脚本が秀逸だなぁと思っていたら、アカデミー賞の脚色賞をもらっていた。
「Last Man Standing」1996 黒澤明の「用心棒」の翻案物ですね。マカロニウエスタンの「荒野の用心棒」は無許可で作られたらしいですが、こっちは多分ちゃんと許可を得て作ってる。1998年にTV放映されていて、多分わたしもそのときに一度見ています。が、主演がブルース・ウィリスだったことくらいしか記憶にあまりせん。 舞台は1930年代?で、もう西部劇の時代は過ぎ去り、電気も車もある時代の話になっていますが、出てくる人間がギャング団に変わって撃ちあいが派手になっただけで、結局はマカロニウエスタンとあまり印象が変わらないですね。ブルース・ウィリスはよい人選だと思うんですが、あまり生かし切れていない感じ。「用心棒」の三船敏郎も「荒野の用心棒」のクリント・イーストウッドも、やたらと強いが、ちょっととぼけて憎めないキャラクターであるところが魅力だったが、この映画でのブルース・ウィリスにはそういう感じが薄い。とにかく全体的ににやりとさせるような描写がなくて、作り手が「用心棒」を理解していないとしか思えない。同じ翻案でも「荒野の用心棒」の方が数倍完成度が高い。
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12月 26th, 2020 by PureJyam
「東京クロノス 」を作ったスタッフの新作が出たということで、買ってしまいました。前作は、PSVRのパッケージ版を買ったのだけど、今作は、Oculusでしか出ていないんだよね。OculusとPSVRだとどっちが売れているんだろう。Oculusは安い2が出て、かなり売れたんだろうか。前作もOculusでも出ていたわけなので、いずれPSVRにも移植されるのかな?
「東京クロノス」は現代物のミステリーだったが、今作は全く趣を変えて、完全にSFである。地上は正体不明の敵に蹂躙され荒廃し、人間は地下に住んでいるらしい。まぁ始めたばかりなので、まだ詳細がよくわからんのだけど、登場人物の会話の内容からするとそんな感じ。基本的には前作のシステムと同じで、3D化されたテキストアドベンチャーなのだが、巨大ロボットに乗って戦うシーンもあって、前作より大分派手になった。
前作もかなり面白かったが、これも期待大。前作はストーリーの都合上、後半回想シーンが多用されてちょっと微妙だった部分があるが、今回はどうなのだろう。ストーリーがかなり違うので、そういうとこは改善されているのだろうか。2作目ということで、1作目の延長上で来るかとおもいきや、全く違うジャンルで挑戦してきたのがなかなか素晴らしい。はてさてどうなることやら。
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12月 23rd, 2020 by PureJyam
電脳ベストならちょっとサイバーっぽいのだが、電熱ベストじゃなんともしまらない。寒さ対策のため買ってみた。 家が古くちょっと電化製品を同時に使用すると、あっという間にブレーカーが落ちてしまう。まぁそのために無停電電源装置まで導入 しているわけだが、とにかく冷暖房に不自由しているのだ。部屋にエアコンはあるものの、古いため電力を食う。しかも冷房はできるが暖房機能がない。冷房もなるべく使わないようにしているが、寒いときはもうどうしようもないわけだ。一応小さいセラミックヒーターはあるだけど、強にすると1000w、弱で500wも電力を食うため、恐ろしくて強にはできない。家に人が少ないときに恐る恐る弱で使っているのだが、弱だとあまりあたたまらないのだよねぇ(-_-;)
そこで、電熱ベストの出番だ。これなら、モバイルバッテリーで稼働するので、ブレーカーには影響しない。使い放題である。 この手のやつは、類似品がたくさんあって、ほんとピンキリだ。怪しい中華製のものが大半なので、選択が難しい。今回買ったのは、一応雑誌に取り上げられていたのと、アマゾンのレビューチェックサイトでも危険度が少なかったBemegaとかいうメーカーのやつにした。
バッテリーは、以前購入した、ダンボーバッテリー を使う。頑張って買ったわりにあまり活躍の場がなかったのだが、今度こそは役にたってもらう。ダンボーバッテリーは一応10000㎃hあるので、40°Cの中温で6~7時間は持つというのが、うたい文句だが、実際は5時間半ほどで力尽きた。わたしとしては、寒い午前中を乗り切ってくれれば御の字なので、十分すぎるくらいである。ただ、このベストについているUSB端子は、通常の端子の外側の金属部分の覆いを取り去ったような形状をしていて、確かにこれだと方向を気にせずに刺せるというメリットがあるものの、差し込む端子側がちょっとゆるいとすぐに電力供給が切れてしまうという欠点がある。アマゾンのレビューでもそれに触れているものがあったが、バッテリーによって切れやすいものがあるようだ。残念ながらダンボーバッテリーはあまり接続がよくなくて、すぐに切れてしまう。 別の20000mAhくらいあるのを買おうかとも思ったが、手持ちのUSB延長ケーブルを使うといい感じに切れないことが判明したので、当面はこれで様子見という感じ。
いまのところ、中温でしか使っていないが、いい感じに暖かい。使い捨てカイロをベストに貼っているような感覚である。これでこの冬は乗り切れそうだな(^^;)
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12月 21st, 2020 by PureJyam
ネットを見ていたら、重い毛布というのが売れているらしいという話を見つけた。実のところわたしは、軽い布団よりも重い布団の方が好きなのである。今使っているのは、安くて軽い肌掛け布団とその上にこれまた安くて軽い羽毛布団をかけている。ただ、冬はそれだけだと寒いので、その上に毛布を掛けている。昔使っていたそこそこ高い羽毛布団は、真冬でもそれだけでかなり暖かかったのだけど、やはり値段相応なのであろう。
値段はともかく、いずれも軽いのでどうも布団に入っている気がしないし、わたしは寝相が悪いので、寝ている間に布団がずれまくって寒さで目を覚ますなんていうことも度々ある。 なので、この重い毛布というのを掛ければ結構いけるのでは?という期待を持ってポチったのが、10月ごろの話だったりする。 売れているというのは、嘘ではないようで、ポチったときのサイトの表示では、発送が12月の初旬になっていて、まぁ本格的に寒くなる前に届くならいいかなと思ったわけだ。
で、ちゃんと12月初旬には届いたのだが、5.5kgというのは結構重い。巷では10kgくらいする毛布も売っているらしいので、5.5kgじゃそんなに大したことないだろうと高を括っていたのだが、実際荷物を受け取ってみたら、いやはや重いこと。確かに5kgの鉄アレイと同じわけだから、そりゃそうだよね。ただ、使うときは広げているので、重量が分散されるせいかずっしり感はあるものの苦しくなるほどではない。重い布団好きのわたしとしては、なかなかに心地よい。
重い布団が何故売れているかというと、どうやら寝つきがよくなり、眠りが深くなるという効果があるかららしい。しかし、わたしはそもそも寝つきはよい方なので、その辺の効果はわからなかった。眠りが深くなったかどうかも不明だが、最初に使った日に見た夢がやけにはっきりしていたことは確かだ。夢はいつも見るのだが、普通はなんとなくこんな夢だったなぁと思い出す程度なのに、その日はやたらとはっきり内容を憶えていた。多分レム睡眠とノンレム睡眠のタイミングが変わったせいなのだろう。
とはいえ、慣れというのは恐ろしいもので、多少の重さはあまり感じなくなってきた。最初に使ったときのうわっ重!みたいな感動は、2,3日でなくなり、2週間くらいたった今では、こんなに軽かったっけと思うように・・・ うーんもっと重くしないとだめなのかな(-_-;)
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12月 18th, 2020 by PureJyam
というわけで、またなんとかミニ系のやつを買ってしまいました。まぁしょうもないっすねぇ。今までは、ファミコンとかの古いコンシューマー機のミニ版でしたが、今回は、アーケード筐体のミニ版です。セガの筐体なので、入っているゲームももちろんセガのもの。当時のアーケードゲームが37本入っているというなかなかなボリュームです。初代のバーチャファイターとかスペースハリアーとかぷよぷよとかですね。だいたい1985年から1995年くらい頃のものがほとんどです。
わたしがゲーセンに入り浸っていたのは1980年代前半なので、時期的にちょっとずれていて、実際にアーケード機でやったことがあるのは、スペースハリアーくらいでしょうか。バーチャファイターとかぷよぷよは、その後セガサターンで出てからやってるんですよね。しかもゲーセンでやってたのは、主にナムコのゲームだったので、個人的には、セガよりもナムコのゲーム機を出して欲しい(^^;) まぁそもそもセガだからこそこんなものを作っちゃったって感じではありますけどね。
今までのミニ系とは違い、アーケードゲーム機のミニ版なので、ちゃんとディプレイが付いています。一応4インチあるので、小さすぎて見えないということはないですが、じじいの目には結構厳しい。特に本来縦画面のゲームは、画面の真ん中あたりに縮小されて表示されるので、実質2インチくらいのサイズ感です。そのへんは作り手も考えているのか、縦画面ゲームは2つだけでしたけどね。いっそのこと、画面を回転できるようにしてくれた面白かったですが、さすがにそれはコスト面で厳しいのでしょう。まぁHDMI出力もできるので、でかいモニターに繋げば問題ないちゃあないです。
筐体に付いているジョイスティックは、小さめではありますが、作りはちゃんとしているので、安っぽい感じはしません。できれば、コントローラーの出力端子を付けて、コントローラだけ別なゲーム機に繋げられるようにしてくれれば、もっとよかったですが、それは無理筋ですかね。
いろいろミニ版ゲーム機が出ましたが、今度は是非ともセガサターンのミニ版を作ってほしい。プレステのミニ版が作れたんだから、セガサターンもできそうですけどねぇ。セガならやってくれそうなんだけどなぁ(^^;)
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12月 14th, 2020 by PureJyam
期待されていたわりに、評価は割れてますねぇ。あれだけ延期しまくったにも関わらず、バグがかなりあるというのと、特にPS4やXboxのいわゆるコンソール版が、それに加えて処理落ちやらグラフィックの質の悪さでかなりだめだめらしいです。いやぁ、PC版にしておいてよかった(-_-;) 公式もとうとう返金対応します とか言い出しましたし、落ち着くまでにはまだかなりかかりそうです。
PC版は、まぁ特に表示がらみのバグはかなりあるものの、概ねちゃんとプレイできているので、それほど評価は悪くないようです。わたしもいろいろ遭遇しましたが、ズボンからち〇ち〇がはみ出てしまうとか、鏡を見たらつるっぱげになってるとかいう、ネタなのか?みたいのが多くて、ある意味微笑ましい。 ゲーム自体はかなり面白いので、いずれバグの問題が片付けば、評価は変わってくるでしょう。
とにかく2077年の世界の作り込みがすごくて、街をうろつくだけでも飽きません。まぁ「ブレードランナー」以降の近未来描写の延長といえば、そうなのですが、現在の街並みと近未来の街並みがごった煮された感と日本や中国とアメリカの混合文化なとこが、個人的にはとても好きです。街中には普通に、「ラーメン」とか「24時間営業」とか書かれた看板があるので、なんとなく秋葉原あたりがあと何年かするとこんな感じになってるんじゃないかとも思っちゃいます。
それと、やはり今回FPSであるところが、より没入感を深めていますね。TPSだとどうしても操作している感があるんですが、FPSの場合、その世界で自分が動いているという感覚が強い。これでもしVR対応とかされたら、ほんと帰ってこれなくなりそう(^^;)
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12月 10th, 2020 by PureJyam
最後のどんでん返しで、ぎりぎりでまた延期になるんじゃないかとやきもきさせた「サイバーパンク2077」は無事にリリースされました。 最初の方だけちょっとプレイしてみましたが、まだよくわかりません。システムを把握しきれていないので、どういう風にスキルを割り振っていけばよいのか、わからないし、アイテムの使い方も曖昧です。もう少しやってみないことには何とも言えない感じ。
今回、「ウィッチャー3 」のようなTPSではなく、純粋にFPSなので、一応キャラクリエイトはできるものの、プレイ中はほとんど自分は見えないので、ある意味どんな見た目でもよいのですが、そこはやはり自分好みにしたくはなりますよね。最初、女キャラで行こうかと思ったんですが、あまりかわいくできなかったので、男でいくことにしました。いずれにせよあまり詳細な変更はできなくて、パーツごとに用意されたパターンを選ぶだけなんですけどね。 今回、PC版を買っているので、あまり規制が入ってなくて、男の場合、ち〇ち〇の大きさまで変えられます。だから何って感じですが・・・(-_-;)
序盤で、大柄な相棒と知り合って行動を共にすることになるんですが、それが周囲の雰囲気と相まって、まさに攻殻機動隊のバトーとトグサがつるんでいるようです。できれば声も同じにしてくれたら面白かったですが、さすがにそういうわけにもいかないでしょうね。 とにかく、もうちょっと続けてみないことには評価できないかなぁ。つまらなさそうな感覚は全くないので、とにかくシステムに慣れるのが先決ですね。
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